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【Cycle*2024 パリ〜ルーベ:プレビュー】あまりにも厳しくあまりに特殊な北の地獄から、先頭で生還する豪傑は誰だ!?
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【ジロ・デ・イタリア2021 第3ステージ結果速報】タコ・ファンデルホールンがラスト8.8kmを独走しみごと逃げ切り勝利!ガンナは総合首位キープ
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部みごと逃げ切り勝利を成し遂げた満面の笑みのタコ・ファンデルホールン
ビエッラからカナーレまで190kmの丘陵ステージ。3級山岳1つ、4級山岳2つが設定されているため、山岳賞ジャージ着用のヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(エオーロ・コメタ)がチームメートのサムエーレ・リーヴィを連れ、アレクシー・グジャール(AG2Rシトロエンチーム)、シモン・ペロー、若干18歳アンドリー・ポノマル(共にアンドローニジョカトリ・シデルメク)、サムエーレ・ゾッカラート(バルディアーニCSFファイザネ)、ラルス・ファンデンベルフ(グルパマFDJ)、タコ・ファンデルホールン(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)の8選手での逃げグループが形成された。
3級山岳、4級山岳をアルバネーゼが先頭通過しマリア・アッズーラを確定させた。メイン集団ではペーター・サガン擁するボーラ・ハンスグローエがペースアップをはかり、ライバルのスプリンターたちを振るい落とす作戦に出る。上りではサガンも苦しそうな表情を見せるが、カレブ・ユアン(ロット・スーダル)、ディラン・フルーネウェーヘン(ユンボ・ヴィズマ)、ティム・メルリール(アルペシン・フェニックス)はついていけなくなった。
2つ目の4級山岳で先頭グループからペローとゾッカラートが抜け出し、下りで追走のアルバネーゼ、ファンデンベルフ、ファンデルホールンが合流し5人で35km先にあるフィニッシュ地を目指す。
残り距離20kmでタイム差は1分、メイン集団が追いつくのも時間の問題かと思われたが、タイム差は思いのほか縮まらない。ボーナスタイム付き中間スプリントポイントのある無名峠で先頭グループからペローが再びアタックしファンデルホールンだけがついていく。メイン集団からはトニー・ガロパン(AG2Rシトロエンチーム)とジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)が抜け出し先行する2選手を追いかける。
残り10kmでタイム差は36秒、メイン集団ではボーラ・ハンスグローエの次に牽引するチームがあらわれず速度があがらない。ラスト8.8kmでファンデルホールンがペローを置き去りにして独走を開始。フラムルージュを15秒のタイム差でかけ抜け、残り100mで振り返り勝利を確信した満面の笑顔とガッツポーズでフィニッシュラインを越えた。グランツール初出場で初区間優勝。
4秒後にプロトンが集団フィニッシュ、先頭はダヴィデ・チモライ(イスラエル・スタートアップネイション)、次点にペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)、エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス)と続いた。
「信じられない、逃げに入ってアグレッシブにいこうと決めていた。勝つのは難しいからせめてグループで行けたらいいなと思っていた。最後に振り返った時、後続が居なくて勝てると思った、信じられなかった」ファンデルホールン、勝利後インタビュー
第3ステージ結果
1 タコ・ファンデルホールン(オランダ/アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)in 04h 21' 29''
2 ダヴィデ・チモライ(イタリア/イスラエル・スタートアップネイション)at 00' 04''
3 ペーター・サガン(スロバキア/ボーラ・ハンスグローエ),,
4 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/コフィディス),,
5 パトリック・ベヴィン(ニュージーランド/イスラエル・スタートアップネイション),,
6 ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー/アルペシン・フェニックス),,
7 フェルナンド・ガビリア(コロンビア/UAEチームエミレーツ),,
8 アルベルト・ベッティオル(イタリア/EFエデュケーション・NIPPO),,
9 ステファノ・オルダーニ(イタリア/ロット・スーダル),,
10 ジャコポ・モスカ(イタリア/トレック・セガフレード),,
・・・
61 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス),,
個人総合順位
1 フィリッポ・ガンナ(イタリア/イネオス グレナディアーズ)in 08h 51' 26''
2 トビアス・フォス(ノルウェー/ユンボ・ヴィスマ)at 00' 16''
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)at 00' 20''
4 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/ドゥクーニンク・クイックステップ),,
5 レミ・カヴァニャ(フランス/ドゥクーニンク・クイックステップ)at 00' 21''
6 ジャンニ・モスコン(イタリア/イネオス グレナディアーズ)at 00' 26''
7 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ・プレミアテック)at 00' 27''
8 アルベルト・ベッティオル(イタリア/EFエデュケーション・NIPPO)at 00' 29''
9 ジョナタン・カストロビエホ(スペイン/イネオス グレナディアーズ)at 00' 30''
10 ディエゴ・ウリッシ(イタリア/UAEチームエミレーツ)at 00' 32''
・・・
66 新城幸也(日本/バーレーン・ヴィクトリアス)at 00' 56''
ポイント賞
1 ティム・メルリール(ベルギー/アルペシン・フェニックス)50 Pts
2 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/コフィディス)38 Pts
3 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア/クベカ・アソス)35 Pts
山岳賞
1 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア/エオーロ・コメタ)16 Pts
2 シモン・ペロー(スイス/アンドローニジョカトリ・シデルメク)6 Pts
3 ラルス・ファンデンベルフ(オランダ/グルパマFDJ)6 Pts
ヤングライダー賞
1 フィリッポ・ガンナ(イタリア/イネオス グレナディアーズ)in 08h 51' 26''
2 トビアス・フォス(ノルウェー/ユンボ・ヴィスマ)+ 00h 00' 16''
3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/ドゥクーニンク・クイックステップ)at 00' 20''
チーム総合順位
1 ユンボ・ヴィズマ(オランダ)in 26h 35' 08''
2 イネオス グレナディアーズ(イギリス)+ 00h 00' 09''
3 ドゥクーニンク・クイックステップ(ベルギー)+ 00h 00' 13''
コースマップ
第4ステージ 5月11日(火)午後9:00 - 深夜1:00/J SPORTS 4
[区間] ピアチェンツァ > セストラ 187km/登れる男たちの2021年大会最初の脚試し
■コースの特徴
総合勢を含む登れる男たちにとって、2021年大会最初の脚試し。ただしスタート地から美食の街パルマを抜ける前半70kmは、おおむねフラットで直線。そこからアペニン山脈へと分け入ると、後半115kmはひたすらアップダウンの繰り返し。
後半の山部分には中世の古城が数多く点在する。中でも有名なのがカノッサ城。「カノッサの屈辱」でおなじみの土地だが、自転車乗りにとってはむしろ2017年に天へ旅立ったスカルポーニの石碑が立つ上りで名高い。まさにこの坂道から、起伏づくしは始まるのだ(ただし上った先に設置されているのは中間ポイント)。
この日最初の山岳ポイント、110.8kmの3級カステッロ・ディ・カプリネーティもまた、名称通り山頂には城を抱く。風の強い谷間を通り抜けて、続く3級モンテモリーノへ。さらには無印の上りや下りを繰り返し、締めくくりは2級コッレ・パッセリーノ。4.3kmの短い上りながら、平均勾配は約10%、最大勾配16%という極めてハードな激坂だ。
ただし山頂フィニッシュではない。この2級峠を上り詰めた後に、下りと上りの入り混ざった2.5kmを走りきらねばならない。つまりは追い上げる余地も残されている。ちなみに同フィニッシュ地では2016年にチッコーネが独走勝利を上げているが、今年とは最終坂が異なる。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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