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野球 コラム 2025年10月17日

大谷翔平、スプリット復活に現地メディアが注目

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平(ドジャース)

ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズは、ドジャースが本拠地『ドジャースタジアム』での第3戦で、3-1の勝利を飾ったことでシリーズ3連勝とし、2年連続となるワールドシリーズ進出に王手をかけた。

ドジャースはスイープでのワールドシリーズ進出がかかる第4戦で、大谷翔平が先発登板する予定となっているが、『MLB.com』は現地16日付で、大谷が復活させた球種に関する記事を掲載している。

同サイトのデビッド・アドラー記者は、「オオタニの最新トリック?それはスプリットを復活させたこと」と題した記事を投稿。その冒頭で、「実のところ、ショウヘイ・オオタニが投球する際はこういうことが言える。彼は常にさらなるトリックを用意しているのである」と前置きした。

「7種類の球種を持ちつつ、その全てがエグいというのは、エースとして類稀なる能力だ。そして、このポストシーズンで魔術師オオタニは、既に最新のトリックを繰り出している」とした上で、「彼は最高の舞台でスプリットを復活させたのである」と綴った。

さらに同記者は、「オオタニの極上のスプリットが、彼のプレーオフにおけるキャリア初先発登板となったフィリーズ戦にて、相手の最高の打者に対して遂に復活を遂げた」。

「オオタニはかつての代名詞であるこの球種で、カイル・シュワーバーとブライス・ハーパーの両者から三振を奪ったのだが、この球種は2025年のプレーオフを迎える頃には絶滅寸前となっていた」とした。

その上で、「故に、ブルワーズは金曜夜のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズでオオタニがマウンドに立つ際、あらゆる状況に対応できるようにしておく必要がある。とはいえ、そもそもオオタニの投球全てに対して備えるのは、不可能に近いのだが」と続けた。

記事では、大谷がメジャーにやって来た際、「スプリットは彼にとって最高の武器だった」としつつ、「シーズンを追うごとに、スプリットの制球力を失っていった」。

そのことから、「今ではほとんど投げなくなった」とし、2018年の時点ではスプリットが大谷の全投球のうちの22%を占めていたのに対し、2025年のレギュラーシーズンではそれが5%にまで減少したことを示した。

その上で、記事では大谷のスプリットが「フィリーズ戦で突如として、再び姿を現した」とし、復活した二刀流スターの決め球について、「オオタニはフィリーズに対して、スプリットを10%ほど投げた」。

「ただし、オオタニが再びスプリットを投げたという単純な事実より、はるかに重要なのは、オオタニのスプリットが再び“良い”球に見えたという事実だ。スプリットはここ数年で最高の良さだった」と評した。

同記者は第4戦でブルワーズ打線と対戦する大谷について、「ブルワーズ戦でも(フィリーズ戦同様に)彼は策を練ってくるだろう」とした上で、「その策にスプリットが入っているかどうは、まだ分からない。しかし、何かしら切り札があるのは間違いないだろう」と伝えている。

J SPORTS編集部

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