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注)ブエルタ・ア・エスパーニャ2018への出場選手に関する情報は随時発表さているため、記載情報に一部遅れが生じている場合がございます。予めご了承ください。
BMCの名で走る最後のシーズンとなる。自転車メーカーBMCのオーナーとして、2007年に現行チームを立ち上げたアンディ・リースが、長い闘病の果てに4月に他界。後継スポンサー探しは難航したが、幸いにも7月ツール期間中に、来季はポーランド服飾メーカーのCCCの名で走ることが発表された。
同時に来季の絶対的エースには、チームに数々の栄光をもたらしてきたグレッグ・ヴァンアーヴェルマートが指名された。なにしろ2016年リオ五輪金メダリストは、2017年春には、チーム創設10年目にして待望の初めての「モニュメント」パリ~ルーベ勝利をもたらした。2016年ツールでは3日間、今夏のツールでは8日間もマイヨ・ジョーヌを着用した。この先はクラシックチームとして、さらなる発展を目指す。
かつては「世界チャンピオンコレクター」と呼ばれたこともあった。2008年王者バッラン、2009年王者エヴァンス、2010年王者フースホフトを次々と引き抜き、2012年秋には所属選手のジルベールがアルカンシェルを手に入れた
ただグランツールの総合争いに関しては、2011年ツールをエヴァンスが制した以外、どうにも縁がない。総合表彰台さえ2013年ジロのエヴァンス総合3位以来遠ざかっている。なぜか運にも恵まれない。特に2016年加入のポートは同年ツールは2日目のメカトラブルでタイムを失い(総合5位)、ここ2年はいずれも第9ステージの落車で大会を去って……。
つまり2018年ブエルタが、BMCの名で挑戦する最後のグランツールだ。リッチー・ポートはツールでの雪辱を誓うと共に、自らにとって初めてのグランツールタイトルを狙う。またスポンサーの変更をきっかけに、チームを去ることがすでに決まっているアシスト……と呼ぶには実力の高すぎるヴァンガーデレンやカルーゾ、トゥーンスたちも、最後にもう一度、BMCのために力を合わせる。
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山口 和幸
ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。
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