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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第9ステージ結果速報】悪天候の短距離決戦はポガチャルがグランツール初勝利、総合首位はキンタナ
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部写真:驚異の20歳タディ・ポガチャルがグランツール初区間優勝
第9ステージは今大会の総合の行方を大きく左右するアンドラを舞台としたクイーンステージ、1級コルタルス・デンカンプ山頂をめざす94.4kmの短距離決戦。スタート直後に1級オルディノ峠をミケル・ビズカラ(エウスカディバスクカントリー・ムリアス)が先頭で越え、長い下りでウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ)やピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール ラ モンディアル)ら30選手での逃げグループが形成された。
超級ガリナ、2級コメリャと中間スプリントポイントはこの日敢闘賞のジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル)が単独先頭で通過。メイン集団ではミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)がアタックを仕掛け、ナイロ・キンタナ、アレハンドロ・バルベルデ(共にモヴィスター チーム)、プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ)がチェック、“ビッグ4”での総合直接対決が開幕。
再三のアタックでロペスが抜け出すことに成功すると、先行していたゴルカ・イサギーレやヤコブ・フグルサング(共にアスタナ プロチーム)がロペスをアシスト。逃げに乗っていたアントニオ・ペドレロ(モヴィスター チーム)がメイン集団までおりてきてキンタナとバルベルデを引き上げるがロペスとのタイム差が広がり続け、ロベルト・ヘーシンク(チーム ユンボ・ヴィスマ)もログリッチェのためのアシストに加わる。
2級エンゴラステルス山頂に近づくと雷雲と雹に見舞われ、ロペスとログリッチェが未舗装路区間で落車。1級コルタルス・デンカンプで逃げグループにいたマルク・ソレル(モヴィスター チーム)が単独先頭となり、残り距離4.8kmで追走グループから抜け出したキンタナとタディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)が山頂を目指す。
ラスト3kmでアタックしたポガチャルがソレルを追い抜き独走態勢に入る。ソレルはキンタナのアシストに入りポガチャルを追う。バルベルデとログリッチェも追走グループから飛び出すが、ポガチャルはそのまま単独でフィニッシュ、グランツール初区間優勝を果たした。キンタナは23秒後に、ログリッチェとバルベルデは48秒後にゴール。ポガチャルは総合順位9位から5位までジャンプアップ、総合首位はキンタナへ移動した。
「天気予報をみたとき雨の予報でチャンスだと思った。未舗装路では全力だった、こんなトリッキーでステージで勝てたことは本当に信じられない」(ポガチャル、勝利後インタビュー)
第9ステージ結果
1 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 02h 58' 09''
2 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 00' 23''
3 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 00' 48''
4 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 00' 48''
5 マルク・ソレル(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 00' 57''
6 ハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・メリダ/オーストリア)+ 00h 00' 59''
7 イギータ・ガルシア(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 01' 01''
8 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 01' 01''
9 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 01' 01''
10 タオ・ゲオゲガンハート(チーム イネオス/イギリス)+ 00h 01' 38''
・・・
28 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)+ 00h 06' 06''
144 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 32' 25''
個人総合順位
1 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)in 35h 18' 18''
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 00' 06''
3 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 00' 17''
4 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 00' 20''
5 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 01' 42''
6 カールフレドリック・ハーゲン(ロット・スーダル/ノルウェー)+ 00h 01' 46''
7 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)+ 00h 02' 21''
8 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 03' 22''
9 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 03' 53''
10 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 04' 46''
・・・
143新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 01h 47' 54''
ポイント賞
1 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)70 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)64 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)58 pts
山岳賞
1 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)29 pts
2 ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)21 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)18 pts
新人賞
1 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)in 35h 18' 35''
2 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア) + 00h 01' 25''
3 イギータ・ガルシア(EFエデュケーションファースト/コロンビア)+ 00h 06' 24''
チーム総合順位
1 モヴィスター チーム(スペイン)in 105h 18' 24''
2 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 00h 15' 44''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 18' 36''
敢闘賞
13 ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)
第9ステージのリタイア
33 フィル・バウハウス(バーレーン・メリダ/ドイツ)
第10ステージ 9月3日(火)午後11:00 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間] ジュランソン > ポー 36.2km(個人TT)/ツール・ド・フランスでおなじみのポーがフィニッシュ地
■コースの特徴
史上71回ものツール・ド・フランス区間を受け入れ、去る7月19日にも個人タイムトライアルの舞台となったポーの街が、この日はスペイン一周の個人TTを見届ける。ご存知の通りツール開催委員会は、2008年にブエルタ経営への参画を開始し、2014年に完全なるオーナーとなった。
総合勢にとっては絶対失敗できない36.2km。7月のコースがパンチャーのアラフィリップに微笑んだのだとしたら、9月のコースは、開催委員会によれば「スペシャリスト向き」。元選手で現在はコフィディス監督のステファン・オジェが作成に参加したという行程には、細かいカーブが数多く登場する。また登坂距離2km程の急坂も2つ潜んでいるから、クライマーも被害を最小限に食いとどめることが出来るかもしれない。
スタート順は第9ステージの総合順位最下位選手→総合首位。各選手は1分間隔でスタートを切るが、最終20選手のみは2分間隔。フィニッシュタイムは45分程度と予想されている。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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