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野球 コラム 2026年1月5日

岡本和真、ブルージェイズ「あと1勝」のピースに

MLBコラム by 山田 結軌
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2023年、WBCで守備練習をする岡本

世界一まであと1勝だった。ブルージェイズは、ドジャースとのワールドシリーズでは3勝4敗で敗退。32年ぶりの頂点に届かなかった。

チームとカナダの野球ファンは、2026年こそ悲願の制覇を目指す機運が高まっている。そして、巨人からポスティングシステムでメジャー球団と交渉していた岡本和真(29)がブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億円)で契約合意した。3日(日本時間4日)、主要な米メディアが伝えた。

合意報道は、交渉期限を翌日に控えたタイミングだった。交渉期間が米東部時間1月4日午後5時(同5日午前7時)までに迫っていた。AP通信などによると、起用は三塁が軸になる見通しだ。

12月上旬に行われたウインターミーティングで代理人を務めるスコット・ボラス氏は「多くの球団は岡本を三塁手として見ています。彼の守備には、どの球団も感心しています。一部には一塁と三塁の両方で起用するイメージを持っている球団もありますが、多くの球団は三塁を優先的に考えています」と各球団の評価を語っていた。

ブルージェイズは2025年のア・リーグ王者。ワールドシリーズでは、歴史的な激闘を繰り広げた。そして三塁は、チームの補強ポイントだった。三塁手のwRC+(どれだけ得点を生み出したかを示す指標=100が平均)で30球団中、12位。ブルージェイズ三塁手の合計数値は97で平均をやや下回っていた。

岡本は得点力アップと打線のつながりをもたらすため、求めていたピースだった。昨季のチーム総得点798点はメジャー全体4位。岡本効果で得点のさらなる効率化に成功できれば、再激戦区といわれるア・リーグ東地区で地区連覇が近づく。

「やっぱり、すごくレベルが高くて世界一のリーグだと思う。僕もそこでプレーしたい気持ちで常にやってきました。そこでプレーしたい一心で頑張ってきた」

昨年10月、メジャー挑戦会見で渡米への意気込みを力強く語った。巨人で長らく4番を張ったスラッガーは、メジャー移籍後も常勝を目指す球団で主力を務める。

ブルージェイズは33年ぶりの世界一へ、今オフは積極的に補強を進めている。先発ではディラン・シースと7年2億1000万ドル(約329億円)で獲得。米メディアによれば内野の核であるボー・ビシェットの再契約も交渉中だ。

東京から新たな挑戦の地は、カナダ・トロント。岡本はワールドシリーズの悲願を叶える“あと1勝”に貢献できる重要な役割を果たす。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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