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野球 コラム 2025年10月22日

ブルージェイズ超強力打線vs.ドジャース最強先発投手陣の『矛』『盾』頂上決戦。ワールドシリーズのみどころ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ドジャース先発陣

今季のワールドシリーズは、ブルージェイズが第7戦までもつれ込んだマリナーズとのアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズを制したことで、連覇を狙うドジャースにカナダの雄が対峙するマッチアップとなった。

レギュラーシーズンの成績はドジャースの93勝69敗に対し、ブルージェイズは94勝68敗としており、わずか1ゲームの差で、4戦先勝となるこのシリーズのホームアドバンテージはブルージェイズが握ることとなった。

従って第1戦と第2戦はトロントの『ロジャース・センター』で行われ、第3戦から第5戦はロサンゼルスの『ドジャー・スタジアム』に舞台を移し、第6戦と第7戦は再びトロントが戦いの舞台となる(第5戦以降は必要に応じて開催)。

このポストシーズンで両チームが披露してきたプレー内容に鑑みると、今回のワールドシリーズは、「ドジャースの最強先発ローテーションと、ブルージェイズの超強力打線は、果たしてどちらが上なのか」という、いわば盾と矛による頂上決戦が主軸となる。

大谷翔平(ドジャース)

ともにチャンピオンシップシリーズMVPに輝いた大谷翔平とブラディミール・ゲレーロJr.の、どちらがより輝きを放ち、チームに世界一のタイトルをもたらすかというストーリーラインはみどころとして副次的な要素となりそうだ。

実際、『MLB.com』も現地21日付で掲載したシリーズを展望する記事の中で、「トロントはドジャースの先発ローテーションから得点できるのか?」という点を鍵となるマッチアップの一つとして挙げている。

その中で、「ドジャースの先発ローテーションは、レッズと対戦したワイルドカードシリーズ以来、ダイナミックな活躍を見せている。ドジャースの先発投手は、64回1/3を投げ、防御率1.40 、81奪三振をマークしており、平均6回以上を投げ、1イニング1奪三振以上を記録している」。

「彼らの先発投手陣は安定した成績を残しており、近年ではポストシーズン最高のパフォーマンスを見せている」と、10月のドジャース先発投手陣について振り返っている。

とりわけ、4戦全勝とスイープしたブルワーズとのチャンピオンシップシリーズでは出色の出来を見せており、ドジャース先発投手陣は4人合計28回2/3を投げて2失点と、無双レベルの投球を披露。

その中で、ブレイク・スネルが8回を打者24人で抑え、山本由伸が1失点完投勝利挙げつつ、大谷が7回途中無失点10奪三振かつ、いずれもの特大の3本塁打を放つという、個人としてのポストシーズン史上最高パフォーマンスを披露したのは記憶に新しいところだ。

ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)

一方、ブルージェイズはポストシーズンに入り、11試合で合計71点と、打線が猛威を振るっており、中でも主砲のゲレーロJr.はこの10月だけの成績を見ると、打率.442、OPS 1.440、6本塁打、12打点と、無敵状態を維持している。

ただし、投手陣はその11試合で49失点しており、先発ローテーションもポストシーズンに入り、複数の試合で先発登板した投手で安定した数字を残しているのは、ケビン・ガウズマン(防御率2.00)のみとなっている。

チャンピオンシップシリーズ第4戦で遂に目を覚ました打者・大谷を筆頭とした、大舞台に強いドジャースの強力打線の得点力の高さを考えると、やはり、ドジャース先発ローテーションvs.ブルージェイズ打線というマッチアップの勝敗は、そのままダイレクトにシリーズの行方を左右することになりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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