ツール・ド・フランスだけじゃない！8月は、4つの絶対見逃せないレースで、ツール“ロス”を吹き飛ばす！

世界最大ロードレース「ツール・ド・フランス」が7月に閉幕し、多くの方々はツール“ロス”という症状に陥りがちだ。（かく言う私もその1人） その症状を少しでも緩和するために、J SPORTSは今年から8月のラインアップを、さらに充実させる。 8月中に楽しめるレース数は4つ。日にちで換算すると、13日間。ほぼ2日に一度サイクルロードレースが見られる計算となる。 ただ、安心していただきたい。8月の序盤はワンデーレースが１つというスケジュールで、7月の寝不足生活で疲れきっていた体を休ませるには、 ちょうど良い休息期間が設けられる。ただ、去年まではファンの皆様方に対し、ブエルタまではレースをおあずけ状態になってしまっていたところに、 新しいワンデーレースの生中継を予定しているため、適度な休息、適度なワクワクを序盤でお届けできることだろう。

その分、8月中盤～終盤は例年＋αで、嬉しい悲鳴が聞こえてきそうなレース放映スケジュールとなっているので、 覚悟していただきたい。休息日明けでは、また元気に選手たちが走り出すように、 視聴者の皆様も少し休んだら、また連日のレースにお付き合いいただけることを願う。

8月に放映を予定しているレースを、日程順にそれぞれの見どころを解説する。

クラシカ・サンセバスティアン表彰式(2017年大会)

①クラシカ・サンセバスティアン
開催日：2018年8月4日（土）
カテゴリ：UCIワールドツアー

熱狂的な自転車愛を持つ、スペイン バスク地方で開催される最大規模のワンデーレース。昨年はJ SPORTSオンデマンド限定でLIVE配信をしたレースであり、J SPORTS本放送では、2009年以来久々の生中継となる。 本レース最大の見どころは、1週間前に閉幕する「ツール・ド・フランス」で活躍した選手達が、そのまま多数出走するところだ。 さらに、バスク地方特有の厳しい山岳地帯が、疲れ切った選手達を襲う。歴代の優勝者の傾向は、総合力の高い選手が上位を占めるようになっており、実力・体力の勝負となる。 優勝者には、バスク地方の民族衣装が起源と言われている「ベレー帽」が贈呈される。選手たちのベレー帽姿を見られる貴重な機会のため、絶対に見逃せない！

ユーロアイズ・サイクラシックス ハンブルク(2017年大会)

②ユーロアイズ・サイクラシックス ハンブルク
開催日：2018年8月19日（日）
カテゴリ：UCIワールドツアー

ドイツを代表するワンデーレース。1996年にドイツ北部のハンブルクで初開催された、 比較的新しいレースである。例年、コースレイアウトは基本平坦基調。 しかし、今年から全く新しいコース設定となる予定とのこと。 2017年大会までは、最後のスプリント勝負になることが多かったが、中盤にある”ヴァーゼベルク峠”を起点として、 各チームのアタックが繰り広げられる光景なども見られた。一新される新しいコース、 豪華スプリンター勢の最終ゴールスプリント。このレースも絶対に見逃せない。

アークティックレース・オブ・ノルウェー(2017年)

③アークティックレース・オブ・ノルウェー
開催日：2018年8月16日（木）～19日（日）
カテゴリ：UCIコンチネンタルサーキット HC

ノルウェー北部を中心に開催される4日間のステージレース。ツール・ド・フランスの主催A．S．Oによって2013年に開催され、 今年で6回目の開催を迎える。アークティックの名の通り、「北極に最も近いレース」という意味が込めらており、総距離732kmを駆け抜ける。 このレースの見どころは、北極圏ならではの雄大な自然と伝統文化が息づく景色だ。フィヨルドのうねった海岸線、 北極圏らしい渓谷など、美しい景色の数々は他のレースも凌ぐほど！ そして、このレースのもう一つの魅力は、「山岳賞争い」。 サーモンピンクのおしゃれなジャージに加え、美味しいノルウェー産サーモンがもらえるそう。 ノルウェーのサーモンは美味しいことで有名、この闘いも絶対に見逃せない！

ブエルタ・ア・エスパーニャ表彰式

④ブエルタ・ア・エスパーニャ
開催日：2018年8月25日（土）～9月16日（日）※途中休息日あり
カテゴリ：UCIワールドツアー

今年で第73回目の開催を迎える。シーズン最後のグランツールとして、各チームこぞって全力で優勝を狙いにくる。 ブエルタの魅力は何と言っても厳しい山岳ステージの数々。これでもか…と言わんばかりに山岳ステージが登場する。 中にはツール・ド・フランスを完走した選手たちも出走するため、本当に働き者な選手たちには頭が上がらない。 ブエルタでは、ツールでの「リベンジマッチ」という意味合いでのレース展開になることも少なくない。 過去にはツールでリタイアをしたクリス・フルームと、アルベルト・コンタドールの再戦ということで、大いに盛り上がったことも。 今年のツールは多くの有力候補が残念ながら途中リタイアになっている状況だ。そのため、その選手たちの中には照準をブエルタに合わせ準備していく選手もいるだろう。 ツールでは果たせなかった思いをぶつける絶好の舞台が、8月25日スペインのマラガで開幕する！この闘いも絶対に見逃せない！

4つの絶対に見逃せないレースは、すべて生中継＆LIVE配信でお届けする。酷暑が続いているが、どうか皆様も体調にはお気を付けて、8月も一緒に盛り上がろう。いや、一緒に盛り上げよう！

＜各レースの放送予定・詳細はこちら＞
①クラシカ・サンセバスティアン
②ユーロアイズ・サイクラシックス ハンブルク
https://www.jsports.co.jp/cycle/classic/

③アークティックレース・オブ・ノルウェー
https://www.jsports.co.jp/cycle/stage/
④ブエルタ・ア・エスパーニャ
https://www.jsports.co.jp/cycle/vuelta/

Text by J SPORTS編集部