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【ジロ・デ・イタリア2022 第10ステージ結果速報】小集団スプリント勝負を制したビニヤム・ギルマイが歴史の1ページにその名を刻む!
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部エリトリア出身の22歳ビニヤム・ギルマイがジロ初出場初区間優勝!
休息日を経てペスカーラからイェーズィまで196kmの丘陵ステージ、前半の約100kmはほぼ平坦、後半の約100kmは獲得標高1760mのアップダウンをこなすリエージュ〜バストーニュ〜リエージュのような起伏の多いコースレイアウト。
アクチュアルスタートが切られるとローレンス・ナーセン(AG2Rシトロエン)とマッティア・バイス(ドローンホッパー・アンドローニジョカトリ)の2人が抜け出し、追走のアレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・プレミアテック)が合流して3人での先頭グループが形成。
陽光輝く海岸線沿いをジロ特別車両と並走しつつ、最初の1時間の平均時速46.4km/hでレースは進む。中間スプリントポイントはバイスがこの日は2つとも先頭通過、2つの4級山頂でデマルキがポイントを重ね、4級レカナーティではカレブ・ユアン(ロット・スーダル)が単独で遅れはじめている。タイムボーナスポイントはミケーレ・スカルポーニの故郷フィロットラーノに設置され、沿道をばら色に染め上げ英雄を偲ぶバナーが幾つも飾られ、住民たちが拍手で愛すべき自転車レースを歓迎していた。
最後まで逃げていたデマルキを残り距離20.8kmで吸収、ラスト8.5kmの4級モンサーノではアレッサンドロ・コーヴィ(UAEチームエミレーツ)のアタックで速度が上がり集団は縮小、ジャコモ・ニッツォーロ(イスラエル・プレミアテック)とアルノー・デマール(グルパマ・エフデジ)はついていけず、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)が山頂を先頭通過。
ヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザクスタン チーム)やマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)がアタックを仕掛けるも決まらない、鋭角コーナーでビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)がコースから外れそうになるもギリギリ踏みとどまった。そのあともサイモン・イェーツ(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)やヒュー・カーシー(EFエデュケーション・イージーポスト)らのアタックが頻発するも誰一人抜け出せないまま小集団でフラムルージュ。
ポッツォヴィーヴォの牽引からラスト300mでギルマイがスプリントを開始、番手にはファンデルプール、後続を突き離しての一騎討ち。ファンデルプールがギルマイに並ぶもフィニッシュラインはまだ遠くギルマイにサムズアップをしながら踏みやめ、ギルマイはジロ初出場で初区間優勝。エリトリア人として史上初の快挙、歴史の1ページにその名を刻んだ。
「信じられない!チームメートが一日中働いてくれた、家族とチームに感謝と勝利を捧げたい」ギルマイ、勝利後インタビュー
第10ステージ結果
1 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)in 04h 32' 07''
2 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス),,
3 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア/エオーロ・コメタ),,
4 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ),,
5 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ),,
6 クーン・ボウマン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ),,
7 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM),,
8 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス),,
9 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ),,
10 マウロ・シュミット(スイス/クイックステップ・アルファヴィニル),,
個人総合順位
1 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)in 42h 24' 08''
2 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00' 12''
3 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM)+ 00' 14''
4 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 15''
5 ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 20''
6 ギヨーム・マルタン(フランス/コフィディス)+ 00' 28''
7 ミケル・ランダ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 29''
8 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)+ 00' 54''
9 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 09''
10 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01' 22''
ポイント賞
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)151 Pts
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)148 Pts
3 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)90 Pts
山岳賞
1 ディエゴ・ローザ(イタリア/エオーロ・コメタ)83 Pts
2 クーン・ボウマン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)69 Pts Pts
3 レナード・ケムナ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)43 Pts
ヤングライダー賞
1 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)in 42h 24' 08''
2 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00' 12''
3 テイメン・アレンスマン(オランダ/チームDSM)+ 01' 27''
チーム総合順位
1 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)in 127h 15' 29''
2 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 04' 17''
3 アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)+ 05' 24''
コースマップ
第11ステージ 5月18日(水)午後9:20 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] サンタルカンジェロ・ディ・ロマーニャ > レッジョ・エミリア 203km(平坦 ★☆☆☆☆)/パルミジャーノ・レッジャーノ・フードステージ
■コースの特徴
ずばり「パルミジャーノ・レッジャーノ・フードステージ」と名付けられた。すでに2014年から「ワインステージ」を楽しんできたジロは、今年2022年、新たに「食ステージ」を送り出す。フィニッシュ地レッジョ・エミリアは、「レ・デイ・フォルマッジ(チーズの王様)」の産地だ。
美味しい1日であり、3週間で最も起伏のない1日。スタートからフィニッシュまでほぼ完全なるフラットで、山岳ポイントは1つも存在しない。
つまりプリンターたちにとっては、絶対に逃したくない区間勝利の機会。なにしろ3週間の戦いのちょうど折り返し地点ではあるけれど、今回を逃したら、あとは第13ステージと第18ステージの2回しかチャンスはない。
一方でマリア・ローザ争いは完全にお休み。もちろんスタートから北西へ一直線に進んできたコースが、終盤唐突に数度の方向転換を行う機会に、分断の試みが起こる可能性だってある。ラスト5km手前に連続でいくつも続く直角コーナーが、集団落車を引き起こす危険性だってゼロではないのだ。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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