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作曲家・梶浦由記さん流サイクルロードレースを気軽に楽しむ3つのヒント《景色》《ながら見》《SNS》
サイクルロードレースレポート by J SPORTS 編集部数々の名曲を世に送り出している梶浦さん(左)
アニメ作品の劇伴音楽をはじめ、映画やミュージカルなど、幅広いジャンルの音楽をプロデュースし続ける作曲家・梶浦由記さん。大ヒット映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎」も彼女によって生み落とされた作品の一つ(作詞・作曲・編曲 *作詞はLisaさんと共作)。聴く者を別世界に誘い、圧倒的な没入間を与える彼女の音楽は、日本にとどまらず世界で高く評価されている。
そんな梶浦由記さんといえば、知る人ぞ知る、古参のサイクルロードレースファン。《イベント・実況用別アカウント》として開設されたTwitterの裏アカでは「ロードレースシーズンはツイートがかなり増えますすみません……」(プロフィール欄記載)との本人の宣言通り、タイムラインはほぼサイクルロードレースに関する呟き一色。眺めているだけで、梶浦さんのサイクルロードレース愛が伝わってくる。
あるとき、そんな梶浦さんの何気ない呟きを発見したのが、番組実況でおなじみのサッシャさん。ラジオDJも務めるサッシャさんだけに、もちろん作曲家の梶浦さんもフォローしており、レース実況中に彼女の呟きを発見してビックリ。そんな経緯で実現した今回のインタビュー企画。梶浦さんの言葉には、サイクルロードレースを楽しむヒントが詰まっていました。
きっかけは『弱虫ペダル』で、推しはフルーム
欧州で高い人気を誇るサイクルロードレース。なかでもフランス全土を舞台に21日間で争われるツール・ド・フランスは、夏季五輪、サッカーワールドカップに次ぐ世界最大級のメガスポーツイベント。平坦路だけでなく、険しい山道や未舗装のデコボコ道など、選手たちは自らの脚で、長いときでは200kmを超える道のりを走破していくのである。想像を超える選手のアスリート性はもちろん、息を飲む心理性や駆け引き、はたまたサイクルロードレース独特の美しき精神性や人間ドラマに多くのファンが魅了されている。
ツール・ド・フランスの他にも、国土全体を舞台に、21日間で競い合う過酷な大会が2つ存在する。イタリアを舞台としたジロ・デ・イタリア、スペインを舞台としたブエルタ・ア・エスパーニャがそれであり、いずれも世界中の注目を集め、選手にとっては出場することだけでも意義がある檜舞台と言える(今シーズン、J SPORTSではこれら3つの大会「通称:グランツール」を独占生中継&LIVE配信でお届けする)。
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