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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 第14ステージ結果速報】激しいアタック合戦の末、逃げに乗ったウェレンスが今大会区間2勝目、総合は変動なし
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部完璧な位置取りで最後の上りをこなしたウェレンスは今大会2勝目
ルーゴからオーレンセへと向かう204.7kmの移動ステージ。大逃げの決まりやすいレウアウトのためアクチュアルスタートから激しいアタック合戦がおこなわれ、離脱と吸収を繰り返しレース開始1時間の平均時速は49.1km/hとハードな展開となった。
ゼネク・スティバル(ドゥクーニンク・クイックステップ)、ディラン・ファンバーレ(イネオス グレナディアーズ)、マイケル・ウッズ(EFプロサイクリング)、ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)、マルク・ソレル(モビスター チーム)がメイン集団から抜け出すことに成功し、テイメン・アレンスマン(チームサンウェブ)、ピエールリュック・ペリション(コフィディス)がジャンプアップ、7人での逃げが形成された。
起伏の連続で1mの平坦もないレース前半が終わる頃には先頭グループとメイン集団のタイム差は5分30秒までひらいた。アスタナ プロチームとボーラ・ハンスグローエが集団を牽引しペースアップをはかり、トタル・ディレクトエネルジーも牽引に参加しタイム差を縮めていく。最初の3級山岳はペリション、2番目はウェレンスが先頭通過、3つ目の3級山岳でウッズがアタック、ペリションがついていくことができなくなった。
下りでスティバルが抜け出すとソレルとウェレンスが追い、10秒ほどタイムギャップがうまれると3人はそのまま加速を続ける。後続も諦めることなくついていき、ゴール手前1.3kmの市街地の左カーブで追いつくことに成功、6選手で平均勾配6%上り勝負となった。ウッズが軽くペースをあげ、膠着状態のまま残り500mを切りウェレンスが先頭となり、ソレルのアタックをコーナーのイン側からペースを合わせ、そのまま速度を落とすことなくウッズの追い上げも退け、ガッツポーズでフィニッシュラインを越えた。ウェレンスは今大会区間2勝目。
マイヨ・ロホ着用のプリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ)らはウェレンスから3分44秒後に集団フィニッシュ、総合順位に変動はなかった。
「逃げに乗るために尽力してくれたチームメートを讃えたい、今日のレイアウトは自分にあっていると思っていたし、今日はすべてが完璧になしとげることができた」ウェレンス、勝利後インタビュー
Cycle*2020 ブエルタ・ア・エスパーニャ
第14ステージ ハイライト
第14ステージ結果
1 ティム・ウェレンス(ベルギー/ロット・スーダル)in 04h 37' 05''
2 マイケル・ウッズ(カナダ/EFプロサイクリング)-
3 ゼネク・スティバル(チェコ/ドゥクーニンク・クイックステップ)-
4 ディラン・ファンバーレ(オランダ/イネオス グレナディアーズ)-
5 マルク・ソレル(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 00' 11''
6 テイメン・アレンスマン(オランダ/チームサンウェブ)+ 00h 00' 13''
7 ピエールリュック・ペリション(フランス/コフィディス)+ 00h 03' 11''
8 ダニエル・マーティン(アイルランド/イスラエル・スタートアップネイション)+ 00h 03' 44''
9 ゴンサロ・セラノ(スペイン/カハルラル・セグロス RGA)+ 00h 03' 44''
10 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/チーム ユンボ・ヴィズマ)+ 00h 03' 44''
個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/チーム ユンボ・ヴィズマ)in 53h 57' 05''
2 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)+ 00h 00' 39''
3 ヒュー・カーシー(イギリス/EFプロサイクリング)+ 00h 00' 47''
4 ダニエル・マーティン(アイルランド/イスラエル・スタートアップネイション)+ 00h 01' 42''
5 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 03' 23''
6 ワウト・プールス(オランダ/チーム バーレーン・マクラーレン)+ 00h 06' 15''
7 フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00h 07' 14''
8 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 08' 39''
9 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ プロチーム)+ 00h 08' 48''
10 ダビ・デラクルス(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 00h 09' 23''
ポイント賞
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/チーム ユンボ・ヴィズマ)178 pts
2 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)113 pts
3 ダニエル・マーティン(アイルランド/イスラエル・スタートアップネイション)111 pts
山岳賞
1 ギヨーム・マルタン(フランス/コフィディス)76 pts
2 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)30 pts
3 ティム・ウェレンス(ベルギー/ロット・スーダル)28 pts
ヤングライダー賞
1 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)in 54h 00' 28''
2 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ プロチーム)+ 00h 05' 25''
3 ダヴィ・ゴデュ(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 00h 07' 22''
チーム総合順位
1 モビスター チーム(スペイン)in 162h 08' 09''
2 チーム ユンボ・ヴィズマ(オランダ)+ 00h 08' 05''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 39' 49''
ステージ敢闘賞
177 マルク・ソレル(スペイン/モビスター チーム)
第14ステージのリタイア
36 アレクサンダー・カンプ(デンマーク/トレック・セガフレード)
45 マーティン・セルモン(ドイツ/チームサンウェブ)
186 アレクシー・ルナール(フランス/イスラエル・スタートアップネイション)
コースマップ
第15ステージ 11月5日(木)午後11:35 - 深夜2:00 /J SPORTS 4
[区間] モス > プエブラ・デ・サナブリア 230.8km/累計獲得標高4000m超の厳しいステージ
■コースの特徴
本来ならポルトガルに入国し、海岸通りを駆け抜ける、約180kmのステージが用意されていた。しかも道はほぼフラットで、スプリンターたちによる大集団フィニッシュが期待されていたはずだ。
ただし新型コロナウイルスの影響により、国境越えを断念。代わりに国境間近のスペイン側にコースが描かれた。時には200mほどにまでポルトガルに接近しつつも、プロトンが向こう側に渡ることはない。結果として距離は50km延長され、今ブエルタ最長ステージへと早変わり。しかも海の代わりには、たっぷりと山が投入された。スプリンター向けとは程遠い、累計獲得標高4000m超の厳しいステージの出来上がり!
「大逃げ向き」とコース設計者は宣言する。国境から25kmほどの町から走り出すと、序盤の道は比較的フラットだ。ただしスタートから50kmで3級峠に上り始めると、あとはひたすら上ったり下りたりの繰り返し。コース上には5つの3級峠と、たくさんの起伏が待ち受ける。またコース設計者は「風の多い地域」とも注意書きをつける。高台に吹き抜ける強風のせいで、集団制御は難しさを増す。
最後の3級パドルネロ峠(登坂距離6.4km、平均勾配3.5%)はフィニッシュ手前18.8km、つまり212km走った先に待ち構える。そこからフィニッシュまでは長いダウンヒル。ただしラスト500mは、勾配5.5%の上り坂だ。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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