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ワイルドカードシリーズ第1戦後、誠也は長男ヒロトくんと会見
鈴木誠也外野手(31)はメジャー4年目でようやくたどり着いたポストシーズンの舞台。今永昇太投手(32)はメジャー2年目。ナ・リーグ中地区からワイルドカードで10月の戦いに臨んでいる。
「自分のことどうこうよりも、とにかく勝ちたいということだけ。それがたまたま今、いい結果になっています。どんどん攻撃的に相手にプレッシャーをかけられるようにやっていきたい」
カブスはパドレスに2勝1敗で地区シリーズ進出を決めた。誠也は試合後、シャンパンファイトで歓喜しながら、フォア・ザ・チームを強調した。
第1戦では、1点を追う5回先頭で左中間へ同点ソロ。この一発が流れを呼び込み、3-1で勝利。第2戦は落とすが、第3戦に勝利した。
鈴木はレギュラーシーズンのラスト4試合で4試合連続本塁打と調子を上げて、初のポストシーズンに臨んでいた。そして、ワイルドカードシリーズの初戦でアーチをかけ、5試合連続。この間は6本塁打と絶好調モードに入った。
挑む相手は地区優勝したブルワーズ。そして、両リーグ通じた最高勝率チームだ。
「同地区ですし、ずっと対戦しているチームなので素晴らしいチームなのも分かっています。現にリーグでもすごい強いチームだと思う。もう失うものはないですし、どんどん攻撃的に行って、また勝ってシャンパンファイトができるように、引き続き頑張りたいなと思います」
ワイルドカード開幕前、練習に向かう今永
1敗で迎えた10月6日の地区シリーズ第2戦では、1回に先制3ランを放った。この試合で先発した今永は、1回に3ランを被弾し、3回途中4失点で降板。
ワイルドカードシリーズの後には「正直、この(ポストシーズン独特の)雰囲気に飲まれてしまった部分もあります。でも、次からはしっかりと調整して、この雰囲気も込みで。次は相手ビジターも迎えるのでしっかり調整して、やりたいと思う」と話していた。
しかし、無念のKOで初のポストシーズンでは好結果がついてこない。リベンジのチャンスがあるとすれば、地区シリーズが第5戦までもつれ、投手総動員で今永もリリーフ待機する場合。もしくは、逆転でリーグ優勝決定シリーズに進出した際の先発だ。
2連敗で後がなくなったカブス。8日(日本時間9日)からは、ホームのシカゴに戻る。地元ファンのサポートを受け、まず1勝をつかみたい。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
X(旧:Twitter)
@YamadaMLB
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