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サイクル ロードレース コラム 2021年8月17日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 第3ステージ結果速報】レイン・タラマエが10年ぶりのブエルタ区間優勝、悲願の総合リーダージャージに袖を通す

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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レイン・タラマエが10年ぶりのブエルタ区間優勝

ラスト2.8kmを独走したタラマエが10年ぶりのブエルタ区間優勝、総合首位へ

サント・ドミンゴ・デ・シロスからエスピノサ・デ・ロス・モンテロス. ピコン・ブランコまでの202.8km、今大会初の山頂フィニッシュステージ。アントニオ・ソト(エウスカルテル・エウスカディ)、トビアス・バイヤー(アルペシン・フェニックス)、リリアン・カルメジャーヌ(AG2Rシトロエンチーム)、ケニー・エリッソンド(トレック・セガフレード)、フレン・アメスケタ(カハルラル・セグロスRGA)、レイン・タラマエ(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)、イェツセ・ボル(ブルゴスBH)、ジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ)の8人が抜け出し先頭グループを形成。メイン集団はリーダージャージを一時的に手放したいユンボ・ヴィスマを中心に、のんびりとした1日を過ごすべく最大9分5秒のタイム差で追いかける。

スタートから40km地点の3級山岳はエリッソンドが、166.6kmの中間スプリントポイントはアメスケタ、ボーナスタイムのある3級山岳はバイヤーが先頭通過。メイン集団はバーレーン・ヴィクトリアスを中心にペースアップをはかり、先頭グループとのタイム差を一気に詰め4分後方にまで迫っている。

残り距離15km、先頭グループではカルメジャーヌが戦いの火蓋を切り再三のアタックで抜け出すことに成功するも最終峠1級ピコン・ブランコの急勾配で追いつかれた。ドンブロウスキーがハイペースで上るとソトやボルやがついていけなくなり、更なるエリッソンドとドンブロウスキーのペースアップにタラマエだけがついていく。ラスト3.3kmのタラマエがアタックするも三つ巴の均衡は破れない、残り距離2.8kmでタラマエが再びアタック、独走でフィニッシュ地を目指す。

メイン集団では第2ステージでタイムを失ったダビ・デラクルス(UAEチームエミレーツ)やアダム・イェーツ(イネオス グレナディアーズ)らがペースをあげ、リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ)が遅れはじめた。タラマエは軽快にペダルを回し続け10年ぶりのブエルタ区間優勝、夢に見ていたグランツール総合リーダージャージも獲得している。

5着にエンリク・マス(モビスター チーム)+1分45秒、7着プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)+1分48秒、ファビオ・アル(チーム クベカ・ネクストハッシュ)+1分55秒、カラパスは+2分48秒でフィニッシュしログリッチから1分タイムを失った。

「チームに賢いチームディレクターがいて綿密に戦略を考えてくれている、ジョー(ドンブロウスキー)とケニー(エリッソンド)は素晴らしい選手だが勝てると自分を信じた、リーダージャージを着ることはずっと夢だった、本当に嬉しい」タラマエ、勝利後インタビュー

Cycle*2021 ブエルタ・ア・エスパーニャ

ハイライト動画 第4ステージ

第3ステージ結果
1 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)in 05h 16' 57''
2 ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ/UAEチームエミレーツ)+ 00h 00' 21''
3 ケニー・エリッソンド(フランス/トレック・セガフレード)+ 00h 00' 36''
4 リリアン・カルメジャーヌ(フランス/AG2Rシトロエンチーム)+ 00h 01' 16''
5 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 01' 45''
6 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア/モビスター チーム)+ 00h 01' 48''
7 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 01' 48''
8 アダム・イェーツ(イギリス/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 01' 48''
9 ミケル・ランダ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 01' 48''
10 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/トレック・セガフレード)+ 00h 01' 48''
・・・
179 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 21' 53''

個人総合順位
1 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)in 09h 25' 44''
2 ケニー・エリッソンド(フランス/トレック・セガフレード)+ 00h 00' 25''
3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 30''
4 リリアン・カルメジャーヌ(フランス/AG2Rシトロエンチーム)+ 00h 00' 35''
5 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 00' 45''
6 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア/モビスター チーム)+ 00h 00' 51''
7 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 00' 57''
8 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/トレック・セガフレード)+ 00h 00' 57''
9 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 00' 57''
10 ミケル・ランダ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 01' 09''
・・・
173 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 22' 13''

ポイント賞
1 ヤスパー・フィリプセン(ベルギー/アルペシン・フェニックス)50 Pts
2 ファビオ・ヤコブセン(オランダ/ドゥクーニンク・クイックステップ)50 Pts
3 アレクサンデル・アランブル(スペイン/アスタナ・プレミアテック)50 Pts

山岳賞
1 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)10 Pts
2 ケニー・エリッソンド(フランス/トレック・セガフレード)7 Pts
3 ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ/UAEチームエミレーツ)6 Pts

ヤングライダー賞
1 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)in 09h 26' 41''
2 ジーノ・マーダー(スイス/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00h 00' 13''
3 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 00' 16''

チーム総合順位
1 ユンボ・ヴィスマ(オランダ)in 12h 23' 04'''
2 アスタナ・プレミアテック(カザフスタン)+ 00h 00' 06''
3 ドゥクーニンク・クイックステップ(ベルギー)+ 00h 00' 10''

敢闘賞
73 フレン・アメスケタ(スペイン/カハルラル・セグロスRGA)

第3ステージのリタイア
153 アレクサンダー・カタフォード(カナダ/イスラエル・スタートアップネイション)
163 フレデリック・フリソン(ベルギー/ロット・スーダル)


コースマップ

第4ステージ 8月17日(火)午後10:50 - 深夜1:15/J SPORTS 4
[区間] エル・ブルゴ・デ・オスマ > モリナ・デ・アラゴン 163.9km(平坦)/パンチ力を兼ね備えたスプリンターたちの競演

■コースの特徴
開幕地ブルゴス県での3日間を終え、プロトンはいよいよ本格的なスペイン一周へと走り出していく。まずは地中海岸コスタ・ブランカ目指して、南東へと進路を取る。

ちょうど90年前に重要文化財に指定された大聖堂で有名なエル・ブルゴ・デ・オスマから走り出す1日。イベリコ山系の、標高1000m級の高原をひたすら突き進むルートではあるけれど、実は起伏自体はそれほどない。行く手に山岳ポイントは皆無。開催委員会によれば、スプリンターにとって今大会2度目のチャンスが待っている。

ただし「上れる」の枕詞を忘れてはならない。コースは決して完全な平坦ではない。なにより同じく90年前にスペイン国定建築物に指定された古城を抱くモリナ・デ・アラゴンでの、締めくくりは、ずばり上り基調。ラスト1kmのアーチを抜けた直後から、フィニッシュラインまで延々3%超の坂道が続く。パンチ力を兼ね備えたスプリンターたちの、パワフルな加速が見ものだ。

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

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