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大谷翔平(ドジャース)
今年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズは、レギュラーシーズンのMLB最高勝率チームであるブルワーズと、ワールドシリーズ連覇を狙うドジャースという、ナ・リーグ横綱対決とも言えるマッチアップとなった。
この2チームはレギュラーシーズンで、それぞれの本拠地で3試合ずつ、計6度対戦しており、ブルワーズが6勝と2シリーズをスイープするドジャースキラーっぷりを見せている。
ちなみに、『MLB.com』のサラ・ラングス記者によると、シーズンでドジャースと5試合以上対戦したチームが、ドジャースを完全にスイープしたのは、今年のブルワーズが史上3例目のこと。
ただし、この6試合が行われた7月初旬から中旬にかけて、ブルワースはドジャースに対する6勝を含む11連勝と、今年最初の無双期間に入っていた(ブルワーズはその後、8月に14連勝を達成している)。
それに対し、ドジャースはブルワーズに喫した6敗を含めて2勝10敗と、今季最も弱っていたことを考慮すると、今回のシリーズにはレギュラーシーズンの直接対決とは違った筋書きが待っていると見るべきだろう。
ラインナップの戦力を比較すると、大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンのMVPトリオを擁するドジャースが個々の実力では勝っているものの、打線のつながりや機動力といった面で優れたブルワーズは、戦力の総和という部分で秀でており、甲乙つけ難い対戦といえる。
しかし、投手陣に関しては、先発ローテーションにブレイク・スネル、山本由伸、タイラー・グラスナウ、そして大谷が並ぶドジャースに軍配が上がる。ちなみに、『MLB.com』は現地12日付で発表した先発投手版パワーランキングでスネルを1位、大谷を2位、山本を4位、グラスナウを7位に格付けしている。
一方、ブルワーズからトップ10入りしたのは、第2戦で先発予定で8位のフレディ・ペラルタのみとなっており、このことからも、ドジャース先発投手陣の充実ぶりは明らかである。
さらにドジャースは大きな懸案事項だったブルペン問題が、新守護神・佐々木朗希の出現、そして先発投手のエメット・シーハンをセットアッパーとして起用することで解消しつつあるため、豪華先発投手陣に不測の事態でも起こらない限り、ゲームプランは立て易い状況にあるといえる。
ブルワーズとしては、ホームアドバンテージを活かしつつ、総合力で相手に勝るブルペンを武器に、なんとか最初の2戦で白星を飾り、優位に立った上でロサンゼルスへ乗り込みたいところだが、打撃絶不調の大谷がシリーズ序盤から目を覚ましてしまうと、このミッションは極度に達成が困難なものとなってしまうだろう。
なお、『MLB.com』は両チームの戦力比較記事の中で、「スターのパワーと豊富なポストシーズンの経験を持つ」ドジャースが4勝3敗でシリーズを制覇し、ワールドシリーズ進出を果たすと予想している。
J SPORTS 編集部
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