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9月26日のダイヤモンドバックス戦前のダルビッシュ
プレーオフ前、最後の先発登板後。パドレスのダルビッシュ有投手(39)はダイヤモンドバックス戦で5回2失点とゲームメークし、5勝目を挙げた。試合後会見で覚悟を示すように語った。
「別にもう逃げも隠れもできませんから、ちゃんと自分の実力を1球目から、(体が)壊れてもいいという気持ちで投げたいと思います」
今季はオープン戦期間の3月中旬、右肘の炎症で離脱。5月中旬にはマイナー3Aでリハビリ登板に臨むも、右肘に異常が出て、復帰へのプロセスは後退した。
患部への負担から「スライダーを諦めないといけなくなるかもしれない」と投手生命を脅かす事態だった。しかし、リハビリを続け、復帰は7月にメジャー復帰した。メジャー復帰後は、中4~5日の登板間隔を軸にローテーションを崩すことなく務めた。
負傷したときは「全くそう(離脱せずに投げ続けられると)思えなかった」と自身の健康状態に不安を抱いた。
しかし、右肘を下げたフォームにするなど工夫。結果的に15先発(72イニング)を投げ、5勝5敗、防御率5.38の成績を残した。
「1回も(ローテーションを)空けることなく投げられたってことは、よかったかなと思いますね」。今季、90球を超えたのは1度だけ。80球、ときには70球台で交代を指示されることも多かった。
リリーフ投手を小刻みに傾倒するシルト監督の采配に加え、ポストシーズンを見据え、ダルビッシュの負傷を防ぎ、体力を温存する狙いもあった。近年、短期決戦では先発を早い段階で降板させる投手起用が主流。これを前提にアクセル全開で臨むつもりだ。
試合後、米メディアに取材対応するダルビッシュ
「最初から、1球目から思い切り投げることができると思う。そんなに(後半のイニングまで投手交代を)引っ張られないと思うので、そういうところも意識しながら投げていきたいなと思っています」
ペース配分の必要はない。行けるところまで、行く。それが「自分の実力を1球目から、(体が)壊れてもいいという気持ちで投げたい」という覚悟のコメントにつながっている。
パドレスは9月30日(日本時間10月1日)から開幕するワイルドカード・シリーズ(3回戦制=2勝で進出)は、敵地・シカゴでカブスと対戦する。ダルビッシュは2018年から3シーズンを過ごした愛着あるチーム、土地だ。
「すごく自分がお世話になった球団ですし、球場もそうですし、ファンの方々もすごく支えてくださった。またそういうところで投げる機会があれば、すごく幸せに感じながら投げたいなと思います」
パドレスのシルト監督はプレーオフでの先発を明言せず、ワイルドカード・シリーズでは、レギュラーシーズンでの先発はリリーフ待機する可能性も示唆している。ワールドシリーズ制覇まで必要な勝利数は「13」。ダルビッシュがすべてを尽くし、貢献する。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
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@YamadaMLB
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