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大谷翔平(ドジャース)
ドジャースがフィリーズに5-3で先勝した、現地10月4日(日本時間5日)のナショナルリーグディビジョンシリーズ第1戦では、日本人選手により、複数の史上初が成し遂げられた。
既報の通り、大谷翔平は「1番・指名打者兼投手」でスタメン出場し、投手としては6回3安打3失点と、クオリティスタートを達成。
MLB屈指の強力打線から9奪三振と、支配的なパフォーマンスを見せて勝利投手となったわけだが、ポストシーズンの試合で二刀流として出場したのは、今回の大谷が史上初だった。
また、ドジャースは7回以降、タイラー・グラスナウ、アレックス・ベシア、そして9回には佐々木朗希と、ベシア以外は全員先発投手を動員する形で勝利を手にしたのだが、9回を無失点に抑えた佐々木にセーブがついたことで、この試合は、史上初めてポストシーズンに日本人の先発投手と救援投手が勝利とセーブを記録した試合となった。
そんなドジャースの先発投手が躍動した試合について、現地紙『USAトゥデイ』は試合後、電子版に「皆がショウヘイ・オオタニによる『歴史を目撃する』なか、ドジャースがフィリーズに対して形勢逆転」と題した記事を掲載し、独特の言い回しでその顛末を伝えている。
記事を投稿したボブ・ナイチンゲール記者は、記事の冒頭で「これはハリウッドでは日常茶飯事だ」「映画の脚本は書かれ、その後、プロデューサーに盗用される」「独創的なアイディアは生み出されると、模倣される」とした。
そして、「今ここに、ロサンゼルス・ドジャースは、正に野球界でその手法を見せつけている」とした上で、「彼らはポストシーズンの公式を真似ているだけではなく、それを独自のものとして盗用しつつ、それが究極の目的地へ辿り着くための唯一の道筋であるかもしれないことも知っているのである」と伝えた。
続けて同記者は、「先月ブルペンが崩壊したドジャースは、このポストシーズンにその欠点を魔法のように克服する方法を見出し、4万5777人の観衆を前にした『シチズンズバンク・パーク』にて、フィラデルフィア・フィリーズに5-3で勝利した試合で、その青写真を披露した」と続けた。
さらに「ドジャースのゲームプランは、先発投手にできる限り長く投げてもらうというものであり、この夜はショウヘイ・オオタニがその役目を果たしたのだが、試合を締め括るのに伝統的なリリーバーを起用するのではなく、残りの先発ローテーションにその役割を担わせているのである」とした。
その上で、「その作戦は第1戦でドジャースにとってアカデミー賞受賞作の如く奏功し、7回にテオスカー・ヘルナンデスの3ランホームランで逆転すると、その後の3イニングは、突如としてリリーバーに転身した先発投手のおかげで、リードを守り切ることに成功した」と試合を振り返った。
その後、記事では2019年のワシントン・ナショナルズ、2018年のボストンレッドソックス、2014年のサンフランシスコ・ジャイアンツなど、ポストシーズンに先発投手を救援投手として起用した成功例を紹介。
佐々木については、「ドジャースはこの試合で彼が見せた投球の通り、ポストシーズンのクローザーを手に入れた」とした。
そして、ドジャースのリリーバーであるブレイク・トライネンによる、「復帰後の彼がやってのけていることは、僕らにとって天の恵みとなっている。あそこまで自信に満ち、支配的なのは素晴らしいこと。僕らはロウキ・ササキの投手としての真価を目の当たりにしているのだからね」とのコメントを伝えている。
J SPORTS 編集部
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