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野球 コラム 2026年11月2日

松井裕樹、オプトアウトせずパドレス残留

MLBコラム by 山田 結軌
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ウオーミングアップする松井

パドレスの松井裕樹(31)が、今オフに保有していたオプトアウト権(複数年契約を途中で破棄する権利)を行使せず、2027年も残留することを決めた。

メジャー3年目の今季は、2月に左内転筋を痛めて開幕を負傷者リストで迎えながら、自己最高の成績を残した。

◆2026年レギュラーシーズン
・54試合、5勝1敗、1セーブ
・64回、68奪三振
・防御率1.83、WHIP1.14
・64回はメジャー自己最多

ポストシーズンでも5試合、4回2/3を投げて自責点0。地区シリーズ第3戦のブルワーズ戦では勝利投手となった。レギュラーシーズン終盤から14試合連続自責点0でシーズンを終えた。

松井は2024年からパドレスと5年総額2800万ドル(約44億2400万円)で契約。2026年終了後にオプトアウト権を持っていたが、残る契約を継続する。

・2027年:650万ドル(約10億2700万円)
・2028年:700万ドル(約11億600万円)

・残り2年合計:1350万ドル(約21億3300万円)

モレホンと肩を組む松井

2027年終了後にも再びオプトアウト権を持つ。『MLB.com』は、松井がFA市場へ出ていれば複数球団から関心を集めた可能性が高いと評価する一方、松井がパドレスでのプレーを気に入っているとも伝えた。

今季の防御率1.83とポストシーズンでの好投を考えれば、FA市場で現在の契約を上回る条件を探る選択肢もあった。ただ、今オフは通常のFA市場とは事情が異なる。

現行の労使協定(CBA)は12月1日に失効予定。新協定を巡ってはサラリーキャップ導入などで選手会とオーナー側の隔たりが大きく、交渉次第ではロックアウトも懸念されている。FA市場がどの速度で動くかも読みづらい。

新たな契約先が決まるまで精神的に落ち着かない時間が続く可能性があり、移籍先次第では生活環境も変わるため、家族にも負担がかかる。早い段階で所属先を確定させ、トレーニングと2027年への準備に集中できる点は判断材料の1つになったと考えられる。自己最高のシーズンを経てもFA市場へは出ず、慣れ親しんだサンディエゴを選択した。

パドレスの救援陣では、左腕エイドリアン・モレホン(27)がFAとなった。今季は76試合に登板して9勝3敗、3セーブ、防御率2.83。自己最多の86回を投げ、107三振を奪った。3年連続で防御率3点台以下を記録し、終盤を担う左腕として存在感を高めた。

仮にモレホンが移籍すれば、パドレスの左腕救援陣の構成も変わる。残留を決めた松井が、勝ちパターン継投の一角を担う可能性もある。

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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