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【Cycle*2024 パリ〜ルーベ:プレビュー】あまりにも厳しくあまりに特殊な北の地獄から、先頭で生還する豪傑は誰だ!?
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【ジロ・デ・イタリア2021 第13ステージ結果速報】ジャコモ・ニッツォーロが集団スプリントで悲願のグランツール初区間優勝!総合勢に変動はなし
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部ジャコモ・ニッツォーロが8度目のジロ出場でグランツール初区間優勝
翌日に難峠モンテ・ゾンコランを控えた第13ステージはラヴェンナからヴェローナまで198kmの平坦ステージ。アクチュアルスタートで飛び出したエスケープ常連のウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSFファイザネ)、サムエーレ・リーヴィ(エオーロ・コメタ)、シモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク)の3人が先行、メイン集団はスプリンターを抱えるチームが終始コントロール。
中間スプリントポイントはマレンゴが先頭、メイン集団の頭はフェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ)。2つ目の中間スプリントポイントはリーヴィが先頭通過、メイン集団ではレミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)やトーマス・デヘント(ロット・スーダル)のアタックで活性化、タイム差が1分半まで縮まった。
エドアルド・アッフィニ(ユンボ・ヴィスマ)やダヴィデ・ガッブロ(バルディアーニCSFファイザネ)が地元凱旋で沿道からの歓声に応え、残り距離7.3kmで逃げていた3選手を吸収。チーム クベカ・アソスやイネオス グレナディアーズら各チームが隊列を組み、滑るようにフィニッシュ地へと進み続ける。
ラスト3kmを切るとフィニッシュまではほぼ直線。総合勢の危険回避が終わり、UAEチームエミレーツが先頭で進み、ボーラ・ハンスグローエ、ユンボ・ヴィスマの隊列も上がっていく。フラムルージュを越え、先頭を牽引していたアッフィニがロングスプリントで後続を突き放す、ガビリアとジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス)、ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)らがスプリントを開始。ニッツォーロがアッフィニをかわしガッツポーズを決め一番にフィニッシュラインへ飛び込んだ。ニッツォーロはジロ・デ・イタリア8度目の出場にてようやく区間優勝を手に入れた。
マリア・ローザ着用のエガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)らも同タイムフィニッシュ、総合順位に変動はなかった。
「ようやく!勝利することができた。この1勝は大きいし価値がある」ニッツォーロ、勝利後インタビュー
第13ステージ結果
1 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/クベカ・アソス)in 04h 42' 19''
2 エドアルド・アッフィニ(イタリア/ユンボ・ヴィスマ),,
3 ペーター・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ),,
4 ダヴィデ・チモライ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション),,
5 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
6 ステファノ・オルダーニ(イタリア/ロット・スーダル),,
7 アンドレア・パスクアロン(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ),,
8 マックス・カンター(ドイツ/チームDSM),,
9 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/コフィディス),,
10 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ),,
・・・
49 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス),,
個人総合順位
1 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)in 53h 11' 42''
2 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00' 45''
3 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01' 12''
4 ヒュー・カーシー(イギリス/EFエデュケーション・NIPPO)+ 01' 17''
5 サイモン・イェーツ(イギリス/バイクエクスチェンジ)+ 01' 22''
6 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)+ 01' 50''
7 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 02' 22''
8 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/トレック・セガフレード)+ 02' 24''
9 トビアス・フォス(ノルウェー/ユンボ・ヴィスマ)+ 02' 49''
10 ダニエル・マルティネス(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)+ 03' 15''
・・・
80 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 01h 24' 14''
ポイント賞
1 ペーター・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ)135 Pts
2 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/クベカ・アソス)126 Pts
3 ダヴィデ・チモライ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション)113 Pts
山岳賞
1 ジョフリー・ブシャール(フランス/AG2Rシトロエンチーム)96 Pts
2 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)48 Pts
3 ドリース・デボント(ベルギー/アルペシン・フェニックス)24 Pts
ヤングライダー賞
1 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)in 53h 11' 42''
2 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00' 45''
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 02' 22''
チーム総合順位
1 イネオス グレナディアーズ(イギリス)in 159h 42' 15''
2 トレック・セガフレード(アメリカ)+ 01' 51''
3 チームDSM(ドイツ)+ 08' 58''
コースマップ
第14ステージ 5月22日(土)午後6:20 - 深夜1:00/J SPORTS 4
[区間] チッタデッラ > モンテ・ゾンコラン 205km/大会史上屈指の難峠モンテ・ゾンコラン
■コースの特徴
ミラノ到着を翌週末に控え、ついにアルプス舞台の難関山岳バトルに突入する。標高も勾配も難度が一気に上がり、マリア・ローザ争奪戦の激化も待ったなし。特にこの土曜日は、大会史上屈指の難峠モンテ・ゾンコランが、道の終わりに聳え立つ。
始まりは静かに。序盤約70kmは平地を黙々と突き進む。中盤も道は比較的おだやかだ。小さな4級峠を越えた後、じわじわと道は上り始めるが、いまだ平坦の範囲内。
200kmを超えるステージが激化するのは、残り3分の1に迫ってから。135km走った直後に、突如として2級フォルチェッラ・ディ・モンテ・レスト(登坂距離10.5km、平均勾配5.9%、最大12%)が立ちはだかる。昨大会第15ステージでも区間半ばで登場しているが、1年前とは逆向きに上って下りる。
モンテ・レストから下った先の、短い谷間で一息ついたら、いよいよ恐ろしき山に取り掛かる。やはりモンテ・ゾンコランも登坂ルートは、いつもと異なる。過去5回連続で使用されたオヴァロ側(10.1km、11.9%、22%)ではなく、2003年初回登場時と同じ、ストリオ側から攻める。
地獄の山道は全長14.1km。平均勾配は8.5%と、単純に数字だけ比較すればオヴァロ側より低い。ただしオヴァロ側が一定の急勾配を黙々と登るタイプなら、ストリオ側は初回覇者シモーニ曰く「階段状」。途中に緩やかなゾーンが挟み込まれ……その直後に一気に勾配は跳ね上がるのだ!
しかもラスト3kmは恐怖のクレシェンド。1km単位で11.2%(最大22)→13.1%(25)→14.7%(27)と、フィニッシュに近づけば近づくほど苦しみは増していく。ラスト1kmを切った後には、22%ゾーンが500mにも渡って続く。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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