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【Cycle*2024 パリ〜ルーベ:プレビュー】あまりにも厳しくあまりに特殊な北の地獄から、先頭で生還する豪傑は誰だ!?
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【ジロ・デ・イタリア2021 第7ステージ結果速報】ゴール手前の急坂を難なくこなしたカレブ・ユアンが圧倒的強さで今大会2勝目、総合勢に変動はなし
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部テクニカルなレイアウトも問題なし、カレブ・ユアン
ノタレスコからテルモリまでアドリア海を望みながら181kmを移動する平坦ステージ。0kmファーストアタックでシモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク)、ウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSFファイザネ)、マーク・クリスティアン(エオーロ・コメタ)の3選手が飛び出しメイン集団は容認、最初の1時間の平均時速は36.5km/hと、ゆったりとしたペースだった。
キエティに設定された4級山岳をペローが先頭通過、地元凱旋となるジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)はメイン集団の先頭で手を振って歓声に応え、応援バナーが幾つも掲げられたダリオ・カタルド(モビスター チーム)の地元凱旋は集団から少し飛び出し沿道からの声援を受けていた。
中間スプリントポイントはマレンゴが先頭通過、メイン集団からペーター・サガンがダニエル・オス(共にボーラ・ハンスグローエ)を連れて抜け出し集団の頭でスプリントポイントを獲得、マリア・チクラミーノ獲りの姿勢をアピール。
海岸線に出ても懸念されていた風は向かい風で特に仕掛けるチームもなく、第2中間スプリントポイントで再びマレンゴが先頭通過。残り距離17kmで逃げていた3選手を吸収し各チーム位置取り争いをしながらフィニッシュ地を目指す。
緊張感が高まる中ユンボ・ヴィスマのトレインが先頭でテルモリ市内へ、横からロット・スーダル、チームDSMも前に出てくる中、クランクコーナーを右に曲がり最大勾配12%の急坂へ。数人が飛び出すもメカトラのヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO)以外は遅れることなく、集団のまま緩い坂を上り続け直角カーブをこなしていく。
ラスト400mでフェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ)が早駆けで飛び出すとカレブ・ユアン(ロット・スーダル)とダヴィデ・チモライ(イスラエル・スタートアップネイション)が追いかけ、ガビリアをかわすとそのままフィニッシュラインへ。ユアンは今大会2勝目をあげポイント賞首位へと躍り出た。エーススプリンターの勝利を知ったロット・スーダルのメンバーは横並びガッツポーズでゴールし喜びを見せた。総合勢に変動はなくカーシーも救済されている。
「難しいステージだったけどチームメートのおかげで磐石の体制でスプリント勝負に持ちこめた。最高の位置からスプリントすることができた」ユアン、勝利後インタビュー
第7ステージ結果
1 カレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル)in 04h 42' 12''
2 ダヴィデ・チモライ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション),,
3 ティム・メルリール(ベルギー/アルペシン・フェニックス),,
4 マッテオ・モスケッティ(イタリア/トレック・セガフレード),,
5 アンドレア・パスクアロン(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ),,
6 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
7 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ),,
8 マックス・カンター(ドイツ/チームDSM),,
9 フィリッポ・フィオレッリ(イタリア/バルディアーニCSFファイザネ),,
10 フアン・モラノ(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
・・・
62 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス),,
個人総合順位
1 アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー/グルパマFDJ)in 26h 59' 18''
2 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00' 11''
3 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)+ 00' 16''
4 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00' 24''
5 ルイス・フェルファーク(ベルギー/アルペシン・フェニックス)+ 00' 25''
6 ヒュー・カーシー(イギリス/EFエデュケーション・NIPPO)+ 00' 38''
7 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 00' 39''
8 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/トレック・セガフレード)+ 00' 41''
9 ダニエル・マーティン(アイルランド/イスラエル・スタートアップネイション)+ 00' 47''
10 サイモン・イェーツ(イギリス/バイクエクスチェンジ)+ 00' 49''
・・・
123 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 51' 47''
ポイント賞
1 カレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル)106 Pts
2 ティム・メルリール(ベルギー/アルペシン・フェニックス)83 Pts
3 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/クベカ・アソス)76 Pts
山岳賞
1 ジーノ・マーダー(スイス/バーレーン・ヴィクトリアス)26 Pts
2 ジョフリー・ブシャール(フランス/AG2Rシトロエンチーム)18 Pts
3 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア/エオーロ・コメタ)16 Pts
ヤングライダー賞
1 アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー/グルパマFDJ)in 26h 59' 18''
2 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00' 11''
3 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)+ 00' 16''
チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 80h 59' 58''
2 イネオス グレナディアーズ(イギリス)+ 00' 39''
3 チーム バイクエクスチェンジ(オーストラリア)+ 02' 48''
第7ステージのリタイア
205 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア/クベカ・アソス)
コースマップ
第8ステージ 5月15日(土)午後9:00 - 深夜1:00/J SPORTS 4
[区間] フォッジャ > グァルディア・サンフラモンディ 170km/今大会「最南端」へと到達
■コースの特徴
開幕から1週間たち、ジロ一行は今大会「最南端」へと到達した。長靴に比されるイタリア半島の足首部分で1日過ごしたら、かかとにも足先にも立ち寄らず……早くもプロトンは北上を開始する。
週末の山頂フィニッシュ2連戦。日曜日がマリア・ローザ争奪戦なのだとしたら、初日の土曜日は、ずばり大逃げ向きと言われている。なにしろスタートから道は軽く上り始め、ステージ前半は無印のアップダウンの繰り返し。とびきり難しい上りこそ登場しないものの、逆に大逃げを企てる者たちにとっては、アタックで飛び出していくのには絶好の地形なのだ。
100kmを過ぎると、今ステージ唯一の本格峠が立ちはだかる。2級ボッカ・デッラ・セルヴァの上りは、平均勾配4.6%。ほんの一瞬10%ゾーンが登場するものの、それほど厳しくはない。むしろ全長19kmという長い山道が、選手たちの脚をじわじわと削っていくに違いない。その後40km近く続くダウンヒルもまた、気が遠くなるほど長い。
下りきった直後に、フィニッシュへの最終登坂へと突入だ。女子版ジロの戦いは2003年に受け入れながら、男子版は史上初めてというグアルディア・サンフラモンディへの上り坂は、全体で見れば勾配はきつくはない。ただし中世の古城が待ち受ける最終3kmから勾配は8%台に上がり、爆発力を要する15%ゾーンも潜んでいる。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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