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MLBポストシーズン
『MLB.com』は現地3日、ポストシーズン版の打者パワーランキングを更新し、トップ10は以下の顔ぶれとなった。
1位:大谷翔平(ドジャース)
2位:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
3位:カイル・シュワーバー(フィリーズ)
4位:カル・ローリー(マリナーズ)
5位:ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)
6位:ムーキー・ベッツ(ドジャース)
7位:ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
8位:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
9位:フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
10位:フレディ・フリーマン(ドジャース)
ディビジョンシリーズの対戦カードで見ると、大注目のフィリーズvs.ドジャースから最多の5人がランクインしており、同カードが2つのMLB最強チームによるマッチアップであることを裏付ける結果となった。
一方、アメリカンリーグではブルージェイズvs.ヤンキースから3人がランクインしており、こちらの東地区対決も強打者の競演が楽しめそうなカードと言えそうだ。
2位に入ったジャッジに関しては、遂にポストシーズンで真価を発揮することができるかが、最大のみどころであることは言うをまたない。
この点について、同サイトの記事ではジャッジが、3シーズンで200 OPS+以上をマークしたことで、1961年以降では、バリー・ボンズ以来、2人目の快挙を達成したことについて触れた。
そして、「ジャッジがいつ、10月の伝説となるような驚異的な活躍をプレーオフで見せられるのか、あるいはそれを見せることができるのか、についての疑問は残ったままである」とした。
その上で、「彼はボストンと対戦したワイルドカードシリーズで、11打数4安打としたが、4安打は全て単打であり、ジャッジのポストシーズンにおけるキャリア通算のスラッシュライン(打率.212/出塁率.322/長打率.446)は、彼が4月から9月にかけて残してきた成績とはかけ離れている」。
「ボンズが10月に大活躍したとき、彼は38歳だった。ヤンキースはジャッジがもっと早くそれを成し遂げることを願っている」としている。
5位のスプリンガーについては、ポストシーズンでアストロズ時代のパフォーマンスを取り戻せるかどうかが鍵となりそうだが、これについて記事では、スプリンガーが2024年から2025年にかけて、両シーズンで400打席に到達した打者で最もwRC+を向上させた打者である点について指摘。
そして、「スプリンガーは7月の長打率を.640、8月を.714、9月を.663と、上がり3ヶ月で好調を維持した」と、このところのベテランスラッガーの打棒の勢いについて伝えた。
その上で、2017年のワールドシリーズでMVPを獲得したスプリンガーが、トロント移籍後はポストシーズンで長打を打てていないことについて触れ、豪打が復活した今年こそは、という含みを持たせている。
7位のスタントンは、これまでキャリアを通じて『ミスターオクトーバー』と称しても過言ではない実績を持っており、これについて記事では、「ポストシーズン史上、150打席以上を記録している201人の選手のうち、スタントンの長打率.630を上回るのは3人(ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ネルソン・クルーズ)のみ」と指摘。
そして、「スタントンはわずか44試合で18本塁打をマークしている。彼はこうした瞬間のために生きているようだ」とした上で、「このゲームにおいて、打席で快調なスタントンより恐ろしいものはほとんど存在せず、ブルージェイズはディビジョン・シリーズで、正にそれと戦わなければならないだろう」と論じている。
なお、同サイトは両チームの戦力分析の記事のなかで、先発ローテーションに駒の揃ったヤンキースの3勝1敗での勝ち上がりを予想している。
J SPORTS 編集部
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