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バスケット ボール コラム 2024年12月6日

【インカレプレビュー】名古屋学院大が関東勢の8強独占を阻止。オータムリーグ上位4校を倒しチームは出てくるのか?

バスケットボールコラム by 青木 崇
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インカレのベスト8は、東海1位の名古屋学院大が中央大に大勝したものの、関東の強豪校たちは地方大学のチャレンジを退け、7校が勝ち上がった。12月7日と8日代々木第二体育館で行われる準々決勝について、カードごとプレビューをまとめてみた。

★日本体育大対名古屋学院大

関東1位の実力を存分に発揮し、拓殖大に41点差で快勝した日本体育大にチャレンジするのは、東海1位で3Pショットを15本決めて中央大に完勝した名古屋学院大。両チームとも留学生2人を擁しており、日本体育大のムトンボ ジャンピエールとコネ ボウゴウジィ ディット ハメードは高さと腕の長さを武器にリングをプロテクトできるのに対し、名古屋学院大のニャン アマドゥ マクターとオコエ ピーター ジュニアがファウルトラブルを回避し、フィジカルに戦えるかに注目。

日本体育大は月岡熙のゲームメイクからアップテンポなオフェンスを展開し、石川響太郎、西部秀馬、小澤飛悠がシュート力を活かして得点に絡めるなど、多くの選手が2ケタ得点を記録できる。名古屋学院大としては新本風河のドライブから展開し、中央大戦で9本決めた中山玄己を筆頭にシューター陣の3Pが決めたいところ。ディフェンスの頑張りで試合をスローテンポにし、70点台で決着になればチャンスあり。

★神奈川大対日本大

筑波大との激戦を制した神奈川大が、九州1位の日本経済大を振り切った日本大に挑む。オータムリーグでの直接対決は1勝1敗で、実力が拮抗している。インサイドで抜群の存在感があるコンゴロー デイビットに対し、神奈川大は阿部千寛と伊藤ハリー大河がフィジカルに戦うことで、長谷川比源が得点やリバウンドを稼ぎやすい状況を作ることができる。また、山本愛哉が3Pショットで脅威となるためにも、長谷川の活躍は欠かせない。4年生ガードの保坂晃毅は筑波大戦で25点を記録したようにオフェンスを牽引し、木村祐誠や永沼創汰朗が貢献できるかも勝利へのカギになるだろう。

日本大としてはボロンボ ムヘカグラシアブラが控えセンターとして使える目処が立ってきたと言え、デイビットのファウルトラブルを何としてでも回避したいところ。日本経済大の4Q終盤に3Pショットを決めるなど、肝心な局面で試合を支配できる司令塔の米須玲音を筆頭に、井上水都、松村竜吾、新井楽人といったガード陣の層の厚さが日本大の強み。ガード陣の得点で優位に立つことと、新沼康生と奥浜貫太が長谷川とのマッチアップでしっかり仕事をすることが、勝つうえで欠かせない要素だ。

★東海大対大東文化大

オータムリーグでの対戦は東海大の2勝。東海大は17勝5敗の3位でオータムリーグを終えたが、平均失点が最少の64.2点と強固なディフェンスが持ち味。特に福岡第一出身のガード陣、ハーパー ジャン ローレンス ジュニアと轟琉維によるプレッシャーは強力だ。また、ショット・ブロッカーとしてムスタファ ンバアイが入学したことで、対戦相手がペイント内で得点するのに苦労させる点で大きなプラスになっている。オフェンスではポイントガードの轟が軸になるが、西田陽成ら多くの選手が得点で貢献できるのも東海大の強みだ。

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この試合はガード陣の出来が勝敗を左右する可能性が高いと見る。東海大の厳しいプレッシャーに対し、大東文化大の塚本智裕が持ち味の堅実なゲームメイクを発揮できるかにかかっている。また、山内ジャヘル琉人が小学校の時からライバルとして戦ってきたハーパー・ジュニアを相手に、2ケタ得点を奪えるかも注目したいポイント。194cmのフォワード富山仁貴がオールラウンドなプレーを見せて活躍できるかも、大東文化大が勝利するために欠かせない要素と言える。

★白鴎大対専修大

2連覇を目指す白鴎大はオータムリーグ制覇こそ逃したもの、2巡目で日本体育大と東海大を破るなど、試合を重ねるごとにレベルアップしてきた。モンガ バンザ ジョエルを筆頭にフィジカルにディフェンスできる選手を数多く揃えており、オータムリーグの相手を70点未満に抑えての勝利が13試合を数えた。オフェンスを牽引するのは昨年の優勝を経験している司令塔の佐藤涼成で、アグレッシブにペイントにアタックし続けることが相手にとって脅威でしかない。4年生フォワードのポーグ健は3Pショットやリバウンドなど、肝心な局面で素晴らしい仕事ができる点で頼りになる。

能力の高い選手を揃える白鴎大に対し、専修大は関西1位の京都産業大を破っての準々決勝進出。オータムリーグの1巡目で白鴎大を破ったが、主力選手の一人である介川アンソニー翔がこのインカレでは戦列から離脱している。196cmの身長でオールラウンドな能力を持つ介川の不在は痛いが、浅野ケニー、市場脩斗、齋達也の4年生がチームを牽引し、タフに戦えるチームへと成長している。白鴎大の厳しいディフェンスに対し、ボールと選手が連動したオフェンスを展開し、75点以上を奪えるかが勝利へのカギ。ベンチから出てくるシューターの松野遥弥がリズムに乗れると、専修大は勢いづく。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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