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すでに上がりきったスピードは、もはや下がることはなかった。しかもボーラ・ハンスグローエが、今ステージ唯一の3級峠へ大急ぎで突っ込んでいった。スプリンターたちを疲れさせ、振り払おうと、クライマーを使って高速テンポを刻んだ。「実はかなり苦しめられた」とフィニッシュ後に告白したヴィヴィアーニは、アシストたちの助けを得てなんとかしがみついた。
なによりエスケープとの距離はまたたく間に縮まった。山頂まで約1.5km、2人の逃げには終止符が打たれた。
ちなみに山頂ではバルベルデがちゃっかり先頭通過を果たしている。山岳ポイントを合計6ptに伸ばし、もちろん首位ルイス・マテマルドネスの60ptには程遠いけれど、順位自体は山岳賞15位から7位へ大幅にジャンプアップ。つまり複合賞ポイントを前区間までの18pt(総合2位+ポイント1位+山岳15位)から11pt(総合2位+ポイント2位+と山岳7位)へと減らし、白ジャージの首位の座をさらにしっかり固めたことになる。
30kmを残して、集団は早くもひとつになった。残り22km、ディエゴ・ルビオがひとり飛び出したが、苦しい独走を強いられただけだった。しかも先頭で奮闘する姿さえ、テレビの前のファンたちに披露できたわけではない。総合上位選手たちが次々とメカトラに見舞われたからだ。
総合16位ティボー・ピノを皮切りに、総合3位ナイロ・キンタナ、総合14位ウィルコ・ケルデルマンがパンクの犠牲となった。赤ジャージのサイモン・イェーツも例外ではなかった。しかも2回!
「コース脇のなにかにぶつかってしまったんだと思う。2回もパンクしてしまった。だからちょっと神経質にもなったけど、僕らは上手くコントロールすることが出来た」(サイモン・イェーツ)
幸いにも全ての総合系選手はすぐに集団復帰を果たし、ルビオは抵抗むなしくフィニッシュ手前9kmで吸収された。いよいよ本当の意味でひとつになったプロトンは、フィニッシュまで続く長い直線で、熾烈な先頭争いを繰り広げた。そして残り2.5km、ついにクイックステップ列車が最前列を奪った。
「僕らは世界一の列車を持っているはずなのに、ここまで2区間で上手くスプリントができなかった。だから昨日も今朝も、その時の失敗ビデオを何度も見直した。同じミスを2度と繰り返さぬために」(ヴィヴィアーニ)
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