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サイクル ロードレース コラム 2023年5月15日

【ジロ・デ・イタリア2023 第9ステージ結果速報】雨天の個人TTをエヴェネプールが最速タイム41分24秒(平均時速50.725km/h)で駆け抜け今大会区間2勝目&総合首位へ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ジロ・デ・イタリア

今大会2勝目レムコ・エヴェネプール

今大会3度ある個人タイムトライアルの2回目、35kmの距離を走行時速52km〜56km前後での超高速バトルが予想されていたがあいにくの雨模様。第3出走のダーン・ホーレ(トレック・セガフレード)が最初のターゲットタイム44分47秒を出し、チャーリー・クオーターマン(チーム コラテック)、アレックス・キルシュ(トレック・セガフレード)がトップタイムを更新、エドアルド・アッフィニ(ユンボ・ヴィスマ)、マイケル・ヘップバーン(チーム ジェイコ・アルウラー)、オランダチャンピオンジャージを纏ったバウケ・モレマ(トレック・セガフレード)42分23秒と好走がつづく。

ブルーノ・アルミライル(グルパマ・エフデジ)が平均時速50km/hを越え、続くシュテファン・キュング(グルパマ・エフデジ)が41分28秒で暫定首位へ。総合上位勢ではテイオ・ゲイガンハートイネオス・グレナディアーズ)が第1計測、第2計測、第3計測とタイムを更新しつつ暫定首位の41分26秒、ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)はさらに第1計測、第2計測を上回り41分25秒でフィニッシュ。

ジョアン・アルメイダUAEチームエミレーツ)とプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)はタイムが伸びず、アルメイダ41分59秒で暫定7位、ログリッチは中間計測での遅れを取り戻すラストスパートで41分41秒暫定5位で走り終えた。最終走者アンドレアス・レックネスン(チームDSM)は第1計測で47秒遅れ47位通過でマリア・ローザの保持は限りなく難しい状況となった。

第1計測、第2計測のトップタイムを更新したレムコ・エヴェネプールスーダル・クイックステップ)はトーマスより1秒速い41分24秒(平均時速50.725km/h)で今大会2度目の区間優勝に輝いた。総合タイムでも2位のトーマスに45秒の差をつけマリア・ローザを奪還している。

「第1区間はペース配分を間違えて飛ばしすぎてしまい、第2区間が向かい風でよくなくて、テクニカル区間に入ってからは脚を休めることができたからタイムを取り戻せた、ベストのTTではなかったけど勝利できたので喜ぶべき、明日はしっかり休んでこれからに備えたい」エヴェネプール勝利後インタビュー

※エヴェネプールはその後の検査でCOVID-19陽性判定、大会を去ることになりました。

J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTube

【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第9ステージ|Cycle*2023

ステージ順位
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 00h 41' 24''
2 ゲラント・トーマス(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 01''
3 テイオ・ゲイガンハート(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 02''
4 シュテファン・キュング(スイス/グルパマ・エフデジ)+ 00' 04''
5 ブルーノ・アルミライル(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 00' 08''
6 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00' 17''
7 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 24''
8 アレクサンドル・ウラソフ(/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 30''
9 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00' 35''
10 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 42''
・・・
73 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 03' 55''

個人総合順位
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 34h 33' 42''
2 ゲラント・トーマス(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 45''
3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00' 47''
4 テイオ・ゲイガンハート(イギリス/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 50''
5 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 01' 07''
6 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー/チームDSM),,
7 アレクサンドル・ウラソフ(/ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 48''
8 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 02' 13''
9 レナード・ケムナ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 02' 37''
10 パヴェル・シヴァコフ(フランス/イネオス・グレナディアーズ)+ 03' 00''
・・・
154 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01h 54' 10''

ポイント賞
1 ジョナサン・ミラン(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)113 Pts
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)100 Pts
3 マッズ・ピーダスン(デンマーク/トレック・セガフレード)89 Pts

山岳賞
1 ダヴィデ・バイス(イタリア/エオーロ・コメタ)86 Pts
2 ティボー・ピノ(フランス/グルパマ・エフデジ)50 Pts
3 カレル・ヴァチェク(チェコ/チーム コラテック)36 Pts

ヤングライダー賞
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 34h 33' 42''
2 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 01' 07''
3 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー/チームDSM),,

チーム総合順位
1 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)in 103h 43' 30''
2 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 06' 19''
3 EFエデュケーション・イージーポスト(アメリカ)+ 07' 08''

リタイア
64 ダヴィデ・チモライ(イタリア/コフィディス)

第10ステージコースマップ

第10ステージコースマップ

5月16日(火)第10ステージ
スカンディアーノ > ヴィアレッジョ
196 km(平坦 ★★☆☆☆)

1回目の休息日の翌日。何事もなければ、総合系ライダーたちにとっては、それほど難しいステージにはならないはず。もちろんグランツール休息日明けにありがちな「休みボケ」には注意すべし。むしろこの日は逃げ屋とスプリンターの駆け引きに要注目。特にマリア・チクラミーノが欲しい面々は、2日連続のスプリントチャンスを逃してはならない。

前半は中級山岳ステージ。スタート直後からいきなり上り基調で、しかも細かい起伏が繰り返し襲いかかる。さらには、すでに何度となくプロトンを苦しめてきたアペニン山脈を、改めて乗り越えねばならない。87.5km地点にそびえ立つ2級ラディーチ峠は、正式な登坂距離こそ7.1kmだが、実質は40km近くもかけてじわじわと標高1527mまで上り詰める。平均勾配も4.4%と易しめながら、最大11%ゾーンも潜む。

山頂からは30km近いダウンヒル。開催委員会曰く「テクニカルかつスピードの出る下り」。つまりヘアピンカーブはそれほど無い代わりに、細かいうねりがうんざりするほど続く。下りきった直後には、休む間もなく4級モンテペルポリもこなす。

一方の後半は平坦ステージ。4級山岳を終えると、残り70km、道はすっかり平坦(しかも下り基調)になる。ラスト20kmにほんの小さな出っ張りが待ち受けるが、それほど恐るべきものではない。ちなみに昨大会13日目の前半起伏・後半平坦ステージでは、ラスト1kmで、スプリント列車がぎりぎり逃げを吸収した。一方の同じく第18ステージは、たった4人の小さな逃げが、14秒差で追走をかわし切った。

ラストは5日ぶりにティレニア海岸へ。ティレーノ〜アドリアティコ開幕TTの舞台としてもおなじみ、文字通り一直線&完璧に平坦な海岸道路を3.6km突き進んだ果てに、フィニッシュラインは引かれている。

高低差図

高低差図

ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

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