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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第11ステージ結果速報】地元バスクでブエルタという夢を叶えたミケル・イトゥリア、25km独走し区間優勝
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部写真:地元の声援を一身に受けて自身初の勝利をブエルタで挙げたイトゥリア
スペインとの国境近く、フランスのサン=パレからバスク地方ウルダクス=ダンチャリネアまでの180km、3級山岳2つと2級山岳1つと国境を3度越える第11ステージ。スタート後、ホルヘ・アルカス(モヴィスター チーム)、フランソワ・ビダール(アージェードゥゼール ラ モンディアル)、ゴルカ・イサギーレ(アスタナ プロチーム)ら11選手が飛び出し、さらに3選手が合流し14人での逃げグループが形成された。
3級オスキッシュ峠を山岳賞首位のアンヘル・マドラソ(ブルゴスBH)が、2級イスペギ峠をこの日敢闘賞のアレックス・アランブル(カハルラル・セグロス RGA)が、3級オトションドをダミアン・ホーゾン(ミッチェルトン・スコット)が先頭通過。メイン集団はチーム ユンボ・ヴィスマの牽引で15分ほど後方を走る。
最終峠の下りで先頭グループは3人から7人に増え、平地に出るとマッテオ・ファブロ(チーム カチューシャ・アルペシン)がパンクで離脱、ヨナタン・ラストラ(カハルラル・セグロス RGA)が追いつき、さらに残り距離25kmでバンジャマン・トマ(グルパマ・エフデジ)やミケル・イトゥリア(エウスカディバスクカントリー・ムリアス)ら4選手の追走が先頭グループに合流。
そのままカウンターでイトゥリアが単独で飛び出し、最大48秒のアドバンテージで生まれ故郷の道を走り抜け後続に6秒の差をつけてフィニッシュ。競技人生初の勝利を夢のブエルタで家の近所で家族の前で成し遂げた。18分35後にプロトンは集団フィニッシュ、総合勢に変動はなかった。
「自分みたいに勝ち慣れていない自転車選手がブエルタのリザルトに名前が載るのは夢だ」(イトゥリア、勝利後インタビュー)
第11ステージ結果
1 ミケル・イトゥリア(エウスカディバスクカントリー・ムリアス/スペイン)in 04h 36' 44''
2 ヨナタン・ラストラ(カハルラル・セグロス RGA/スペイン)+ 00h 00' 06''
3 ローソン・クラドック(EFエデュケーションファースト/アメリカ)+ 00h 00' 06''
4 ダミアン・ホーゾン(ミッチェルトン・スコット/オーストラリア)+ 00h 00' 06''
5 フランソワ・ビダール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 00' 06''
6 アマヌエル・ゲフレジャベル(チーム ディメンションデータ/エリトリア)+ 00h 00' 09''
7 バンジャマン・トマ(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 00h 00' 12''
8 マッテオ・ファブロ(チーム カチューシャ・アルペシン/イタリア)+ 00h 00' 12''
9 ゴルカ・イサギーレ(アスタナ プロチーム/スペイン)+ 00h 00' 12''
10 レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)+ 00h 00' 12''
・・・
19 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 18' 35''
59 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 18' 35''
個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)in 41h 00' 48''
2 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 52''
3 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 02' 11''
4 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 03' 00''
5 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 03' 05''
6 カールフレドリック・ハーゲン(ロット・スーダル/ノルウェー)+ 00h 04' 59''
7 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 05' 42''
8 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)+ 00h 05' 49''
9 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 06' 07''
10 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 06' 25''
・・・
143 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 01h 53' 32''
ポイント賞
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)89 pts
2 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)70 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)61 pts
山岳賞
1 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)32 pts
2 ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)21 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)18 pts
新人賞
1 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)in 41h 02' 59''
2 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア) + 00h 00' 54''
3 イギータ・ガルシア(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 07' 56''
チーム総合順位
1 モヴィスター チーム(スペイン)in 122h 11' 23''
2 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 21' 54''
3 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 00h 36' 26''
敢闘賞
193 アレックス・アランブル(カハルラル・セグロス RGA/スペイン)
第11ステージのリタイア
なし
第12ステージ 9月5日(木)午後11:00 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間] ナバラ・サーキット > ビルバオ 171.4km/モータースポーツの戦地ナバラ・サーキットがスタート地
■コースの特徴
モータースポーツの戦地ナバラ・サーキットが、2年ぶりにブエルタのプロトンに門戸を開く。その後はしばらく延々と高原地帯を突き進む。ステージ前半に登場する難関は、3級峠ひとつだけ。
一方でステージ後半には、ひどい激坂バトルが待ち受ける。ラスト40kmに登場する3つの3級峠は、いずれもとんでもない急勾配!1つ目のウルズティメンディ峠は平均勾配9.2%、最大勾配は20%にも上る。2つ目のビベロ峠の平均勾配7.2%、最大勾配16%だって、普通の基準からしたら十分に激坂だ。
なにより最後の3級アライズ峠が恐ろしい。2.2kmの短距離決戦ながら、平均勾配はなんと12.2%。しかも20%超ゾーンが4ヶ所にも散らばっている!
驚くほどの激勾配に加えて、バスクの熱狂的な自転車ファンたちのおかげで、クレイジーな熱戦になること間違いなし。暴力的な努力で全ての激坂を上り終えたら、フィニシュへ向けて約7.5kmのダウンヒルが待っている。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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