人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【Cycle*2023 エシュボルン・フランクフルト:プレビュー】ドイツ自転車界春の祭典 新ルート採用でスプリンターvsクラシックハンターの構図がより鮮明に!
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介60回目の記念大会をむかえるエシュボルン・フランクフルト
なかでも、ホストチームであるボーラ・ハンスグローエの本気度がすさまじい。前回優勝のサム・ベネットは今年ももちろんエーススプリンターとしてメンバー入り。展開次第ではマキシミリアン・シャフマン、ニルス・ポリッツの両ドイツ人ライダーも優勝争いへ出馬する。
スプリント勝負になれば、本命は前々回の覇者であるヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)。パリ〜ルーベでの満点アシストが記憶に新しいが、今季はすでに4勝を挙げているようにフィニッシュ前のスピードと勝負強さは群を抜く。ボーラ・ハンスグローエとアルペシン・ドゥクーニンクのトレインが、最終盤でどんな主導権争いを見せるかも楽しみ。
大ブレイク間近のアルノー・ドゥリー(ロット・デスティニー)は、ここで大物食いに成功できれば一気に飛躍しそう。4年前にこのレースを勝っているパスカル・アッカーマン(UAEチームエミレーツ)は、平地系アシストを固めての参戦。少人数の争いになれば、マルク・ヒルシが代役を務めることになる。
パリ〜ルーベでのクラッシュで涙したジョン・デゲンコルプ(チームDSM)は、勝てば実に12年ぶりの戴冠。2014年からの4連覇を含め、7大会連続で表彰台に上がっている(2015年と2020年は大会休止)アレクサンダー・クリストフ(ウノエックス・プロサイクリング チーム)は、この大会における“マイスター”。スピードマンをそろえたチーム ジェイコ・アルウラーは、上りも強いマイケル・マシューズで勝負か。マキシミリアン・ヴァルシャイド(コフィディス)も、北のクラシック以降調子を上げてきている。
今季好調のアンテルマルシェ・サーカス・ワンティからはゲオルク・ツィマーマン、EFエデュケーション・イージーポストはヨナス・ルッチと、逃げを得意とするジャーマンライダーが出走を予定している。
そして、バーレーン・ヴィクトリアスは新城幸也を招集。2年連続3回目の出場となる今回は、自国での勝利にかけるフィル・バウハウスを支えることが主な役割になりそう。トレインを牽引し集団前方へと上がる職人ぶりにも期待をしよう。
1日を通して自転車一色に染まるフランクフルト。アンダー23・ジュニア・ユースの年代別レースも行われるほか、選手たちが走るコースを体験できるミニツアーも催される。
文:福光 俊介
福光 俊介
ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
5月11日 午後7:20〜
-
5月9日 午後9:00〜
-
5月10日 午後7:50〜
-
5月12日 午後9:00〜
-
5月14日 午後9:00〜
-
5月8日 午後9:00〜
-
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 休息日TV 第1ステージ~第9ステージ
5月13日 午後9:00〜
-
5月7日 午後9:00〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!