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野球 コラム 2026年11月6日

佐藤輝明はメジャーでどんな活躍を見せるのか?データが示す長打力と積極打法の可能性

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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佐藤輝明

このオフシーズンにポスティング制度でのメジャー挑戦を目指す佐藤輝明は、現地メディアの間で早くもフリーエージェント市場において注目を集める存在となっている。

『MLB.com』は現地11月5日付で、NPB最新の3冠王に関する詳細を伝える記事を掲載し、来季のMLBデビューが見込まれる和製スラッガーの注目点を紹介している。

同サイトのデビッド・アドラー記者は、「日本のスーパースター、佐藤輝明はメジャーでどんな活躍を見せるのか」と題した記事を寄稿した。

その冒頭で、「佐藤は強打を誇るが、メジャーリーグでもその打棒は通用するのだろうか?」と疑問を呈し、佐藤が「2025年のセ・リーグMVPで、今季は打撃3冠に輝いた」ことを紹介している。

さらに「村上宗隆の再来となるだろうか?」と続け、「佐藤の前にNPBで3冠王を達成した村上は、メジャーデビューを飾ると、シカゴ・ホワイトソックスで35本塁打を放つという衝撃的な活躍を見せた。

これは日本人打者のメジャーデビューシーズンにおける最多本塁打記録である」と触れ、「佐藤にも、それだけのパワーが秘められているかもしれない」とした。

続けて記事では、『FanGraphs』が示した佐藤の2027年シーズンの予測成績を取り上げた。「打率.247/出塁率.314/長打率.468、31本塁打、89打点、wRC+112、WAR 2.7」という数字に、「これはかなり素晴らしい数字だ。メジャーリーグでも十分に戦力となる長距離砲と言える」とした。

また、「来シーズン、30本塁打以上を記録すると予測されている打者は23人おり、佐藤もその1人に含まれている」と指摘した。

さらに記事では、「NPBの公式データ」として、佐藤の「最速打球初速117.0マイル(188.3キロ)、平均打球初速93.3マイル(150.2キロ)」という数値に着目。

また、「平均スイングスピード時速74.6マイル(120.1キロ)、ハードヒット率55.3%、バレル率18.4%、チェイス率35.7%」という数値にも注目し、「どの数字も非常に優秀だ」と評価。スイングスピードは「2026年のMLB打者の中でもトップ50に入る水準」であると説明している。

加えて「ハードヒット率はトップ5に肉薄する水準」に達し、「バレル率についても、ジェームズ・ウッドやニック・カーツといった選手たちと並び、ランキングの最上位グループに位置する」と説明した。そして、「彼らを上回った唯一の存在は誰であったかというと、それは、村上である」と続けた。

その後、記事では村上との比較により、佐藤の打者としての特徴を炙り出している。アドラー記者は、「佐藤は村上と比較されることが多く、両者にはNPBで3冠王を獲得したという経歴に加え、どちらも圧倒的な長打力を誇る強打の左打者であるという共通点がある」とした。

一方で、「しかし、佐藤と村上は打撃アプローチが異なる」と指摘。村上は「非常に辛抱強く、選球眼に優れた打者であり、彼はその優れた選球眼を活かすことで、空振りの多さを補っている」と説明している。これに対し、佐藤は「その対極に位置するような選手」とした。

佐藤は「非常に攻撃的な打撃スタイルが特徴」であり、「彼は投じられた球の半分以上――昨シーズンは53%――に対してバットを振っている」と伝えている。アドラー記者は、この佐藤の特徴を「こうした積極的なスイングは、ある種、諸刃の剣でもある」と評した。

村上よりもコンタクト率が高く、特に変化球やストライクゾーン内の球へのコンタクトに優れる点を挙げ、「力強くバットを振り、実際にボールを捉えることができれば、当然、長打も多く生まれる」と長所を説明した。

一方で、「ストライクゾーンから外れた球に対しても3分の1以上の頻度でバットを振っており、いわゆるチェイス(ボール球への手出し)が非常に多い」ことも挙げた。

そのため、「MLBの厄介な投手たちを相手にする際、このようなアプローチは非常に危険な賭けとなりかねない」と論じている。その上で同記者は、村上も佐藤も打者のタイプは異なるものの、長所が短所を上回ることで「トレードオフがプラスに働いており」とした。

また、「NPBを代表するこの2人のスターは、それぞれ異なる打撃スタイルでありながら、どちらも結果を残している」ことから、「佐藤がMLBの舞台でも、同じように結果を残せることを期待したい」とまとめている。

海を渡った日本人スラッガーといえば、村上以外にも、2026年はトロント・ブルージェイズの岡本和真がデビューシーズンに33本塁打を記録した。

また、佐藤同様、このオフ注目のフリーエージェントとなっている鈴木誠也も、今季はシルバースラッガー賞の最終候補にノミネートされた。ゴールドグラブ賞でも最終候補に選ばれるなど、攻守において存在感を示している。

佐藤にも、是非この良い流れに乗ってもらいたいところだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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