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2025年のポストシーズンを迎える上で、プレーオフに出場した全12球団の中で、最も勢いに乗っているのがガーディアンズだ。
何しろ、9月に入った時点で、首位を11ゲーム差で追うなか、現地9月4日のレイズ戦で70勝70敗と勝率を5割に戻すと、そこからはこの試合を含め、19勝4敗と破竹の勢いを見せ、一気に逆転でアメリカンリーグ中地区の地区優勝を果たしたのである。
ちなみに、『MLB.com』によると、現地7月9日の朝の時点では、当時地区首位だったタイガースとガーディアンズには、15.5ゲーム差があったのだが、「クリーブランドの15.5ゲーム差は、地区優勝(1969年以降)、あるいはリーグ優勝(1969年以前)を果たす上で克服した最大のゲーム差だった」とのこと。
そんな大逆転での地区優勝を果たしたガーディアンズが、現地9月30日(日本時間10月1日)から、クリーブランドの『プログレッシブ・フィールド』で開幕するワイルドカードシリーズで対戦するのは、奇しくも大逆転を許したタイガースである。
この両チームは昨季のディビジョンシリーズでも対戦しており、その際はガーディアンズが勝利してリーグチャンピオンシップシリーズ進出を果たしており、タイガースにとってはこのシリーズは、二重の意味で雪辱を果たす機会となる。
では、現地ではそんな因縁の対決について、勝敗の行方をどう占っているのだろうか。
『MLB.com』は現地29日付で、「MLB.comの識者がワイルドカードシリーズの勝者を選出」と題した記事を掲載し、各シリーズの勝敗予想を発表。上記の対決については、「このシリーズの予想は、我々の投票者の間でほぼ真っ二つに割れた」とした。
「絶好調を維持するガーディアンズが、2年連続でタイガースを撃破すると予想した人が僅かに多かったが、(第1戦はスクーバルが先発登板する)デトロイがシーズン前半の好調を取り戻し、ディビジョンシリーズに進出すると予想した人も多かった」と、僅差でガーディアンズ有利と見る声が多かったことを伝えている。
同記事では、識者による「ガーディアンズはデトロイトとの、ここ2週間の対戦成績を5勝1敗としており、プレーオフに臨むにあたり勢いに乗っている」「我々が2024年のメッツで目の当たりにしたように、10月へ向けた勢いは大きな意味を持っている」と言ったコメントを紹介している。
だが、同サイトでこのシリーズのポジション別戦力分析に関する記事を投稿したアンソニー・カストロビンス記者は、2勝1敗でタイガースの勝ち抜けを予想しており、ガーディアンズがタイガースとの直近2シリーズを勝ち越していることについて言及。
その上で、「私は平均の法則に惹かれる」としつつ、「才能あるチームを相手に、3週間で3シリーズに勝ち越すのは至難の業だ」「スクーバルが第1戦でタイガースの雰囲気を作るであろうことは明白であり、シーズン終盤の崩壊という打撃にもかかわらず、デトロイトがこのシリーズを勝ち抜く上で必要な力を奮い起こすだろう」と論じている。
破竹の勢いか、3度目の正直か。果たして結果は…。
J SPORTS 編集部
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