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今永昇太(カブス)
スイープでのディビジョンシリーズ進出へ向け、カブスのクレイグ・カウンセル監督は、ワイルドカードシリーズ第2戦に秘策を用意していたようだ。
『リグレー・フィールド』で行われているパドレスとの初戦では、目下無双レベルの打撃を展開する鈴木誠也による同点アーチなどが出たカブスが、3-1で勝利を収めたのは既報の通り。
これで第2戦はパドレス先発のディラン・シースと、カブス先発の今永昇太による投げ合いになるかと思われたが、第1戦終了後、カウンセル監督はリリーバーであり、第1戦の8回に登板して無失点に抑える好投を見せたアンドリュー・キットレッジを、オープナーとして先発起用することを明言した。
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、現地9月30日(日本時間10月1日)付で投稿した記事で、同監督がポストシーズンを迎えるに当たって述べた「いいかい、役割なんて問題ではないんだ。だから私は『アウトゲッター(アウトを取る人)』という言葉を使っているんだ」。
「この時期はそういうことが起こるものだからね。『どうやって27アウトを取るか?』なんだ。それが全てなんだよ」とのコメントを引用した。
また、第2戦でのオープナー起用について、「カブスの先発日が通常通りであれば、第2戦は左腕のショウタ・イマナガとなるが、彼はキットリッジの後に長いイニングを投げることが見込まれている」とした。
その上で、「これにより、特に最近左腕が直面している本塁打問題を考慮し、イマナガと、パドレス打線の中軸との対戦を制限することができる。イマナガは直近6先発(34回2/3)で防御率を5.97とし、12本塁打を許しており、シーズン全体では144回2/3を投げて31本塁打を喫している」と、その狙いについて論じている。
なお、前述した通り、カブス打線では鈴木が目下5試合連続本塁打と、激アツ状態になっているが、MLBの本塁打連続試合数の最長記録はどうなっているのかというと、最長は8試合で、これまでケン・グリフィーJr.、ドン・マッティングリー、デール・ロングの3人が達成している。7試合連続ホーマーはこれまで6人が達成しており、6試合連続の達成者は25人となっている。
果たして鈴木の本塁打連続試合数は伸びるのか?そして、2番手登板の今永による復調は見られるのか?パドレスは第3戦を強いて、ダルビッシュ有にバトンを渡すことができるのか?シカゴでの第2戦は日本のファンにとって、間違いなくみどころに富んだ試合になるだろう。
J SPORTS 編集部
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