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サイクル ロードレース コラム 2022年5月13日

【ジロ・デ・イタリア2022 第6ステージ結果速報】アルノー・デマールが今大会2勝目、ジロ区間通算7勝はフランス人歴代最多記録

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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スプリント勝負を僅差で制したのはアルノー・デマール

スプリント勝負を僅差で制したのはアルノー・デマール

イタリア半島のつま先から足の甲まで192km、海岸線沿いを北上する移動ステージ。アクチュアルスタートが切られても動きはなく、ジョークでアタックするフリをする選手が出るほどに穏やかな幕開け。

展開がないまま4級ルイジラッザを上り始め22kmを過ぎたところでディエゴ・ローザ(エオーロ・コメタ)が孤独な一人旅に出ることを決意。山岳ポイント、中間スプリントポイント、タイムボーナスポイントを先頭通過し、残り距離28.5kmでプロトンにのみこまれていった。

海岸線沿いに出ると各チーム隊列を組んで最後の瞬間を待つ、道幅をいっぱいに使って速度も上り、恐ろしいコーナーもゆく手を阻む海風もなく、トラブルも落車もなくフィニッシュ地スカーレアへとたどり着く。

クイックステップ・アルファヴィニル、ロット・スーダル、コフィディス、グルパマ・エフデジ、イスラエル・プレミアテックのトレインが横に並び、マーク・カヴェンディッシュがミケル・モルコフ(共にクイックステップ・アルファヴィニル)のリードアウトでスプリントを開始。番手についたカレブ・ユアン(ロット・スーダル)が追い抜き、さらにその背後からアルノー・デマール(グルパマ・エフデジ)も加速しフィニッシュラインに同時に飛び込んだ。写真判定の結果デマールが先着で今大会2勝目、ジロ区間通算7勝はフランス人歴代最多記録となった。

「チームが頑張ってくれて最後まで自分を連れてきてくれた、残り100mで勝てると思ってバイクを投げた、勝つことができて本当に嬉しい」デマール、勝利後インタビュー

第6ステージ結果
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)in 05h 02' 33''
2 カレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル),,
3 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/クイックステップ・アルファヴィニル),,
4 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ),,
5 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/イスラエル・プレミアテック),,
6 フィル・バウハウス(ドイツ/バーレーン・ヴィクトリアス),,
7 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア/AG2Rシトロエン),,
8 シモーネ・コンソンニ(イタリア/コフィディス),,
9 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア/エオーロ・コメタ),,
10 エドワード・トゥーンス(ベルギー/トレック・セガフレード),,

個人総合順位
1 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)in 23h 23' 36''
2 レナード・ケムナ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 38''
3 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)+ 00' 58''
4 サイモン・イェーツ(イギリス/チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)+ 01' 42''
5 マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー/クイックステップ・アルファヴィニル)+ 01' 47''
6 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 55''
7 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 01' 58''
8 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 02' 00''
9 リッチー・ポート(オーストラリア/イネオス・グレナディアーズ)+ 02' 04''
10 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM)+ 02' 06''

ポイント賞
1 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ)147 Pts
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)94 Pts
3 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ)78 Pts

山岳賞
1 レナード・ケムナ(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)43 Pts
2 ミルコ・マエストリ(イタリア/エオーロ・コメタ)18 Pts
3 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)18 Pts

ヤングライダー賞
1 フアン・ロペス(スペイン/トレック・セガフレード)in 23h 23' 36''
2 マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー/クイックステップ・アルファヴィニル)+ 01' 47''
3 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 01' 58''

チーム総合順位
1 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)in 70h 14' 21''
2 アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ(ベルギー)+ 02' 25''
3 トレック・セガフレード(アメリカ)+ 02' 55''


コースマップ

コースマップ

第7ステージ 5月13日(金)午後9:00 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] ディアマンテ > ポテンツァ 196km(丘陵 ★★★★☆)/獲得標高は累計4510mを誇る「ドロミテも真っ青」ステージ

■コースの特徴
開幕からちょうど1週間。前日に続き、この日もプロトンは、北へとひた走る。ただし第6ステージが大会屈指の平坦ステージだったのだとしたら、この第7ステージは開始委員会曰く「ドロミテも真っ青」。この言葉に嘘はない。2022年大会で3番目に多いの累計4510mの獲得標高を誇るのだ!

「ダイアモンド」と言う名のディアマンテを走り出す一行の前に、待ち構えるのはアペニン山脈の4つの峠。1級モンテ・シリーノは、ジロにとっては23年ぶりの訪問となる。その1999年大会では第5ステージのフィニッシュ地だった。勾配の不規則な、しかし恐ろしく長い山道(実質33km登る)は、今回はステージ前半に、まるで罠のように待ち構える。

一方で2級峠グランデ・ディ・ヴィッジャーノはジロ初登場。決して距離は長くないものの、勾配10%超えのいわゆる「激坂」ゾーンがが4km近くも続く!

たしかに両峠ともに、フィニッシュからは遠い。また残り23km地点で最後の3級峠を乗り越えたら、ラスト6kmの小さな上りを除き、ポテンツァまでの道は下り基調。しかし忘れてはならない。この日は13日の金曜日なのだ。

高低差図

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

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