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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第10ステージ結果速報】TT巧者ログリッチェが圧倒的な独走力を見せ区間優勝&総合首位に
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部写真:最速タイムで36.2kmを駆け抜けたログリッチェ
第10ステージは戦いの舞台をフランスに移し、ジュランソンからポーまで36.2kmの個人タイムトライアル。最初のターゲットタイムはバンジャマン・トマ(グルパマ・エフデジ)の49分11秒、その後レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が47分32秒と大幅に更新。さらにニュージーランドチャンピオンジャージ着用のパトリック・ベヴィン(シーシーシーチーム)が47分30秒とカヴァニャを2秒上回る。
総合勢ではタディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)が第1計測を最速で通過したものの第2計測では+48秒、フィニッシュタイムは48分34秒(※+1分29秒)と思いのほか伸びなかった。アレハンドロ・バルベルデは 48分43秒(※+1分38秒)、ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)49分05秒(※+2分)だったのに対し、ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)50分11秒(※+3分6秒)と大きく遅れをとってしまった。(※+は第10ステージのログリッチェのフィニッシュタイムに対して)
区間優勝候補のプリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ)は第1計測を21秒、第2計測を19秒更新しながら最速タイムの47分05秒でフィニッシュ、2位のベヴィンに対し25秒速いタイムで区間優勝と総合首位、ポイント賞首位に躍り出た。
「今日の自分のパフォーマンスには満足している、このリーダージャージをマドリードまで維持したい」(ログリッチェ、勝利後インタビュー)
第10ステージ結果
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)in 00h 47' 05''
2 パトリック・ベヴィン(シーシーシーチーム/ニュージーランド)+ 00h 00' 25''
3 レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)+ 00h 00' 27''
4 ローソン・クラドック(EFエデュケーションファースト/アメリカ)+ 00h 00' 48''
5 ネルソン・オリヴェイラ(モヴィスター チーム/ポルトガル)+ 00h 01' 02''
6 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 01' 14''
7 トーマス・デヘント(ロット・スーダル/ベルギー)+ 00h 01' 21''
8 マルク・ソレル(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 22''
9 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 01' 27''
10 ダニエル・マルティネス(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 01' 28''
・・・
11 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 01' 29''
13 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 38''
14 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 02' 00''
27 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 03' 06''
87 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 05' 44''
個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)in 36h 05' 29''
2 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 01' 52''
3 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 02' 11''
4 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 03' 00''
5 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 03' 05''
6 カールフレドリック・ハーゲン(ロット・スーダル/ノルウェー)+ 00h 04' 59''
7 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 05' 42''
8 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)+ 00h 05' 49''
9 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 06' 07''
10 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 06' 25''
・・・
143新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 01h 53' 32''
ポイント賞
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)89 pts
2 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)70 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)61 pts
山岳賞
1 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)29 pts
2 ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)21 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)18 pts
新人賞
1 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)in 36h 07' 40''
2 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア) + 00h 00' 54''
3 イギータ・ガルシア(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 07' 56''
チーム総合順位
1 モヴィスター チーム(スペイン)in 107h 43' 41''
2 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 00h 18' 11''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 22' 02''
敢闘賞
131 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)
第10ステージのリタイア
なし
第11ステージ 9月4日(水)午後11:00 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間] サン=パレ > ウルダクス=ダンチャリネア 180km/フレンチバスクからスパニッシュバスクへ
■コースの特徴
フレンチバスクからスパニッシュバスクへ。ここから3日間はエウスカルドゥナック(バスク人)たちの脚の見せどころ。33年ぶりにブエルタがバスクに帰還した2011年大会で、アントンがビルバオ区間を制して以来、バスク人によるバスク区間勝利は達成されていない。
いかにも逃げ向きのコースが用意された。フランスとスペインを行ったり来たりしながら、選手たちはツール・ド・フランスでは1910年に初登坂済の3級オスキッシュ峠、山頂に仏西国境が引かれる3級イスペギ峠、そしてバスク語で「狼の棲む地」の意を持つ3級オトションドを越える。
3つの峠を抜け出しても、最後まで道は起伏に満ちている。ラスト28kmの、いわゆる周回コースは、2016年第13ステージとほぼ同じ行程が使用される。3年前は残り18kmでアタックが決まり、イタリア人のコンティが見事な逃げ切り独走勝利を手にしている。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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