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ジャイアンツ戦の登板に向かう山本
再び世界の頂点を目指すマウンドへと向かう。ドジャースの山本由伸投手(27)が2月27日(日本時間28日)、ジャイアンツとのオープン戦に先発。
3回5安打2失点、無四球、4三振でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)前、最後の登板を終えた。表情からは手応えと連覇を目指す静かな闘志が感じられた。
今季山本はメジャー3年目の開幕前、日本代表「侍ジャパン」のエースという重責を担う。昨季はワールドシリーズMVPを獲得するなどフル回転の活躍。短いオフでプレッシャーの大きな戦いの日々へ、戻らなければいけない。米メディアから精神状態を問われると「いい感じ」と笑った。
「体調はすごく良いです。初回ちょっとコントロールがあまりうまく狙えず、ちょっとアバウトめな感じのピッチングになったんですけど、2回途中ぐらいから色々と実戦の間で思い出すものがあって、いいところに投げていけました」
1回先頭のアダメスに先頭打者本塁打を左中間に運ばれるが、その後は修正。短期決戦のWBCで最も求められる能力だ。エースとして期待のかかる山本には大会ルールの球数制限の中で1イニングでも多く、打者1人でも多く投げてほしい。それが首脳陣の願いではないだろうか。
登板後、取材に答える山本
WBCの登板で球団の方からどれくらい球数を制限されているか。1次リーグは65球だが、それを下回るような制限があるかもしれない。地元メディアから聞かれると「いろんな話し合いをしながら、いろんなことが決まっています」と詳細は伏せた。
登板する試合で「出せるものは全部出したい」と言い切る覚悟に迷いはない。過度に興奮することなく、1日1日を自らのやるべきことに集中して過ごす。アリゾナでの調整を順調に終え、視線はすでに世界一の称号を再び日本に持ち帰ることに向けられている。試合勘も戻りつつある。
「きょうの登板がどうなるかというのはすごく個人的にも考えていたんですけど、2回の途中ぐらいから、いい力感でピッチングできましたし、今日は本当にいい登板になりました」
オープン戦の登板はわずか2度だけでWBCの本番に向かう。有力視される先発は1次リーグの初戦となる3月6日、台湾戦だ。侍ジャパンにとっての開幕戦。日本を勢い付ける投球で勝利に導く。エースの責任と重圧を背負い、由伸はアリゾナから日本に向かう。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
X(旧:Twitter)
@YamadaMLB
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