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サイクル ロードレース コラム 2021年8月28日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第13ステージ結果速報】ヤコブセンに代わってスプリントしたフロリアン・セネシャルがみごとグランツール初区間優勝

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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フロリアン・セネシャルが集団スプリント制しみごとグランツール初区間優勝

フロリアン・セネシャルが集団スプリント制しみごとグランツール初区間優勝

ベルメスからビリャヌエバ・デ・ラ・セレナまで203.7kmの平坦ステージ、オマール・フライレ(アスタナ・プレミアテック)とマキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ)を除く165人が出発。アクチュアルスタートが切られるとルイス・マテ(エウスカルテル・エウスカディ)、アルバロ・クアドロス(カハルラル・セグロスRGA)、ディエゴ・ルビオ(ブルゴスBH)の3人がファーストアタックで飛び出しスペインの3チームで先頭グループを形成した。ドゥクーニンク・クイックステップ、グルパマFDJ、チームDSMらがメイン集団をコントロール、タイム差は最大で2分50秒。

乾いた広大な大地に訪れる横追い風、残り距離60.5kmでアダム・イェーツ(イネオス グレナディアーズ)やダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)らが先頭でペースを上げプロトンを分断。5kmほど走り後続グループは無事に追いつくことができた、先頭グループまでのタイム差は20秒にまで縮まったが、ラスト28.7kmまではそのまま先行させていた。

チーム バイクエクスチェンジ、コフィディス、チームDSM、イスラエル・スタートアップネイション、モビスター チーム、アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ、ボーラ・ハンスグローエらが隊列を組んで市街地へ。中間スプリントポイントは争うことなくファビオ・ヤコブセン(ドゥクーニンク・クイックステップ)が先頭通過。

ラスト5kmに入るとドゥクーニンク・クイックステップの隊列が先頭で最終スプリントへ向かう。道幅のある幹線道路を通り、ラウンダバウトでの90度カーブを3つ抜け、集団は千切れラスト1.5kmでエーススプリンターのヤコブセンが踏み止め、ドゥクーニンク・クイックステップのトレインが先頭でフラムルージュを潜り、サーシャ・モードロ(アルペシン・フェニックス)がロングスプリントを開始、後輪にフロリアン・セネシャル(ドゥクーニンク・クイックステップ)とマッテオ・トレンティン(UAEチームエミレーツ)が貼りつき最後はセネシャルとトレンティンの一騎打ち、セネシャルがハンドルを投げガッツポーズで勝利を確信、セネシャルはワールドツアーカテゴリーのレース及びグランツール初区間優勝。

10着フィニッシュのエガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)がほかの総合勢より5秒タイムを稼ぎ、オドクリスティアン・エイキング(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)、ギヨーム・マルタン(コフィディス)、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)はともに+11秒で集団フィニッシュしている。

「ヤコブセンのことは無線で聞いた、自分は全力で踏むだけだった、素晴らしい仕事をしてくれたチームメートに、家族や友人にも感謝したい、とても幸運だった」セネシャル、勝利後インタビュー

Cycle*2021 ブエルタ・ア・エスパーニャ

ハイライト動画 第13ステージ

第13ステージ結果
1 フロリアン・セネシャル(フランス/ドゥクーニンク・クイックステップ)in 04h 58' 23''
2 マッテオ・トレンティン(イタリア/UAEチームエミレーツ)-
3 アルベルト・ダイネーゼ(イタリア/チームDSM)+ 00h 00' 02''
4 ルカ・メズゲッツ(スロベニア/チーム バイクエクスチェンジ)+ 00h 00' 03''
5 スタン・デウルフ(ベルギー/AG2Rシトロエンチーム)+ 00h 00' 03''
6 ピート・アレハールト(ベルギー/コフィディス)+ 00h 00' 03''
7 イタマル・アインホルン(イスラエル/イスラエル・スタートアップネイション)+ 00h 00' 03''
8 アントニオ・ソト(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)+ 00h 00' 03''
9 ルイ・オリヴェイラ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 00h 00' 03''
10 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 00' 06''
・・・
92 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 01' 05''

個人総合順位
1 オドクリスティアン・エイキング(ノルウェー/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)in 50h 31' 52''
2 ギヨーム・マルタン(フランス/コフィディス)+ 00h 00' 58''
3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 56''
4 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 02' 31''
5 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア/モビスター チーム)+ 00h 03' 28''
6 ジャック・ヘイグ(オーストラリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 03' 55''
7 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 04' 41''
8 アダム・イェーツ(イギリス/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 04' 57''
9 セップ・クス(アメリカ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 05' 03''
10 フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00h 05' 38''
・・・
125 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01h 57' 23''

ポイント賞
1 ファビオ・ヤコブセン(オランダ/ドゥクーニンク・クイックステップ)200 Pts
2 マグナス・コルト(デンマーク/EFエデュケーション・NIPPO)114 Pts
3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)106 Pts

山岳賞
1 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)31 Pts
2 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM)27 Pts
3 マイケル・ストーラー(オーストラリア/チームDSM)17 Pts

ヤングライダー賞
1 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)in 50h 36' 33''
2 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 01' 27''
3 ジーノ・マーダー(スイス/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 02' 13''

チーム総合順位
1 イネオス グレナディアーズ(イギリス)in 151h 44' 11''
2 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 00h 01' 54''
3 モビスター チーム(スペイン)+ 00h 04' 17''

敢闘賞
76 アルバロ・クアドロス(スペイン/カハルラル・セグロスRGA)

第13ステージのリタイア
33 オマール・フライレ(スペイン/アスタナ・プレミアテック)
57 マキシミリアン・シャフマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)


コースマップ

第14ステージ 8月28日(土)午後10:50 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] ドン・ベニト > ピコ・ビリュエルカス 165.7km(山岳)/超が付くほどの激坂と難関山頂フィニッシュ

■コースの特徴
山岳2連戦。1週間後にマイヨ・ロホを着ていたい者たちにとっては、絶対に失敗することのできない週末がやって来た。特に土曜日の今ステージは、超が付くほどの激坂と、難関山頂フィニッシュが待っている。

前日にプロトンが中間スプリントを争ったドン・ベニトから、しばらくは平坦で真っ直ぐな道が続く。40kmを過ぎた頃から少しずつ起伏が始まるが、ほんの前菜程度に過ぎない。

75km過ぎに突如としてプロトンは山へと放り出される。3級ベルソカマ峠、さらには休む間もなく1級コリャド・バリェステロス峠へと挑みかからねばならない。この1級峠がとんでもない曲者だ。2.8kmと短い上りながら……平均勾配はなんと14%!しかも一度も勾配は緩むことなく、むしろ登れば登るほど勾配は上がっていく。最大20%まで跳ね上がる。

コンクリートの壁をよじ登った直後には、約13kmのダウンヒルと40kmのアップダウンが続く。遅れを取った者たちは、大急ぎで体制を建て直さねばならない。

そしてさきほど下ったばかりの道を、逆側から上って山頂フィニッシュへ。怖かった行きとは違い、幸いにも14.5kmの帰りは、平均勾配6.2%・最大9.8%と比較的平凡な山道だ。最後は標高1415mのコリャド・バリェステロス山頂を越え、標高1580mのピコ・ビリュエルカス山頂へとたどり着く。

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

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