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【Cycle*2024 パリ〜ルーベ:プレビュー】あまりにも厳しくあまりに特殊な北の地獄から、先頭で生還する豪傑は誰だ!?
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【ジロ・デ・イタリア2022 第3ステージ結果速報】今大会最初のスプリントステージを制したのはカヴェンディッシュ、区間通算16勝目
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部ジロ区間通算16勝目を飾ったカヴェンディッシュ
ハンガリー最終日の第3ステージはカポシュバールからバラトンフュレドまで201kmの平坦ステージ、ゼロkmファーストアタックで飛び出したマッティア・バイス、フィリッポ・タリアーニ(共にドローンホッパー・アンドローニジョカトリ)、サムエーレ・リーヴィ(エオーロ・コメタ)の3選手で先頭グループが形成され、最初の3時間は平均時速38.9 Km/hとゆったりとしたペースでレースは進んだ。
中間スプリントポイントの集団先頭はフェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ)、アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ)の順でポイントを獲得、残り距離28kmで逃げていたバイスとリーヴィを吸収し、4級山岳はパスカル・エーンコーン(ユンボ・ヴィスマ)、リック・ツァベル(イスラエル・プレミアテック)、クレモン・ダヴィ(グルパマ・エフデジ)の順で通過、ツァベルが山岳賞首位に躍り出た。
バラトン湖畔沿いのラスト10km近い真っ直ぐな道を各チームが最終スプリントに向けて隊列を組み、少しづつ速度を上げていく。クイックステップ・アルファヴィニルのトレインが先頭でフラムルージュを抜け、ヤコブ・マレツコを運ぶアルペシン・フェニックス隊列やガビリア、デマールも好位置につける。
ラスト300mでガビリアとマーク・カヴェンディッシュ(クイックステップ・アルファヴィニル)がスプリントを開始、先頭に出たカヴェンディッシュが後続を寄せ付けずそのままフィニッシュラインへ飛び込み、ポイント賞を持ち帰った2013年以来の区間勝利で通算16勝目、キャリア通算160勝目を飾った。
「最高の気分だ、シュミットやバッレリーニがクレバーな走りで勝利に導いてくれた」カヴェンディッシュ、勝利後インタビュー
第3ステージ結果
1 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス/クイックステップ・アルファヴィニル)in 04h 56' 39''
2 アルノー・デマール(フランス/グルパマ・エフデジ),,
3 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
4 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ),,
5 ヤコブ・マレツコ(イタリア/アルペシン・フェニックス),,
6 エドワード・トゥーンス(ベルギー/トレック・セガフレード),,
7 シモーネ・コンソンニ(イタリア/コフィディス),,
8 カレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル),,
9 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チームDSM),,
10 フィル・バウハウス(ドイツ/バーレーン・ヴィクトリアス),,
個人総合順位
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)in 09h 43' 50''
2 サイモン・イェーツ(イギリス/チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)+ 00' 11''
3 トム・デュムラン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00' 16''
4 マッテオ・ソブレロ(イタリア/チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)+ 00' 24''
5 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ),,
6 ベン・トゥレット(イギリス/イネオス・グレナディアーズ),,
7 トビアス・フォス(ノルウェー/ユンボ・ヴィスマ)+ 00' 28''
8 バウケ・モレマ(オランダ/トレック・セガフレード),,
9 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 29''
10 マウロ・シュミット(スイス/クイックステップ・アルファヴィニル),,
ポイント賞
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)62 Pts
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)55 Pts
3 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)53 Pts
山岳賞
1 リック・ツァベル(ドイツ/イスラエル・プレミアテック)5 Pts
2 パスカル・エーンコーン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ)5 Pts
3 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)3 Pts
ヤングライダー賞
1 マッテオ・ソブレロ(イタリア/チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)in 09h 44' 14'
2 ベン・トゥレット(イギリス/イネオス・グレナディアーズ),,
3 トビアス・フォス(ノルウェー/ユンボ・ヴィスマ)+ 00' 04''
チーム総合順位
1 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 29h 12' 45''
2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 00' 11''
3 チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ(オーストラリア)+ 00' 16'
第3ステージのリタイア
48 ヤン・トラトニク(スロベニア/バーレーン・ヴィクトリアス)
コースマップ
第4ステージ 5月10日(火)午後9:00 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] アーヴォラ > エトナ 172km(山岳 ★★★★☆)/大会最初の難関山頂フィニッシュの舞台はエトナ山
■コースの特徴
ハンガリーからの大距離移動を経て、レースの母国にジロ一行は帰還。改めて、ここシチリア島から、本物のイタリア一周が始まる。同時に大会最初の難関山頂フィニッシュで、本物のマリア・ローザ争いも勃発する。
2022年ジロが、ようやく5月の海に出会う。エメラルド色したイオニア海に面したアヴォーラの町から走り出したプロトンに、残念ながらのんびり風景を楽しんでいる暇などない。「移動日」の翌日だというのに、内陸へと切り込む道は、スタート直後からかなりの起伏を含む。
なにより道の果てには、エトナ登坂が待っている。2011年大会で22年ぶりにばら色のレースを迎え入れた欧州最大の活火山は、今ではすっかりジロ前半戦の勝負地となった。ちなみに2011年こそ区間勝者=最終マリア・ローザだったものの、即近3大会(2017年、2018年、2020年)はむしろ逃げ切り勝利の舞台となってきた
この日はどんなシナリオが用意されているのだろうか。全長22.8kmの山道は、2つのパートに分けられる。第1部は約13kmで、最終盤に難勾配が待ち受ける。その後、軽いダウンヒルを経ると、第2部はいきなり勾配14%ゾーンで幕開けだ。しかも約2km半に渡り、約9%の険しい道は続く。
最終盤は周りから樹木の姿が消える。標高1892mのサピエンツァ避難所へと向かう、火山岩むき出しの道には、いつだって強風が吹き抜けている。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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