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【Cycle*2024 パリ〜ルーベ:プレビュー】あまりにも厳しくあまりに特殊な北の地獄から、先頭で生還する豪傑は誰だ!?
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【ジロ・デ・イタリア2021 第5ステージ結果速報】カレブ・ユアンがスプリントに競り勝ち区間通算4勝目、ミケル・ランダが落車で大会から去る
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部スプリントに競り勝ったカレブ・ユアンはジロ・デ・イタリア区間通算4勝目
第5ステージはモデナからカットーリカまで177kmの平坦路をアドリア海まで移動する。ファーストアタックでフィリッポ・タリアーニ(アンドローニジョカトリ・シデルメク)とウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSFファイザネ)が抜け出し先行。ボローニャではロレンツォ・フォルトゥナート(エオーロ・コメタ)が地元へ凱旋、沿道には大きなバナーが掲げられ大声援が送られると笑顔で手を振ってこたえた。
先頭グループとメイン集団のタイム差は最大で5分半程度までひらいたものの、中間スプリントポイントを通過したあと残り距離106km地点で吸収、その後は逃げのない展開がしばらく続いた。
残り距離68km、随行するバイクがプロトンを追い抜くタイミングでシモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク)とダヴィデ・ガッブロ(バルディアーニCSFファイザネ)がアタックし容認された。アレクシー・グジャール(AG2Rシトロエンチーム)が海岸線手前で集団から抜け出し先行する2人に合流、逃げ切り勝利を目指す。
ティージェイ・ヴァンガーデレン(EFエデュケーション・NIPPO)の単独落車はすぐに走り出すことができたが、パヴェル・シヴァコフ(イネオス グレナディアーズ)の落車は痛みを伴い、サポートに降りてきたジョナタン・ナルバエスと共にステージ最後尾、13分8秒遅れでのフィニッシュとなった。
クランクカーブで起きたコービー・ホーセンス(ロット・スーダル)とフィリッポ・フィオレッリ(バルディアーニCSFファイザネ)の落車はすぐにリカバリーしたもののゴールスプリントのタイミングで前方に位置するのは難しくなってしまった。
残り距離4.5kmで発生した集団落車は痛ましく、マリア・アッズーラ着用のジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ)、ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス)、フランソワ・ビダール(AG2Rシトロエンチーム)の3人が地面に叩きつけられ、ランダは救急車で搬送され即時リタイアとなった。
カットーリカ市内に入り、ペーター・サガン擁するボーラ・ハンスグローエの隊列が先頭でフラムルージュをぐぐりラスト900mの直線へ。ダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ)、アレクサンダー・クリーガー(アルペシン・フェニックス)がラスト200mまで牽引すると、エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス)がスプリントを開始、左側からジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス)がかわし、その後ろからカレブ・ユアン(ロット・スーダル)が加速して一番目にフィニッシュラインに飛び込んだ。ユアンはジロ通算4勝目。また、2着に入ったニッツォーロがポイント賞首位となりマリア・チクラミーノを獲得している。
「チームとして今日勝たなくてはならなかったので、とにかくよかった、ほっとしている」ユアン、勝利後インタビュー
第5ステージ結果
1 カレブ・ユアン(オーストラリア/ロット・スーダル)in 04h 07' 01''
2 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/クベカ・アソス),,
3 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/コフィディス),,
4 ペーター・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ),,
5 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
6 マッテオ・モスケッティ(イタリア/トレック・セガフレード),,
7 アンドレア・パスクアロン(イタリア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ),,
8 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ/ユンボ・ヴィスマ),,
9 マヌエル・ベレッティ(イタリア/エオーロ・コメタ),,
10 ダヴィデ・チモライ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション),,
・・・
177 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアスat 05' 05''
個人総合順位
1 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション)in 17h 57' 45''
2 ルイス・フェルファーク(ベルギー/アルペシン・フェニックス)at 00' 42''
3 ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル/モビスター)at 00' 48''
4 アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー/グルパマFDJ)at 01' 00''
5 ニコラ・エデ(フランス/コフィディス)at 01' 15''
6 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)at 01' 24''
7 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)at 01' 28''
8 アルベルト・ベッティオル(イタリア/EFエデュケーション・NIPPO)at 01' 37''
9 ヒュー・カーシー(イギリス/EFエデュケーション・NIPPO)at 01' 38''
10 エガン・ベルナル(コロンビア/イネオス グレナディアーズ)at 01' 39''
・・・
128 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)at 28' 27''
ポイント賞
1 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/クベカ・アソス)72 Pts
2 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/コフィディス)68 Pts
3 ティム・メルリール(ベルギー/アルペシン・フェニックス)58 Pts
山岳賞
1 ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ/UAEチームエミレーツ)18 Pts
2 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア/エオーロ・コメタ)16 Pts
3 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)13 Pts
ヤングライダー賞
1 アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー/グルパマFDJ)in 17h 58' 45''
2 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00' 24''
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00' 28''
チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 53h 58' 03''
2 イネオス グレナディアーズ(イギリス)+ 00' 04''
3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 00' 13''
第5ステージのリタイア
51 ミケル・ランダ( スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス)
コースマップ
第6ステージ 5月13日(木)午後9:00 - 深夜1:00/J SPORTS 4
[区間] グロッテ・ディ・フラザッシ > アスコリ・ピチェーノ(サン・ジャコモ) 160km/今大会初の山頂フィニッシュ
■コースの特徴
シビッリーニ山地を舞台に、今大会初の山頂フィニッシュが争われる。全長160kmと比較的短いステージながら、累計獲得標高差は3400mに達し、最後は海抜152mから一気に標高1090mまで駆け上がる。
ちょうど50年前に発見されたヨーロッパ最大級のフラサッシ鍾乳洞の側から、1日は走り始める。スタート直後は小さな起伏をこなしつつ、2016年のイタリア中部地震で大きな被害にあった町や村を巡りつつ、コース中盤でいよいよ大きな2つの山と対峙する。
まずは2級フォルカ・ディ・ガルドへの長い上り。正式な登坂距離は10.2kmに過ぎないが、実質18km近く上り続ける。平均勾配は7.4%。序盤に2kmほど10%前後の難ゾーンあり。続く3級フォルカ・ディ・ポレスタでは、今大会初めて標高1500mの壁を超える。しかも山頂からは、全長40kmもの長い長いダウンヒルが待っている。
下りきった先で、2004年に史上屈指のスプリンター、アレッサンドロ・ペタッキが制したアスコリ・ピチェーノを通過。つまりフィニッシュの地名ではあるけれど、この日の終点ではない。そこから2級サン・ジャコモの15.5km、6.1%の最終山道へと挑みかかるのだ。
マリア・アッズーラが欲しい選手にとっては、幸運の山となるかもしれない。この山のてっぺんにジロの選手が到着するのは、2002年大会以来実に19年ぶり。区間勝者のメキシコ人ペレスクアピオは、ここで手にした山岳ポイントを元手に、同年の山岳ジャージを持ち帰っている。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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