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【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第9ステージ】チームにツール区間20勝目をプレゼント!真夏の凍える戦いを制したベン・オコーナー「ひたすら信じ続けた」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかしかも、そのまま、コルブレッリは上がり切ったスピードを緩めなかった。猛烈な突進を続け……いつしかマシューズやアラフィリップも含む40人以上の巨大な逃げが出来上がる!
もちろん山岳ジャージ姿のワウト・プールスや、「今ツールは総合ではなく区間と山岳賞を狙う」と開幕時から宣言していたナイロ・キンタナといった数々の山岳派たちが大量に紛れ込んでいた。ポガチャル率いるメイン集団が一気に落ち着きを取り戻したのに対して、逃げ集団はひたすら分裂と再合流を繰り返した。2つ目の1級山頂では遠くから飛び出したプールスと、ぎりぎりで追い上げたキンタナによる、やはりフィニッシュさながらの一騎打ち。ハンドルを投げるほどの激しさで、プールスが首位通過を果たす。
あっという間に先頭は小さく絞り込まれた。キンタナとプールス、セルヒオ・イギータ、マイケル・ウッズ、ルーカス・ハミルトン、そしてオコーナーの山岳巧者6人だけが最前線に留まった。前日も逃げたウッズが厳しいテンポを刻み、なによりキンタナ曰く「共に前進し、共に助け合った」……補給食さえ分け合ったコロンビア2人組が加速を繰り返したものだから、区間3つ目の超級プレ峠の山道でプールスが脱落。ハミルトンもついていけなくなった。キンタナが早めに独走に持ち込み先頭通過した背後で、イギータがウッズを出し抜き2位をさらい取ったのも、やはりコロンビア共闘体制のなせる業だった。
ナイロ・キンタナ
「コロンビア人同士うまく協調した。山岳ポイント収集も互いに助け合った。僕ら2人向きのステージだったし、沿道ではコロンビアファンからたくさんの応援をもらった。彼らのおかげでパワーを得た。僕らにとっては、祖国のファンに支えてもらえるのは大切なことだし、僕らがこうして戦うこともまた、彼らにとっては大切なことなんだ」(キンタナ)
ウッズを後方へと置き去りにし、とうとうキンタナとイギータは山岳賞ライバルをすべて蹴散らした。4つ目の山、1級コルメ・ド・ロズランでもワンツー通過を成功させ、キンタナが2013年以来8年ぶりの山岳賞首位に躍り出た。ところがオコーナーだけは、どうしても完全に振り払えなかった。
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