【あなたの推しチームは？】ブエルタ直前！ UCIワールドチーム 一挙紹介 / クイック・ステップ フロアーズ

トム・ボーネン

かつては世界チャンピオン時代のミハウ・クビアトコウスキーをはじめ、トム・ボーネン、トニー・マルティン、マーク・カベンディッシュ、マルセル・キッテル、リゴベルト・ウランなどを擁した。2017年はプロチーム最多となる通算57勝。グランツールではなんと15勝を挙げた。ただしその中心となったキッテルとマッテオ・トレンティンが他チームに移籍。2018年は25歳以下の若手を戦力とするチーム編成になった。それでもメジャー勝利を量産し続ける常勝軍団としての位置を確立している。

フェルナンド・ガビリア

コロンビアのフェルナンド・ガビリアは初出場の2018ツール・ド・フランスでなんと初日に優勝。平たんステージでのコロンビア選手の優勝は初めてだったという。さらに第4ステージで2勝目を挙げたが、山岳初日にタイムオーバーで失格。2017ジロ・デ・イタリアでは最後まで完走して、区間4勝とポイント賞を獲得したが、今後の課題となる初体験のツール・ド・フランスとなった。

急成長株はジュリアン・アラフィリップ

そして今季の急成長株はジュリアン・アラフィリップだろう。U23時代にシクロクロスのナショナルチャンピオンになった実績を持つ選手で、クラシックレースでの活躍を期待されていた。これまで2位が多く、ツール・ド・フランスでもゴールスプリントで敗れてハンドルをたたいて悔しがったシーンが思い返される。

その10倍返しともいえる活躍をツール・ド・フランスで見せつけた。アルプスの第10ステージで初優勝すると、山岳賞でもトップに。さらにピレネーの第16ステージで優勝し、最終的に山岳王になった。勢いは止まらない。「ツール・ド・フランス第22ステージ」とフランス紙が報じたクラシカサンセバスティアンで優勝。一気にトップスターの仲間入りを果たすのだった。

2016、2017年のジロ・デ・イタリアで新人賞を獲得したボブ・ユンゲルスは2018ツール・ド・フランスでトップテン入りを目指したが、総合11位に終わった。

エリア・ヴィヴィアーニ

それでもチームは世界最高峰のレースでその存在をいかんなく発揮。獲得賞金はスカイ、サンウェブ、ロットNLユンボに続く4位にランクされている。ブエルタ・ア・エスパーニャは山岳の要素が強く、とりわけスペインやコロンビアなどの上りのスペシャリストが出場することが多い。そのため平たんステージで1人のスプリンターが勝利を量産する例が意外と多い。そんな傾向があるので、スーパースプリンターのエリア・ヴィヴィアーニが出場となれば区間勝利量産のチャンスがある。

■その他のチームを見る
アージェードゥゼール ラ モンディアル / アスタナ プロチーム / バーレーン メリダ プロサイクリングチーム / BMCレーシングチーム / ボーラ・ハンスグローエ / ディメンションデータ / チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・P/Bキャノンデール / グルパマ・エフデジ / チーム カチューシャ・アルペシン / チーム ロットNL・ユンボ / ロット・ソウダル / モヴィスター チーム / ミッチェルトン・スコット / クイック・ステップ フロアーズ / チーム スカイ / UAE チーム・エミレーツ / トレック・セガフレード / チーム サンウェブ