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サイクル ロードレース コラム 2021年5月12日

【ジロ・デ・イタリア2021 第4ステージ結果速報】ジョセフロイド・ドンブロウスキーが初区間優勝!マリア・ローザはアレッサンドロ・デマルキが獲得!!

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ジョセフロイド・ドンブロウスキー

グランツール初区間優勝でガッツポーズを見せたジョセフロイド・ドンブロウスキー

降りしきる雨の中、ピアチェンツァを出発したプロトンはセストラまでの187kmを進む。3級山岳2つ、2級山岳1つが設定されており逃げ向きのコースプロフィールのため、25人と大集団での先頭グループが形成された。

中間スプリントポイントをフィリッポ・タリアーニ(アンドローニジョカトリ・シデルメク)が先頭通過、3級山岳は逃げに乗らなかったヴィンチェンツォ・アルバネーゼのためにフランチェスコ・ガヴァッツィ(共にエオーロ・コメタ)が先頭でポイント回収に成功。

下りでクイントン・ヘルマンス、レイン・タラマエ(共にアンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)、クリストファー・ユールイェンセン(チーム バイクエクスチェンジ)の3人が先頭グループの中から抜け出すことに成功。追走グループは1分程度後ろに、メイン集団は5分45秒後方からマリア・ローザ着用のフィリッポ・ガンナが先頭で追いかける。

3級山岳の登り口でヘルマンスが遅れ、先頭2人は後続とのタイム差を広げなから激坂を上りタラマエが先頭で山頂を通過。下りで追走グループからルイス・フェルファーク(アルペシン・フェニックス)、ニコラ・エデ(コフィディス)、アレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・スタートアップネイション)、ジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ)が抜け出しタラマエとユールイェンセンを追う。

最終峠2級コッレ・パッセリーノに入るとデマルキがペースアップをはかり、ドンブロウスキーだけがついていく。残り距離4.3kmで先頭に躍り出るとドンブロウスキーがさらに加速。メイン集団からはジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)が飛び出し山頂を目指す。

ドンブロウスキーはそのまま足を緩めず急勾配を上り続け、デマルキがそれについていく。ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス)がアタックするも総合勢は反応しない。チッコーネをかわし、残り3kmのアーチを通過。アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック)がペースアップをはかりダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)がチェック、エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)、ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO)も続きランダとチッコーネに追いつく。

ドンブロウスキー独走のままガッツポーズでフィニッシュラインを越えグランツール初区間優勝、マリア・アッズーラを手に入れた。その13秒後にデマルキがフィニッシュ、総合首位へ躍り出た。

ベルナル、チッコーネ、ウラソフ、ランダ、カーシーが1分37秒後に、その11秒後にレムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ)、ロマン・バルデ(チームDSM)、サイモン・イェーツ(チーム バイクエクスチェンジ)、ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション)、ダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)らがフィニッシュしている。

「とても嬉しい。逃げているメンバーの中でもデマルキが強いので彼についていったことが勝利の要因だった」ドンブロウスキー、勝利後インタビュー

「2日前からマリア・ローザを狙っていた、大きい逃げになったからチャンスが来たと思った。これまでの努力がマリア・ローザへ導いてくれた」デマルキ、マリア・ローザ着用後インタビュー

第4ステージ結果
1 ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ/UAEチームエミレーツ)in 04h 58' 38''
2 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション)at 00' 13''
3 フィリッポ・フィオレッリ(イタリア/バルディアーニCSFファイザネ)at 00' 27''
4 ルイス・フェルファーク(ベルギー/アルペシン・フェニックス)at 00' 29''
5 ヤン・トラトニク(スロベニア/バーレーン・ヴィクトリアス),,
6 アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー/グルパマFDJ)at 00' 44''
7 ニコラ・エデ(フランス/コフィディス)at 00' 49''
8 ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル/モビスター)at 00' 57''
9 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)at 01' 33''
10 クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク/バイクエクスチェンジ)at 01' 36''
・・・
158 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)at 23' 06''

個人総合順位
1 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション)in 13h 50' 44''
2 ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ/UAEチームエミレーツ)at 00' 22''
3 ルイス・フェルファーク(ベルギー/アルペシン・フェニックス)at 00' 42''
4 ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル/モビスター)at 00' 48''
5 アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー/グルパマFDJ)at 01' 00''
6 ニコラ・エデ(フランス/コフィディス)at 01' 15''
7 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)at 01' 24''
8 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)at 01' 28''
9 アルベルト・ベッティオル(イタリア/EFエデュケーション・NIPPO)at 01' 37''
10 ヒュー・カーシー(イギリス/EFエデュケーション・NIPPO)at 01' 38''
・・・
111 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)at 23' 22''

ポイント賞
1 ティム・メルリール(ベルギー/アルペシン・フェニックス)50 Pts
2 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/コフィディス)38 Pts
3 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/クベカ・アソス)35 Pts

山岳賞
1 ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ/UAEチームエミレーツ)18 Pts
2 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア/エオーロ・コメタ)16 Pts
3 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)13 Pts

ヤングライダー賞
1 アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー/グルパマFDJ)in 13h 51' 44''
2 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)+ 00h 00' 24''
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)+ 00h 00' 28''

チーム総合順位
1 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)in 41h 35' 57''
2 イネオス グレナディアーズ(イギリス)+ 00h 01' 07''
3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 00h 01' 16''

コースマップ

第5ステージ 5月12日(水)午後9:00 - 深夜1:00/J SPORTS 4
[区間] モデナ > カットーリカ 177km/行く手に起伏は一切存在しない

■コースの特徴
ピュアスプリンター向けの1日。行く手に起伏は一切存在しない。もしかしたら「風」はあるかもしれない。ステージ前半に通過するボローニャの南部30kmほどには、いくつか風力発電所が点在する。ただ分断を企てようにも、曲がり角さえほとんど存在しない。なにしろスタートから約150kmに渡って、国道9号線をひたすら南東へとまっすぐ突き進むのだ。

昨秋の世界選手権開催地となったイモラ、さらにはアドリア海に突き当たる直前のサヴィニャーノ・スル・ルビコーネでは、白熱した中間スプリントに期待しよう。残り約23kmでビーチリゾート(というより我ら自転車愛好者にとってはパンターニ逝去の地)リミニを通過すると、プロトンはフィニッシュまで海岸線を走る。

スタート地では2年前にデマールが両手を上げたが、フィニッシュ地がジロ一行を迎え入れるのは43年ぶり。当然1978年に同地を制したのは、ツールのマイヨ・ヴェールを持ち帰ったこともある俊足リック・ヴァンリンデンだった。

久しぶりの大集団スプリントが安全に執り行われるために、自治体側も道路整備や一時的な障害物撤去など、受け入れ準備を着々と整えている。なにしろ直線続きの今ステージの、最終3キロだけで、4つの直角+1コーナーが待ち構えているのだ。

高低差図

コースの特徴:宮本あさか

J SPORTS編集部

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