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野球 コラム 2026年10月18日

ブルワーズ、7日間の休養は有利か不利か? 過去のデータから読み解くワールドシリーズへの影響

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ブルワーズvs.ア・リーグ優勝チーム

タンパベイ・レイズとクリーブランド・ガーディアンズとの間で行われている『アメリカンリーグ チャンピオンシップシリーズ(ALCS)』は、荒天により1日順延となった第4戦をレイズが7-3で勝利したことで、シリーズは2勝2敗のタイとなった。

これにより、今季のALCSは少なくとも、レイズの本拠地である『トロピカーナ・フィールド』での第6戦までもつれることが確定した。

なお、クリーブランドでの第5戦が行われる現地10月18日(日本時間19日)は本来移動日だったため、このシリーズは仮に第7戦が行われる場合、現地10月20日(日本時間21日)までの4連戦となることが決まっている。

ポストシーズン リーグチャンピオンシップシリーズ

どちらが勝つにせよ、『ワールドシリーズ(WS)』はミルウォーキー・ブルワーズがホームアドバンテージを握っている。

そのため、ALCSが第6戦で決着した場合、勝利チームは中3日で現地10月23日(日本時間24日)にミルウォーキーで行われるWS初戦を迎えることになり、第7戦まで勝負がもつれた場合、今季のア・リーグ王者は中2日で敵地でのWS初戦に臨むことになる。

一方、スイープでのWS進出を決めたブルワーズは、中7日でホームにて『秋の祭典』の初戦を迎えることになる。こうなると、選手のコンディションや、投手陣のやりくりなどの観点から、休養十分のブルワーズがWSでは圧倒的に有利であるように思えるが、果たして本当にそうなのであろうか。

レギュラーシーズンで中7日の休養というのはないため、実戦感覚や試合勘という点で、この日数の中断期間が不利に作用することはないのだろうか。『MLB.com』は現地10月17日付で「ワールドシリーズ前の長い休養はブルワーズに有利か、不利か?」と題した記事を掲載し、そんな疑問について検証している。

記事では、ブルワーズが過ごすことになる丸1週間の中断について、「これはブルワーズにとって、スプリング・トレーニング以来、最も長いブランク」であり、「1985年にリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)が7戦制(4戦先勝)となって以降、リーグを制したチームとしては2番目に長い待機期間でもある」としている。

また、「ワールドシリーズ第1戦までにこれより長い待ち時間を要したチームは、8日間待機した2007年のロッキーズのみである」と伝えた上で、「こうした状況は、古くから議論されてきた、この長い休息はプラスに働くのか、それとも試合勘の鈍りを招くのか?という問いを再び浮き彫りにする」として、これまでのデータにより、その解答を引き出そうと試みている。

記事によると、「1995年にポストシーズンが3ラウンド制となって以降、『ワールドシリーズ』初戦までより長い休養期間を得たチームの戦績は15勝15敗」ながら、「近年に限ると、より長く休養を取ったチームにとって状況はより不利なものとなっており、2009年以降、リーグ優勝を先に決めたチームの『ワールドシリーズ』での戦績は4勝12敗に留まっている」とのこと。

また、記事によると「1985年以降、5日以上の完全な休養期間を経てワールドシリーズに臨むチームは、ブルワーズが21チーム目」となり、「過去の20チームの戦績は10勝10敗だった」ものの、「直近の11チームに限ると優勝を果たしたのは、わずか3チームに過ぎない」とのこと。

さらに記事では、LCSでスイープしてWS進出を決めたチームの結果も振り返っており、「ブルワーズは、4戦先勝のLCSをスイープした史上12番目のチーム」だが、「過去の11チームのうち、最終的にコミッショナー・トロフィーを手にしたのはわずか4チームに過ぎない」ことを明らかにしている。

また、記事では前述した2007年のロッキーズは、その過去11チームの中で、WSでスイープを喫して敗退した3例の1つであることにも触れている。こうした過去の事例を踏まえた上で、記事では冒頭の問いに対する答えについて、「おそらく、決定的な答えは存在しないというのが最も適切な回答だろう」としている。

そして、「2026年の『ワールドシリーズ』でブルワーズにどのような結果が待ち受けていようとも、それを『休養がプラスに働くか、それとも試合勘を鈍らせるか』という議論における決定的な証拠と見なすのではなく、あくまで1つのデータポイントとして捉えるべきである」と結論付けている。

J SPORTS編集部

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