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吉田正尚(レッドソックス)
アメリカンリーグ東地区のライバル対決となったヤンキースと、レッドソックスによるワイルドカードシリーズはリーグ随一の攻撃と、リーグ屈指の守備が激突する注目の対戦カードとなった。
まずはざっくりと両チームが残したレギュラーシーズンの数字に注目してみよう。MLB最高の打撃力を誇るヤンキースは今季、アーロン・ジャッジ、ポール・ゴールドシュミット、コディ・ベリンジャー、ジャンカルロ・スタントンのMVPカルテットを打線に並べた(スタントンは途中離脱あり)。
チーム本塁打数(274)とチームOPS(.787)で、MLBトップに君臨。ジャッジ、ベリンジャー、そしてトレント・グリシャムのスタメン外野手3人だけで、計116本塁打を記録する破壊力を見せた。
一方、レッドソックスの方はというと、チーム本塁打数(186)はア・リーグ9位、チームOPS(.745)は同4位と、同地区のライバルには及ばないものの、投手陣は本拠地『フェンウェイ・パーク』のパークファクターが、今季ア・リーグで最も打者有利の指数を示すなか、チーム防御率(3.72)が同3位、そして被本塁打(164)が同1位と、素晴らしく安定した成績を残している。
この辺のデータからも、このカードは見応えのある投打の対決が期待できそうである。
開催地は3試合全て(2戦先勝方式により、第3戦は必要に応じて開催)ニューヨークのヤンキースタジアムとなるため、地の利はヤンキースにあるが、レッドソックスは今季直接対決でヤンキースに9勝4敗と勝ち越しており、ヤンキースタジアムでは5勝2敗と、『ルースの建てた家』を苦手とするどころか、あべこべに得意としており、この辺の実績はこのシリーズでスパイスとして効いてきそうな予感が漂っている。
日本のファン目線では、MLBキャリア初のポストシーズンとなる吉田正尚の活躍にも期待したいところだが、ヤンキースは第1戦でマックス・フリード、そして第2戦でカルロス・ロドンと、立て続けに左腕を先発起用する予定となっていることから、この2試合はベンチからのスタートとなる公算が高い。
仮に第3戦が行われる場合、ヤンキースはキャム・シュリトラーを先発マウンドに送るものと見られるため、吉田は満を持してスターティングラインナップに名を連ねることだろう。
なお、『MLB.com』が現地29日付で掲載した、このシリーズを展望する記事の中で、吉田はレッドソックスで好調な選手の筆頭としてピックアップされている。
記事では和製スラッガーについて、「ヨシダは7月に右肘関節唇手術から復帰後、数週間は大いに苦戦を強いられた」とした上で、「しかし、彼は最後の8試合で一気に好調に転じ、34打数13安打で、2二塁打、2本塁打、5打点をマークした」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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