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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第7ステージ結果速報】マイケル・ストーラーが激坂を制しグランツール初区間優勝、カーシー、バルベルデが大会を去る
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部激坂ゾーンを独走しみごと区間優勝を果たしたマイケル・ストーラー
ガンディアからバルコンテ・デ・アリカンテまで152kmの今大会初の本格山岳ステージ、1級2つ、2級2つ、3級2つで獲得標高は3620m。アクチュアルスタートが切られてもゼロキロアタックはかからず、ブルゴスBHの選手が単独で抜け出すとメイン集団からぱらぱらと選手が飛び出し8人での先頭グループは最初の峠でメイン集団に吸収された。
ケニー・エリッソンド(トレック・セガフレード)やパヴェル・シヴァコフ(イネオス グレナディアーズ)ら14人のグループが先行しジャック・ヘイグ(バーレーン・ヴィクトリアス)が山頂を先頭通過。下りで複数のグループが追いつき40人ほどになり、ダウンヒルを利用したアタックと吸収が繰り返された。
抜け出したディエゴ・カマルゴ(EFエデュケーション・NIPPO)、ハーム・ファンフック(ロット・スーダル)、テイメン・アレンスマン、クリス・ハミルトン(ともにチームDSM)の4人にマイケル・ストーラー(チームDSM)とジョフリー・ブシャール(AG2Rシトロエンチーム)が合流、6人の先頭グループ中3人がチームDSMで占めている。
2つ目の山岳登坂中にヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO)がリタイア、山頂はロマン・バルデ(チームDSM)が、3つ目の山岳はマッテオ・トレンティンの牽引で先頭グループに追いついたヤン・ポランツ(ともにUAEチームエミレーツ)が先頭通過、白熱した山岳賞争いが繰り広げられている。中間スプリントポイントは争うことなくトレンティン。
4つ目の山岳では5人を先頭グループに送り込むことに成功したチームDSMが果敢に攻めバルデが再び先頭通過、暫定で山岳賞首位へと躍り出た。40人程度に縮小したメイン集団から少し飛び出していたアレハンドロ・バルベルデ(モビスター チーム)がダウンヒルで落車、リスタートしたもののすぐに踏み辞め自転車を降り大会から去っていった。
シヴァコフ、ストーラー、ローソン・クラドック(EFエデュケーション・NIPPO)の3人で5つ目の山岳へ突入、追走が15秒背後まで迫ったがペースアップで引き離すとクラドックは遅れシヴァコフが山頂を先頭通過、山岳ポイントでバルデを追い抜いている。
先頭2人にアンドレアス・クロン(ロット・スーダル)とカルロス・ベローナ(モビスター チーム)が合流し最終峠へ。ベローナのアタックにストーラー、シヴァコフが追いかける、残り距離3.3kmでストーラーがベローナを抜き去りそのままペースを上げ独走を開始。急勾配区間でもペダルを緩めず、そのまま単独でフィニッシュラインを越えた。ストーラーはワールドツアーカテゴリーのレースで初区間優勝、この日の敢闘賞も獲得。
メイン集団ではアダム・イェーツ(イネオス グレナディアーズ)のペースアップで人数が絞られ、リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ)、ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス)が30秒タイムを失った。
「自分がブエルタでの勝者になるとは思っていなかった、とても嬉しい。チームが積極的にステージを支配していてみんなに感銘を受けた」ストーラー、勝利後インタビュー
Cycle*2021 ブエルタ・ア・エスパーニャ
ハイライト動画 第7ステージ
第7ステージ結果
1 マイケル・ストーラー(オーストラリア/チームDSM)in 04h 10' 13''
2 カルロス・ベローナ(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 00' 21''
3 パヴェル・シヴァコフ(ロシア/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 00' 59''
4 セップ・クス(アメリカ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 16''
5 ジャック・ヘイグ(オーストラリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 01' 24''
6 ロマン・バルデ(フランス/チームDSM)+ 00h 01' 32''
7 フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00h 01' 32''
8 アンドレアス・クロン(デンマーク/ロット・スーダル)+ 00h 01' 37''
9 ステフ・クラス(ベルギー/ロット・スーダル)+ 00h 02' 17''
10 ヤン・ポランツ(スロベニア/UAEチームエミレーツ)+ 00h 02' 29''
・・・
128 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 26' 29''
個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)in 25h 18' 35''
2 フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00h 00' 08''
3 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 00' 25''
4 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア/モビスター チーム)+ 00h 00' 36''
5 ヤン・ポランツ(スロベニア/UAEチームエミレーツ)+ 00h 00' 38''
6 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 00' 41''
7 ジャック・ヘイグ(オーストラリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 00' 57''
8 セップ・クス(アメリカ/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 59''
9 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 01' 06''
10 アダム・イェーツ(イギリス/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 01' 22''
・・・
142 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 51' 52''
ポイント賞
1 ヤスパー・フィリプセン(ベルギー/アルペシン・フェニックス)131 Pts
2 ファビオ・ヤコブセン(オランダ/ドゥクーニンク・クイックステップ)130 Pts
3 マグナス・コルト(デンマーク/EFエデュケーション・NIPPO)67 Pts
山岳賞
1 パヴェル・シヴァコフ(ロシア/イネオス グレナディアーズ)16 Pts
2 マイケル・ストーラー(オーストラリア/チームDSM)12 Pts
3 ジャック・ヘイグ(オーストラリア/バーレーン・ヴィクトリアス)11 Pts
ヤングライダー賞
1 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)in 25h 19' 16''
2 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 00' 25''
3 ジーノ・マーダー(スイス/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 02' 11''
チーム総合順位
1 モビスター チーム(スペイン)in 75h 54' 12''
2 イネオス グレナディアーズ(イギリス)+ 00h 02' 10''
3 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 00h 04' 19''
敢闘賞
197 マイケル・ストーラー(オーストラリア/チームDSM)
第7ステージのリタイア
37 オスカル・ロドリゲス(スペイン/アスタナ・プレミアテック)
87 エマヌエル・モラン(フランス/コフィディス)
101 ヒュー・カーシー(イギリス/EFエデュケーション・NIPPO)
158 マッズ・ウルスシュミット(デンマーク/イスラエル・スタートアップネイション)
177 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター チーム)
206 レイナルト・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ/チーム クベカ・ネクストハッシュ)
コースマップ
第8ステージ 8月21日(土)午後10:50 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] サンタ・ポーラ > ラ・マンガ・デル・マル・メノル 173.7km(平坦)/今大会4度目の大集団スプリントフィニッシュ
■コースの特徴
厳しい山岳バトルの翌日は、平坦な海ステージ。前日大いに苦しんだスプリンターたちが、コスタ・ブランカを舞台に、今大会4度目の大集団スプリントフィニッシュへと突き進む。
地形的には難所は存在しない。約105km地点の中間ポイント前後に小さな起伏が登場するものの、山岳ポイントは皆無だ。
選手たちを苦しめるものがあるとしたら、やはり海風だろうか。サンタ・ポーラから走り出した直後には、塩田=海の上の一本道を通過する。周囲に遮るものなどなにもない。そのままステージ前半約60kmは海岸道路を走るし、ステージ終盤は方向転換が多い。強風の場合、恐ろしい分断の試みが巻き起こる可能性も。
なによりラスト10kmは、海の上に突き出た砂嘴ラ・マンガ・デル・マル・メノルで争われる。ウインドサーフィンで人気の一帯で、幅が平均100mという極細の陸地には、いつだって風が吹き抜けている。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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