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サイクル ロードレース コラム 2022年5月7日

【ジロ・デ・イタリア2022 第1ステージ結果速報】ラスト5km5%の上りを制しマリア・ローザを手にしたのはマチュー・ファンデルプール

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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初日の上りフィニッシュを制したマチュー・ファンデルプール

5月6日(金曜日)ハンガリーの首都ベダペストにて第105回ジロ・デ・イタリアが開幕、スタートした176人の選手たちは大河に架かる自由橋を渡り「ドナウの真珠」と呼ばれる世界有数の美しい街並をたっぷり堪能。ゼロkm地点に到着するとドローンホッパー・アンドローニジョカトリのマッティア・バイスとフィリッポ・タリアーニが飛び出しメイン集団は容認、最初の2時間の平均時速は42.9km/h。なごやかな雰囲気の中、最大10分を超えるタイム差をつけつつレースは進んだ。

中間スプリントポイント、集団先頭はジャコモ・ニッツォーロ(イスラエル・プレミアテック)、アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ)、ベルト・ファンレルベルフ(クイックステップ・アルファヴィニル)の順で通過、ボーナスタイムのスプリントポイントはトーマス・デヘント(ロット・スーダル)が1秒を獲得している。

180km以上逃げたバイスとタリアーニは残り距離13.7kmまで粘り、プロトンは最終局面に向けての位置取り合戦が始まり緊張感が高まっていく、ドナウの川沿いに戻ると落車が発生、ヤン・トラトニク(バーレーン・ヴィクトリアス)やハルム・ファンハウケ(ロット・スーダル)が巻き込まれた。

フィニッシュ地に至る登坂に入ると各チームが隊列を組んで先へと急ぐ、スピードが緩んだタイミングでAG2Rシトロエンのローレンス・ナーセンがアタック、さらにレナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)が急勾配区間で加速、単独先頭に躍り出るもラスト800mで集団に捕まる。ダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)の牽引からウィルコ・ケルデルマン(ボーラ・ハンスグローエ)やカレブ・ユアン(ロット・スーダル)が速度を上げ、ラスト200mでビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)とマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)が外側から追い抜き、ファンデルプールが先頭でフィニッシュラインを超えた。初出場のジロで初日マリア・ローザ、マリア・チクラミーノ、マリア・アッズーラを獲得。最後のカーブで単独落車したユアンに深刻な怪我はなく、明日も出走する予定。

「最後は本当に上りがきつかった、なんとか勝つことができてマリア・ローザ獲得でツールのマイヨ・ジョーヌ獲得に並ぶ価値のある勝利となった」ファンデルプール、勝利後インタビュー

第1ステージ結果
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)in 04h 35' 28''
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ),,
3 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス),,
4 マグナス・コルト(デンマーク/EFエデュケーション・イージーポスト),,
5 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ),,
6 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ),,
7 バウケ・モレマ(オランダ/トレック・セガフレード),,
8 ディエゴ・ウリッシ(イタリア/UAEチームエミレーツ),,
9 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア/AG2Rシトロエン)in 00h 04' 00''
10 マティアス・スケルモース(デンマーク/トレック・セガフレード),,

個人総合順位
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)in 04h 35' 18''
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)+ 00' 04''
3 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 06''
4 マグナス・コルト(デンマーク/EFエデュケーション・イージーポスト)+ 00' 10''
5 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ/ボーラ・ハンスグローエ),,
6 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ),,
7 バウケ・モレマ(オランダ/トレック・セガフレード),,
8 ディエゴ・ウリッシ(イタリア/UAEチームエミレーツ),,
9 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア/AG2Rシトロエン)+ 00' 14''
10 マティアス・スケルモース(デンマーク/トレック・セガフレード),,

ポイント賞
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)50 Pts
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)35 Pts
3 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)25 Pts

山岳賞
1 マチュー・ファンデルプール(オランダ/アルペシン・フェニックス)3 Pts
2 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)2 Pts
3 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)1 Pts

ヤングライダー賞
1 ビニヤム・ギルマイ(エリトリア/アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)in 04h 35' 22''
2 マティアス・スケルモース(デンマーク/トレック・セガフレード)+ 00' 10''
3 ジョナタン・ナルバエス(エクアドル/イネオス・グレナディアーズ),,

チーム総合順位
1 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)in 13h 46' 32''
2 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦),,
3 トレック・セガフレード(アメリカ),,


コースマップ

コースマップ

第2ステージ 5月7日(土)午後8:50 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] ブダペスト > ブダペスト 9.2km(個人TT ★★★)/ユネスコ世界遺産の歴史的建造物をたっぷり堪能

■コースの特徴
いつもより1日早い金曜日に開幕した2022年ジロは、2日目の土曜日に、個人タイムトライアルを組み込んだ。つまり大会最初の順列をつける役割は果たさないが、2日連続の山頂フィニッシュは……大会最後の順列を占う大きな指針となるはずだ。

ドナウ川が東西に貫くブダペストの、ユネスコ世界遺産に登録された数々の歴史的建造物を、9.2kmのコースでたっぷりと堪能する。14人の国の英雄を讃える「英雄広場」をスタートし、ネオ・ゴシックの傑作「国会議事堂」の前を駆け抜ける。「マルギット橋」でドナウ川を渡ったら、「ブダ城」へと向かう。

またドナウ岸東岸の「ペスト」側はスピードとテクニック。直線と直角の連続で、橋の上でさえカーブが登場する。一方で西岸「ブダ」側で必要とされるのは、ずばり登坂力。7.9km地点の途中計測を終えたら、最終1.3kmはひたすら上り。特に登り始めはひどい勾配で、14%ゾーンさえ登場する。しかも王宮へと誘うのは、至極当然のように、石畳の道だ!

初日の総合最下位選手から1人ずつ走り出し、マリア・ローザをまとう者が、全選手の最後にスタートを切る。開催委員会によると、11分半前後の全力疾走と計算されている。

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

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