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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 第9ステージ結果速報】サム・ベネットが降格しアッカーマンがブエルタ初区間優勝を飾る、総合勢に変動はなし
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部サム・ベネットの降格でステージ勝者となったパスカル・アッカーマン
カストリージョ・デル・バルからアギラル・デ・カンポーまでの157.7kmは平坦ステージ、久しぶりにスプリンターたちの出番がやってきた。アリツ・バグエス(カハルラル・セグロス RGA)とフアン・オソリオ(ブルゴスBH)の2選手が逃げ、3分程度のタイム差でドゥクーニンク・クイックステップ、チーム バーレーン・マクラーレン、トタル・ディレクトエネルジーらが牽引するメイン集団が追いかける。
残り距離22kmで逃げていた2人は吸収され、マイヨ・ベルデ着用のプリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ)が前輪のパンクでバイク交換を行ったが問題なく集団復帰することができた。集団は淡々とペダルを踏み残り距離を消化していく。
ラスト3kmを過ぎると各チームのトレインが速度を上げ緊張感が高まる。イネオス グレナディアーズが先頭で残り距離1.3kmの鋭角コーナーを曲がり、向かい風区間でボーラ・ハンスグローエのトレインの牽引でゴール前500mまで来るとドゥクーニンク・クイックステップやUAEチームエミレーツのトレインも姿をあらわす。
パスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)がスプリントを開始すると、ミケル・モルコフのリードアウトから飛び出したサム・ベネット(共にドゥクーニンク・クイックステップ)がアッカーマンをとらえ、胸のチームロゴを強調する余裕をもちながらフィニッシュラインへ飛び込んだ。
その後ベネットはエミルス・リエピンス(トレック・セガフレード)への妨害行為が認められ集団最下位の110着へ降格、2着につけていたアッカーマンが区間優勝者となった。アッカーマンはブエルタは勝利。リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ)ら総合勢も同タイム着で変動はなし。
「サム(ベネット)には申し訳ないけれど公平に乗らなければならない、ステージ勝利でチームに貢献できて本当に嬉しい」アッカーマン、勝利後インタビュー
Cycle*2020 ブエルタ・ア・エスパーニャ
第9ステージ ハイライト
第9ステージ結果
1 パスカル・アッカーマン(ドイツ/ボーラ・ハンスグローエ)in 03h 39' 55''
2 ヘルベン・タイッセン(ベルギー/ロット・スーダル)-
3 マックス・カンター(ドイツ/チームサンウェブ)-
4 ジャスパー・フィリプセン(ベルギー/UAEチームエミレーツ)-
5 ヤコブ・マレツコ(イタリア/CCCチーム)-
6 アレクシー・ルナール(フランス/イスラエル・スタートアップネイション)-
7 ジョン・アベラストゥリ(スペイン/カハルラル・セグロス RGA)-
8 ロレンゾ・マンザン(フランス/トタル・ディレクトエネルジー)-
9 ロバート・スタナード(オーストラリア/ミッチェルトン・スコット)-
10 レイナルト・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ/NTTプロサイクリングチーム)-
・・・
110 サム・ベネット(アイルランド/ドゥクーニンク・クイックステップ)-
個人総合順位
1 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)in 36h 11' 01''
2 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/チーム ユンボ・ヴィズマ)+ 00h 00' 13''
3 ダニエル・マーティン(アイルランド/イスラエル・スタートアップネイション)+ 00h 00' 28''
4 ヒュー・カーシー(イギリス/EFプロサイクリング)+ 00h 00' 44''
5 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 01' 54''
6 フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア/ボーラ・ハンスグローエ)+ 00h 03' 28''
7 エスデバン・チャベス(コロンビア/ミッチェルトン・スコット)+ 00h 03' 28''
8 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 03' 35''
9 マルク・ソレル(スペイン/モビスター チーム)+ 00h 03' 40''
10 ワウト・プールス(オランダ/チーム バーレーン・マクラーレン)+ 00h 03' 47''
ポイント賞
1 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/チーム ユンボ・ヴィズマ)104 pts
2 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)81 pts
3 ダニエル・マーティン(アイルランド/イスラエル・スタートアップネイション)73 pts
山岳賞
1 ギヨーム・マルタン(フランス/コフィディス)27 pts
2 セップ・クス(アメリカ/チーム ユンボ・ヴィズマ)24 pts
3 リチャル・カラパス(エクアドル/イネオス グレナディアーズ)24 pts
ヤングライダー賞
1 エンリク・マス(スペイン/モビスター チーム)in 36h 12' 55''
2 ダヴィ・ゴデュ(フランス/グルパマ・エフデジ)+ 00h 04' 21''
3 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア/アスタナ プロチーム)+ 00h 04' 58''
チーム総合順位
1 モビスター チーム(スペイン)in 108h 42' 27''
2 チーム ユンボ・ヴィズマ(オランダ)+ 00h 05' 48''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 12' 46''
ステージ敢闘賞
216 フアン・オソリオ(コロンビア/ブルゴスBH)
第9ステージのリタイア
なし
コースマップ
第10ステージ 10月30日(金)午後11:35 - 深夜2:00 /J SPORTS 4
[区間] カストロ・ウルディアレス > スアンセス 185km/パオロ・ベッティーニが人生最後の勝利を上げた町へ
■コースの特徴
いつもよりも3日間短いブエルタも、いよいよ後半戦に突入する。前区間に続き今区間もスプリント日和。ただし前日がひたすら内陸部を突き進んだのだとしたら、この日のプロトンは秋のカンタブリア海を眺めながら走る。
スタート地は1958年以来62年ぶりにブエルタ一行を迎える。当時はいまだ春開催で、選手たちは5月の海を堪能したに違いない。しかも今年は本来ならば8月最後の週末にプロトン通過を見届ける予定だったが、こうして10月最後の週末にずれ込んだ。
コースは序盤100kmは海岸線をつかず離れず進む。細かいカーブと細かい起伏が多い上に、サーフィンのメッカとして「海風」も気になるところ。スプリンターチームはナーバスな制御を強いられるに違いない。
100km過ぎに道は一旦内陸に切り込む。3級峠(登坂距離4.3km、平均勾配5%)が待ち構えるが、あえてブエルタに乗り込んでくるようなスプリンターにとって、それほど難しいものではないだろう。ラスト40kmは再び海の側を走る。
ただし同じ勾配5%でも、それがフィニッシュとなると、話は別かもしれない。ラスト2kmからは上り坂。スプリンターだけでなく、パンチャー勢も爆発的な加速を切るはずだ。
フィニッシュ地はかつてのクラシックハンター&世界選2勝パオロ・ベッティーニが、人生最後の勝利を上げた町。やはり例年なら「世界選への準備」の役目も果たすブエルタに、今年は違う風景が広がっている。
高低差図
コースの特徴:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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