人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

野球 コラム 2025年9月17日

10月のドジャースは豪華先発陣がブルペンの穴を埋めることができるのか?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
  • Line

大谷翔平(ドジャース)

ドジャースの大谷翔平は現地9月16日(日本時間17日)、本拠地『ドジャースタジタム』でのフィリーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。

マウンドでは今季ナ・リーグ東地区優勝チームを相手に、5回68球を投げ、無安打無失点、5奪三振1四球と、無双レベルのノーノーピッチングで勝利投手の権利を手にブルペンへバトンを渡した。

しかし、シーズン後半でドジャースのアキレス腱となっているブルペンが、この日も安定感を示すことができず、6回に一挙6失点を喫っしたことで、大谷の勝利は即座に消滅した。

なお、大谷は打席でも今季50号本塁打を放つなど、5打数2安打1打点と活躍したが、試合はドジャースが6-9敗れている。

◆試合結果
フィリーズ|0 0 0 0 0 6 0 0 3|9
ドジャース|0 3 0 1 0 0 0 2 0|6

このまま現状を維持して地区優勝を果たした場合、第3シードでのプレーオフ進出を果たすことになるドジャースだが、その先の熾烈なポストシーズンを勝ち進むには、なかなか解決できないブルペンの問題は喫緊の課題であるように見える。

しかし、現地の識者は、ここへ来て続々と主力選手が本調子を発揮し始めた先発ローテーションが、このブルペンの問題を解決する可能性を指摘している。

『MLB.com』のマイク・パトリエッロ記者は、現地16日付で「ドジャースはMLB最高の先発陣が穴だらけのブルペンを修復するかもしれない」と題した記事を投稿。

その冒頭で、昨季ワールドシリーズ制覇を遂げたドジャースが、ブルペンの奮闘によりポストシーズンを勝ち抜いたことについて振り返りつつ、「今年は真逆」とした。

その上で、現在のドジャースの投手陣について、「ブルペンは滅茶苦茶だが、突然、どうすれば良いのかわからないほど、先発投手が豊富になった」と表現した。

シーズン終盤へ来てドジャースの先発陣は、好投を続ける山本由伸を筆頭に、今季はそれぞれ負傷者リストで短くない期間を過ごしたクレイトン・カーショー、ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、そして大谷ら主力が本領を発揮。

MLB最強のローテーションを形成しているわけだが、同記者はそんなドジャースを2019年に豪華先発陣が脆弱なブルペンを補う形で、ワールドシリーズ制覇を果たしたナショナルズを引き合いに出し、「ドジャースも同じことをできる」とした。

続けて記事では、10月のドジャース投手陣を展望する上で「興味をそそる疑問」として、次の3点をあげた。

「カーショーは本当にリリーフとして起用されるのか、あるいはロースターから完全に除外されるのか?」「クラスナウか、オオタニをブルペンで起用することは可能か?」「ササキはまだオプションなのか?」と。

「これは期待されていた、あるいは恐れられていたドジャースの姿ではない。しかし、遂に調子を上げてきたムーキー・ベッツも、かつてないほど好調な先発ローテーションも擁していなかった、数週間前の青息吐息の集団でもない」とした。

そして、「どうやら、このチームは何かが違うようだ。これはブルペンに明確で疑いようのない弱点を抱えつつ、突如として先発投手陣が潤沢になったチームだ」と指摘。

さらに「彼らは10月に入り、我々がこのロースターを表現する上でほとんど使うことのない『オールドスクール』(昔かたぎ)と称されるチームになるかもしれない」と論じている。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ