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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第8ステージ結果速報】21人の逃げの中からアルントがスプリント勝負に競り勝つ、総合首位はニコラ・エデ
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部写真:ニキアス・アルントが圧巻のスプリントを見せブエルタ初区間優勝
ブエルタ第8ステージはバルスからイグアラダまでの166.9kmの平坦路、設定された山岳は2級が1つ。アクチュアルスタートのあと激しいアタック合戦が繰り広げられ19km過ぎたところでニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)、ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ)、カールフレドリック・ハーゲン(ロット・スーダル)ら21選手での逃げグループが形成された。
中間スプリントポイントはゼネク・スティバル(ドゥクーニンク・クイックステップ)が、2級山岳モンセラートはピーター・ステティナ(トレック・セガフレード)が先頭通過。フェルナンド・バルセロ(エウスカディバスクカントリー・ムリアス)とヘスス・エラダ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)がステティナに追いつき3選手で雨の下り坂を滑り降りる。
マルティン・トゥースフェルト(チームサンウェブ)、ルーベン・ゲレイロ(チーム カチューシャ・アルペシン)、バルセロの3人が先頭となり、18人の追走グループが背後に迫る。アレックス・アランブル(カハルラル・セグロス RGA)が追いつき、残り距離4kmでトゥースフェルトがアタックするもラウンダバウトで単独落車。そのタイミングで追走が追いつきトビアス・ルドビグソン(グルパマ・エフデジ)がカウンターで抜け出し、さらにスティバルがロングスプリント。
街中に入り90度の右カーブを抜け残り距離1kmでスティバルを吸収すると、牽制し合いながら最後の左カーブをアランブル先頭でこなし、ラスト200mでニキアス・アルント(チームサンウェブ)がスプリントをかけるとそのまま後続を突き放しフィニッシュラインを超えた。
総合首位のミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)は9分24秒後に集団フィニッシュしたため、11着のエデにマイヨ・ロホが移動した。
「キャリアの中で最高の日になった、マルティン(トゥースフェルト)が上りで何度もサポートしてくれた。彼が落車したとき全てのアタックを追いかければスプリントで勝てると自分を信じた」(アルント、勝利後インタビュー)
第8ステージ結果
1 ニキアス・アルント(チームサンウェブ/ドイツ)in 03h 50' 48''
2 アレックス・アランブル(カハルラル・セグロス RGA/スペイン)-
3 トッシュ・ヴァンデルザンデ(ロット・スーダル/ベルギー)-
4 ルーベン・ゲレイロ(チーム カチューシャ・アルペシン/ポルトガル)-
5 ジョナス・コック(シーシーシーチーム/ドイツ)-
6 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)-
7 ヨナタン・ラストラ(カハルラル・セグロス RGA/スペイン)-
8 トビアス・ルドビグソン(グルパマ・エフデジ/スウェーデン)-
9 フェルナンド・バルセロ(エウスカディバスクカントリー・ムリアス/スペイン)-
10 セルジオルイス・エナオ(UAEチームエミレーツ/コロンビア)-
・・・
11 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)-
24 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 09' 24''
161 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 18' 05''
個人総合順位
1 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)in 32h 16' 24''
2 ディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ/ベルギー)+ 00h 02' 21''
3 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 03' 01''
4 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 03' 07''
5 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 03' 17''
6 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 03' 28''
7 カールフレドリック・ハーゲン(ロット・スーダル/ノルウェー)+ 00h 03' 45''
8 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 04' 59''
9 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 05' 37''
10 エステヴァン・チャベス(ミッチェルトン・スコット/コロンビア)+ 00h 05' 53''
・・・
142 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 01h 19' 14''
ポイント賞
1 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)50 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)48 pts
3 サム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ/アイルランド)45 pts
山岳賞
1 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)29 pts
2 セルジオルイス・エナオ(UAEチームエミレーツ/コロンビア)17 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)16 pts
新人賞
1 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)in 32h 19' 25''
2 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア) + 00h 02' 36''
3 オスカル・ロドリゲス(エウスカディバスクカントリー・ムリアス/スペイン)+ 00h 04' 55''
チーム総合順位
1 モヴィスター チーム(スペイン)in 96h 21' 49''
2 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+ 00h 09' 59''
3 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 13' 37''
敢闘賞
122 ダビ・デラクルス(チーム イネオス/スペイン)
第8ステージのリタイア
なし
第9ステージ 9月1日(日)午後11:00 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間] アンドラ・ラ・ベリャ > コルタルス・デンカンプ 94.4km(山岳)/「超短距離」+「未舗装ゾーン」
■コースの特徴
大会第1週目の終わりに、ひどくクレイジーな難関山岳ステージが用意された。近頃流行の「超短距離」+「未舗装ゾーン」!ピレネー山脈の小国アンドラで、2019年ブエルタの総合争いは大きく絞り込まれるに違いない。
100kmを切る短いコース上に、難峠が5つも詰め込まれた。選手たちに休んでいる暇などない。スタートとほぼ同時に1級オルディノ峠への登坂が始まる。山頂から約30kmもの長い長いダウンヒルを経て、続いて超級ガリナ、さらには2級コメリャへ。ちなみに2018年大会第20ステージでも同3峠は登場したが、序盤2つは前回とは異なる山道を使用。特にガリナは登坂距離は12.2km、平均勾配は8.3%と、より難しい登坂ルートから攻める。
コメリャを終えると、大会初登場の2級エンゴラステルスへ。この山頂から、噂の「未舗装ゾーン」へと突入する。木々の間に伸びる鬱蒼とした土の道は、なんと4kmも続く!そして未舗装路を抜けた直後に、決戦地の1級コルタルス・デンカンプ(距離5.7km、平均勾配8.3%)が襲いかかる。上り口から約2.5kmに渡り10%超の難ゾーンが続き、大会最高標高の2095m地点でフィニッシュを迎える。 翌日は待ちに待った休息日。フランスのポーにて、選手たちは短い骨休めを行う。
■高低差図
J SPORTS 編集部
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