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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第19ステージ結果速報】カヴァニャが25kmの単独走でグランツール初区間優勝、ログリッチェは危機を脱し総合首位をキープ
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部写真:連日逃げに乗る活躍を見せていたカヴァニャがラスト25km独走してグランツール初区間優勝
“城壁と聖人の町”アビラを出発し、美しい城塞都市トレドまで165.2kmの平坦ステージ、途中3級山岳が一つあるのみ。アクチュアルスタートから4kmでシルヴァン・ディリエ(アージェードゥゼール ラ モンディアル)、ドメン・ノヴァーク(バーレーン・メリダ)、レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)ら10選手の逃げグループが形成されるも、区間優勝を狙うチームが大きなタイム差を許さずにメイン集団をコントロール。
67km地点で集団落車が発生、総合首位プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ)、新人賞首位ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)らが巻き込まれたがモヴィスター チームを中心にペースアップをはかり1分以上のタイム差がついた。のちに落車由来だと気がついたプロトンは脚を緩め大惨事を回避、この落車にてトニー・マルティン(チーム ユンボ・ヴィスマ)とマルコ・マルカート(UAEチームエミレーツ)がリタイアしている。
地平線の見える吹きさらしエリアでは左からの強風が襲い、ボーラ・ハンスグローエが横風分断作戦を決行、メイン集団は分断されログリッチェは再び後続に取り残されたが、風向きがかわりメイン集団はまた一つに戻ることができた。
3級山岳はブルーノ・アーミライ(グルパマ・エフデジ)が、中間スプリントポイントはピーター・ステティナ(トレック・セガフレード)が先頭通過。残り距離25km、先頭グループからカヴァニャが1回のアタックで抜け出すとそのまま独走態勢に入る。
追走グループからローソン・クラドック(EFエデュケーションファースト)、ニキアス・アルント(チームサンウェブ)、アーミライが抜け出しカヴァニャを追うもラスト2kmでメイン集団に吸収された。カヴァニャは独走状態のまま旧市街へ入りフラムルージュを抜け狭く入り組んだ石畳の上り坂を駆け上がりガッツポーズをしながらフィニッシュラインへ飛び込んだ。メイン集団は5秒カヴァニャに届かなかった。
「グランツールで勝ちたいという目標を達成できて嬉しい、ラスト25kmは向かい風で全然進まなかった、追いつかれるかと思った」(カヴァニャ、勝利後インタビュー)
第19ステージ結果
1 レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)in 03h 43' 34''
2 サム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ/アイルランド)+ 00h 00' 05''
3 ゼネク・スティバル(ドゥクーニンク・クイックステップ/チェコ)+ 00h 00' 05''
4 フィリップ・ジルベール(ドゥクーニンク・クイックステップ/ベルギー)+ 00h 00' 05''
5 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 00' 05''
6 トッシュ・ヴァンデルザンデ(ロット・スーダル/ベルギー)+ 00h 00' 05''
7 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 00' 05''
8 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 00' 05''
9 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 00' 05''
10 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 00' 05''
・・・
20 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 00' 05''
81 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 05' 33''
個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)in 75h 00' 33''
2 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 02' 50''
3 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 03' 31''
4 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 04' 17''
5 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 04' 49''
6 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 07' 46''
7 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 09' 46''
8 カールフレドリック・ハーゲン(ロット・スーダル/ノルウェー)+ 00h 11' 50''
9 ジェームス・ノックス(ドゥクーニンク・クイックステップ/イギリス)+ 00h 13' 23''
10 マルク・ソレル(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 21' 09''
・・・
130 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 04h 00' 35''
ポイント賞
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)143 pts
2 サム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ/アイルランド)114 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)110 pts
山岳賞
1 ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)76 pts
2 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)44 pts
3 タオ・ゲオゲガンハート(チーム イネオス/イギリス)35 pts
新人賞
1 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)in 75h 04' 50''
2 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 00' 32''
3 ジェームス・ノックス(ドゥクーニンク・クイックステップ/イギリス)+ 00h 09' 06''
チーム総合順位
1 モヴィスター チーム(スペイン)in 224h 04' 57''
2 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 47' 00''
3 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 01h 35' 05''
敢闘賞
63 レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップト/フランス)
第19ステージのリタイア
137 トニー・マルティン(チーム ユンボ・ヴィスマ/ドイツ)
175 マルコ・マルカート(UAEチームエミレーツ/イタリア)
第20ステージ 9月14日(土)午後6:50 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間] アレナス・デ・サン・ペドロ > プラタフォルマ・デ・グレドス 190.4km(山岳)/175kmひたすらアップダウンが続く
■コースの特徴
2019年ブエルタの総合順位は、この日が終わるまで決して分からない。なにしろ過去4年連続で、この第20ステージにて表彰台の顔ぶれが入れ替わってきた。4年前にはマイヨ・ロホ交代劇さえ起こっている。
平坦なのは序盤15kmだけ。そこから1級ベルナルド峠への、今大会最長18.4kmの山道に足を踏み入れると、残す175kmはひたすらアップダウンを繰り返す。その後は2級峠を2つに、無等級の起伏をたくさん。さらには3級峠から長い下りを経て、今大会最後の1級峠ペニャ・ネグラへと取り掛かる。
日本語では「黒い岩」の意になるペニャ・ネグラは、登坂距離こそ14.2kmと長いが、地形的にはそれほど難しくはない。平均勾配は5.9%で、イレギュラーな急勾配ゾーンも存在しない。この山の難しさは……むしろ3週目の終わりに、標高1910mの高みまで上り詰めねばならないこと。
そして今大会5つ目にして、最後の「初登場」山頂フィニッシュで、ステージは締めくくられる。グレドス自然公園へと誘う登坂距離9.4km、平均勾配3.8%の3級峠の果てに、2019年のマイヨ・ロホ争いは終わりを告げる。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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