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桜花学園の阿部心愛
組み合わせ抽選でインターハイでベスト8に進出した聖和学園と対戦するとわかった時、桜花学園の阿部心愛は「最初はマジで本当にビックリしたんですけど、もうやるしかない」という心境になった。それは、聖和学園の大黒柱へと成長していた双子の妹である友愛に対し、自分がマッチアップすると決断した瞬間でもあった。
1回戦屈指の好カードは、1Qから2Q序盤まで聖和学園のペースで進行。内田理香と齋藤凌花の3Pショットが決まるなど、狙い通りのオフェンスが展開できており、最大で6点のリードを奪った。
しかし、桜花学園は1Qで2つとファウルトラブルに陥りながらも、白石弥桜が徐々にインサイドで存在感を発揮。ベンチから出てきたイシボ・ディバインも持ち味であるフィジカルの強さでチームに貢献し、試合の経過とともに聖和学園の体力を削っていく。2Q最後の5分10秒間で聖和学園を無得点に抑えた桜花学園は、3Qで一気に引き離して77対46という予想外の大差で1回戦を突破した。
勝負の行方が決まってベンチに下がるまで、心愛は37分29秒間、友愛をスローダウンさせるためにハードに戦い続けた。友愛が9本のターンオーバーを記録したのは、心愛を筆頭に桜花学園がチームとして素晴らしいディフェンスをした成果。友愛のマッチアップを「結構抑えられたかなと思います。自分的にも頑張って……。ビデオとか見て試合前に研究していたので、抑えられてよかったかなと思います」と語った心愛は20点、13リバウンド、5アシスト、3スティール、2ブロックショットを記録。友愛も19点、13リバウンド、3スティールと、姉妹が大黒柱としてそれぞれのチームを牽引したことは間違いない。
残念な結果に終わったが、聖和学園の小野裕コーチは友愛を「U17ワールドカップに出場した後、プレーも精神面もすごくよくなった」と称賛。友愛は試合後、「トップリーグで1回やらせてもらったんですけど、お互いに成長してこの1回戦で心愛と戦えてよかったという気持はあります。ただ、やっぱり自分の努力がまだまだ足りなかったというところで、勝ちきれなかった悔しさがあります」と振り返った。
妹の友愛(聖和学園)
友愛が聖和学園での3年間で成長したことについて質問されると、心愛は次のように称賛した。
「本当にずっと言ってきているんですけど、中学の時は自分がずっと攻める人だったので、もうアシストとかサポートしてもらっている感じだったんですけど、(今は)自分で攻める意識が強くて、自分でやらなきゃというのが試合の節々で見られました。ボールを呼んでいる姿も見られて、本当にその辺りはすごく成長したと思います」
心愛はオフェンスの際に友愛でなく、身長でアドバンテージが取れる武田莉々果にマッチアップされる時間が長かったこともあり、インサイドや速攻からのフィニッシュなど2Pショットを14本中10本成功という高確率。友愛から「私に勝った=優勝しかない」という言葉をもらった心愛は、「3Pが5分の0なので、次はしっかり決めていきたい」と、2回戦以降の戦いに向けて気持を切り替えていた。
文:青木崇
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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