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サイクル ロードレース コラム 2022年5月19日

【ジロ・デ・イタリア2022 第11ステージ結果速報】今大会最初のイタリア人勝利はアルベルト・ダイネーゼ、嬉しいWT初勝利

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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アルベルト・ダイネーゼが大集団スプリントを制す

アルベルト・ダイネーゼが大集団スプリントを制す

起伏も出っ張りも何もない203kmの平坦ステージ、アクチュアルスタートが切られるとルカ・ラステッリ(バルディアーニCSFファイザネ)とフィリッポ・タリアーニ(ドローンホッパー・アンドローニジョカトリ)の2人が飛び出し、集団はそのまま見送った。恐ろしいほどの強風が背後から吹きつけ、ペダルを踏んでいるように見えないが、レース開始から30分の平均時速は48km/h。

中間スプリントポイントはタリアーニが先頭通過、集団はマーク・カヴェンディッシュ(クイックステップ・アルファヴィニル)、ジャコモ・ニッツォーロ(イスラエル・プレミアテック)、アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ)の順でポイントを加算。

ボローニャを抜け、吹きっさらし区間に入ると横風を警戒したプロトンの速度が上がり逃げの2人を吸収。イネオス・グレナディアーズのペースアップで引き伸ばされた集団は分断され、カレブ・ユアン(ロット・スーダル)は後続に取り残された。

6kmほどの追走で集団に追いつくも、今度はクイックステップ・アルファヴィニルやチーム バイクエクスチェンジ・ジェイコを中心に再びペースアップ。分断は起こらなかったがハイペースのままボーナスタイムポイントをリチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ)が先頭通過で3秒獲得、総合2位につけるジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)と並び総合タイム+12秒に浮上している。

残り距離58kmでドリース・デボント(アルペシン・フェニックス)が単独アタック、力強い独走はフラムルージュ手前まで続き、早い展開となったレース全体の平均時速は46.961km/h。

グルパマ・エフデジ隊列が先頭でレッジョ・エミリア市内を駆け抜けクイックステップ・アルファヴィニルが先頭でコーナーを曲がりデマールがロングスプリントを開始、フェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ)が並び、その番手にシモーネ・コンソンニ(コフィディス)、その背後から飛び出したアルベルト・ダイネーゼ(チームDSM)が爆発的な加速を見せ、みごと今大会初のイタリア人区間優勝を攫っていった、ダイネーゼはワールドツアー初勝利。

「故郷に近い場所で、しかもジロで勝つなんて信じられない。総合を争うバルデが最後まで引いてくれたことは本当に嬉しいしチームが素晴らしい仕事してくれた」ダイネーゼ、勝利後インタビュー

第11ステージ結果
1 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チームDSM)in 04h 19' 04''
2 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
3 シモーネ・コンソンニ(イタリア/コフィディス),,
4 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ),,
5 カレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル),,
6 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/クイックステップ・アルファヴィニル),,
7 エドワード・トゥーンス(ベルギー/トレック・セガフレード),,
8 サーシャ・モードロ(イタリア/バルディアーニCSFファイザネ),,
9 フィル・バウハウス(ドイツ/バーレーン・ヴィクトリアス),,
10 ローレンス・ナーセン(ベルギー/AG2Rシトロエン),,

個人総合順位
1 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)in 46h 43' 12''
2 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 12''
3 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ),,
4 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM)+ 00' 14''
5 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 20''
6 ギヨーム・マルタン(フランス/コフィディス)+ 00' 28''
7 ミケル・ランダ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 29''
8 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)+ 00' 54''
9 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 09''
10 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01' 22''

ポイント賞
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)173 Pts
2 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/クイックステップ・アルファヴィニル)96 Pts
3 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ)91 Pts

山岳賞
1 ディエゴ・ローザ(イタリア/エオーロ・コメタ)83 Pts
2 クーン・ボウマン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)69 Pts Pts
3 レナード・ケムナ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)43 Pts

ヤングライダー賞
1 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)in 46h 43' 12''
2 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00' 12''
3 テイメン・アレンスマン(オランダ/チームDSM)+ 01' 27''

チーム総合順位
1 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)in 140h 12' 41''
2 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 04' 17''
3 アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)+ 05' 24''

第11ステージのリタイア
121 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)


コースマップ

第12ステージ 5月19日(木)午後9:00 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] パルマ > ジェノヴァ 204km(丘陵 ★★★☆☆)/ステージ後半の3級峠2連続登坂はパンチャーに好条件

■コースの特徴
前日の食ステージが「パルミジャーノ・レッジャーノ」、つまり「パルマとレッジョ」のレッジョで締めくくられたのだとしたら、この日はパルマから走り出す。2日連続の200km超ステージでもある。ただし昨大会最長が231kmで、2015年には264kmとクラシック並の長さを走り、2019年には220km超ステージが7つも登場したジロにおいては、204kmなどまるで大したことのない距離だ。

コース自体はなかなか手応えあり。スタートから約100kmは、延々と上り基調。しかも上り詰めた果てに3級峠を越えたら、とてつもなく細い下り坂に、恐怖の連続ヘアピンカーブが待っている!

ステージ後半には3級峠2連続登坂が立ちはだかる。ライバルを引き離したいと願うパンチャーにとって、2つ目の山には好条件が揃う。登坂距離は4.3kmで、平均勾配は8%(最大12%)。なにより頂間際の約1kmが10%、残り300mは11.2%とひときわ勾配が厳しい。

問題は頂からフィニッシュまで、いまだ30km残っていること。勝者として輝くためには、いくつも登場するトンネルを果敢に突き抜け、イタリア最大級のジェノヴァの港を大急ぎで駆け抜ぬけねばならない。

高低差図

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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