人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2023年4月30日

【Cycle*2023 エシュボルン・フランクフルト:プレビュー】ドイツ自転車界春の祭典 新ルート採用でスプリンターvsクラシックハンターの構図がより鮮明に!

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line
エシュボルン・フランクフルト

60回目の記念大会をむかえるエシュボルン・フランクフルト

なかでも、ホストチームであるボーラ・ハンスグローエの本気度がすさまじい。前回優勝のサム・ベネットは今年ももちろんエーススプリンターとしてメンバー入り。展開次第ではマキシミリアン・シャフマン、ニルス・ポリッツの両ドイツ人ライダーも優勝争いへ出馬する。

スプリント勝負になれば、本命は前々回の覇者であるヤスペル・フィリプセンアルペシン・ドゥクーニンク)。パリ〜ルーベでの満点アシストが記憶に新しいが、今季はすでに4勝を挙げているようにフィニッシュ前のスピードと勝負強さは群を抜く。ボーラ・ハンスグローエとアルペシン・ドゥクーニンクのトレインが、最終盤でどんな主導権争いを見せるかも楽しみ。

大ブレイク間近のアルノー・ドゥリー(ロット・デスティニー)は、ここで大物食いに成功できれば一気に飛躍しそう。4年前にこのレースを勝っているパスカル・アッカーマンUAEチームエミレーツ)は、平地系アシストを固めての参戦。少人数の争いになれば、マルク・ヒルシが代役を務めることになる。

パリ〜ルーベでのクラッシュで涙したジョン・デゲンコルプチームDSM)は、勝てば実に12年ぶりの戴冠。2014年からの4連覇を含め、7大会連続で表彰台に上がっている(2015年と2020年は大会休止)アレクサンダー・クリストフ(ウノエックス・プロサイクリング チーム)は、この大会における“マイスター”。スピードマンをそろえたチーム ジェイコ・アルウラーは、上りも強いマイケル・マシューズで勝負か。マキシミリアン・ヴァルシャイド(コフィディス)も、北のクラシック以降調子を上げてきている。

今季好調のアンテルマルシェ・サーカス・ワンティからはゲオルク・ツィマーマン、EFエデュケーション・イージーポストはヨナス・ルッチと、逃げを得意とするジャーマンライダーが出走を予定している。

そして、バーレーン・ヴィクトリアス新城幸也を招集。2年連続3回目の出場となる今回は、自国での勝利にかけるフィル・バウハウスを支えることが主な役割になりそう。トレインを牽引し集団前方へと上がる職人ぶりにも期待をしよう。

1日を通して自転車一色に染まるフランクフルト。アンダー23・ジュニア・ユースの年代別レースも行われるほか、選手たちが走るコースを体験できるミニツアーも催される。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ