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【ウインターカップ2018 プレビューコラム / 昭和学院 】昭和学院、県予選で悔し涙のエース大竹が名誉ばん回だ
バスケットボールレポート by 平野 貴也県予選の不甲斐なさは、全国の舞台で払しょくだ。高校バスケの祭典「ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会」に出場する女子の昭和学院(千葉)は、大黒柱の大竹優香子(3年)が躍進の原動力となる。
憧れの先輩は、同じポジションを務め、2年前に卒業した赤穂ひまわり(デンソー)。チームを3位に導いたオールラウンダーだ。大竹も175センチの高さがあり、インサイドでもアウトサイドでも得点を狙える器用さも併せ持つ。ポイントガードの星杏璃(3年)とともに、チームの得点源だ。しかし、県予選の決勝では、悔しい思いをした。星らチームメイトがけん引する中、自身はなかなか点を取ることができなかった。試合は20点差で千葉英和に勝って全国大会出場を決めたが、歓喜するチームの中で大竹は、悔し泣き。「3ポイントもジャンプシュートも入らず、最後までひきずって、修正できなかった。あんなに入らなかったことは、ない」と不甲斐なさを感じていた。
昭和学院が、全国優勝の目標を果たすためには、彼女を含めた全員が存分に力を発揮しなければならない。鈴木親光ヘッドコーチは「今年は、スター選手はいないけど、みんなで協力して守って、どこからでも点を取りに行けるチームに作っているところ」と話した。赤穂のような、一人で打開できるスター選手はいないが、総合力では優勝候補が相手でも見劣りしないチームだ。増田泉美(2年)、三田七南(1年)は、それぞれ177、180センチと高さがある上に、アウトサイドでもプレーが可能な柔軟性を持つ。シューティングガードの西江瑠伽也ワリペ(3年)、松本茜(3年)は走力と外角のシュート力を誇る。試合の流れが悪くなれば、黒澤楓(3年)がフィジカルコンタクトの強さを生かして、食い止める。
力を出せれば、可能性があることは、夏のインターハイ(全国高校総体)で証明済みだ。優勝した桜花学園(愛知)に63-64で敗れたが、わずか1点差の大接戦だった。チームとしての課題は、リバウンドやルーズボールの取り合いで負けないことだが、ビッグマッチはエースが背中で引っ張れるかどうかが鍵。ガードの星とともに、大竹が相手に脅威を与えられるかどうかは、重要になる。県予選で悔しい思いをした大竹は「赤穂先輩は、インサイドでも相手をよく見て点を取っていたし、相手が何人も寄ってきたら、マークが薄くなった仲間に打たせていた。考えているプレーがすごいと思うし、自分も状況を見て考えてプレーできるようにしたい」と全国大会での得点力向上を誓った。
大会の組み合わせが決まり、ともに勝ち進めば、メインコートとなる準決勝で桜花学園と対戦する。仲間と力を引き出し合い、強敵を破り、悲願の初優勝へ突き進む。
平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。
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