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野球 コラム 2025年10月28日

大谷翔平、記録づくめのワールドシリーズ第3戦。そして第4戦でもさらなる快記録達成の予感

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平(ドジャース)

フレディ・フリーマンのサヨナラ本塁打により、延長18回に終止符が打たれたドジャースとブルージェイズによるワールドシリーズ第3戦は、記録づくめの一戦となった。

◆試合結果
ブルージェイズ|0 0 0 4 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 |5
ドジャース  |0 1 1 0 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1X|6

まず、延長18回はイニング数として、ワールドシリーズ史上最長タイ記録であり、ポストシーズンで見ても史上最長タイ記録となった。

そして、この試合では「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平が、最初の4打席で2本塁打、2二塁打をマークしたのだが、ワールドシリーズでの1試合4長打は、1906年のフランク・イズベル以来、史上2人目の快挙となった。

さらに大谷はその後、4打席連続して申告敬遠で出塁しており、この4申告敬遠もワールドシリーズでの1試合の記録としては、史上最多となった。また、大谷は続く打席でも四球を選んで出塁しており、1試合9出塁もワールドシリーズ及びポストシーズンにおける史上最多記録となった。

なお、大谷がナ・リーグチャンピオンシップシリーズ第4戦で、7回途中無失点、10奪三振としつつ、打者として3本塁打を放ったのは記憶に新しいところだが、『MLB.com』によると、単一のポストシーズンで1試合12塁打以上を複数回マークしたのは、今回の大谷が史上初とのこと。

そして大谷はこの日の2本塁打で、このポストシーズンの本塁打数を8としているが、これは単一ポストシーズンでは2020年のコリー・シーガーに並ぶ球団最多タイ記録となった。

また、『MLB.com』によると「4戦先勝のポストシーズンシリーズで、1勝1敗から第3戦で勝利したチームは、これまで101回中70回(69.3%)そのシリーズを制覇」しており、「現行の2-3-2形式において、1勝1敗から第3戦で勝利したチームは、これまで48回中29回(60.4%)そのシリーズを制覇している」とのこと。

仮にドジャースが第4戦で勝利をあげることができれば、言うまでもなくシリーズ制覇の確率はさらに高いものとなるわけだが、そのドジャースにとって王手がかかる試合で先発登板するのは、言わずと知れた二刀流スターの大谷である。

上記を踏まえると、予定通り大谷がこのシリーズの第4戦で先発登板した場合、史上初めて「ワールドシリーズで、1試合4長打をマークした次の試合で先発登板」「ワールドシリーズで1試合4申告敬遠を記録した次の試合で先発登板」あるいは「ワールドシリーズで1試合9出塁を記録した次の試合で先発登板」と言った「史上初」は二刀流スターが第1球を投じた時点で確定する。

そして、大谷がドジャースタジアムで、直近2試合で見せているパフォーマンス(13打席で7打数7安打、5本塁打2二塁打、6四球)から考えると、例えば「史上初めて先発登板した単一のポストシーズンで2試合連続2桁奪三振&複数本塁打」みたいな、とんでもない記録達成を期待しても、欲張りにはあたらないのではないと思えるほどである。

ほとんど「なんでもあり」状態になっている「ショウタイム」。果たしてベースボールの神は、第4戦にどんなシナリオを用意しているのか。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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