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サイクル ロードレース コラム 2021年5月27日

【ジロ・デ・イタリア2021 第17ステージ結果速報】ダニエル・マーティンがジロ初区間優勝、三大グランツール全てでステージ優勝を達成

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ダニエル・マーティン

ラスト10kmを独走で駆け上り全てのグランツールで区間優勝を飾った

2度目の休息日明けはカナツェーイを出発し3級山岳を1つ、2つの1級山岳を上る193kmの難ステージ。長く続く下り基調レイアウトのため、高速でのアタック合戦が延々と続きジャンニ・モスコン(イネオス グレナディアーズ)、ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション)、アントニオ・ペドレロ(モビスター チーム)、ドリース・デボント(アルペシン・フェニックス)らを含む19人のグループが後続とのタイム差をつけた時には50km以上走り続けていた。

デボントが3級山岳山頂と2つある中間スプリントポイントを先頭通過、メイン集団はイネオス グレナディアーズの牽引で5分程度のタイム差からチーム バイクエクスチェンジの牽引に替わりタイム差を少しづつ詰め始める。

1級パッソ・ディ・サン・ヴァレンティーノでは山岳賞首位につけるジョフリー・ブシャール(AG2Rシトロエンチーム)が途中遅れるも、意地で先頭グループにしがみつき山頂を先頭通過、山岳ポイントを180にまで伸ばした。次点のエガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)に対し71ポイント差としている。

全長17kmの逆激坂ダウンヒルで集団落車が発生、ジュリオ・チッコーネ、ヴィンチェンツォ・ニバリ、アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(共にトレック・セガフレード)、レムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ)らが地面やガードレールに接触、ダメージを負った。

最終峠セガ・ディ・アラを上り始めるモスコン、ダン・マーティン、ペドレロ、ブシャールら6人の先頭グループ、メイン集団は1分半まで迫ってきた。残り距離10.5kmでマーティンがペースアップ、ペドレロがチェックするもすぐに置き去りにされ、マーティンは単独で山頂を目指す。メイン集団はイネオス グレナディアーズ山岳トレインが牽引するもタイム差が縮まらなくなり、最初にアレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック)がついていけなくなる。

ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO)も遅れ、残り距離4kmでメイン集団からジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がアタックで抜け出すことに成功。サイモン・イェーツ(チーム バイクエクスチェンジ)のアタックにはベルナルもチェック、ダニエル・マルティネス(イネオス グレナディアーズ)がアシストにつく。

イェーツはアルメイダに追いつき、アルメイダとイェーツの加速にベルナルがついていけなくなった。マルティネスがベルナルを鼓舞し、イェーツとアルメイダはタイム差を稼ぐために快調なペースでフィニッシュ地を目指す。単独先頭のマーティンはペダルを漕ぐ脚を緩めず、ラスト10kmを独走しジロ・デ・イタリア初の区間優勝を手に入れた。三大グランツールの全てでステージ優勝をした102人目の選手となった。

アルメイダはイェーツを振り千切りマーティンから13秒後の2着でフィニッシュ、イェーツはそこからさらに17秒遅れ3着だった。ベルナルはイェーツから53秒遅れ、6着。総合2位のダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)はベルナルから3秒タイム差を稼ぎ、総合3位につけていたカーシーは総合5位へ、イェーツが3位に浮上している。

「ジロ・デ・イタリアでステージ優勝するためやってきた。今日はチームが私を助けるために素晴らしい仕事をしてくれた、彼らに感謝しかない」マーティン、勝利後インタビュー

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