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大谷翔平(ドジャース)
チームの苦境を救ったのはやはりこの男だった。ドジャースの大谷翔平は現地9月7日(日本時間8日)、『オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ』でのオリオールズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場すると、相手先発の菅野智之から初回と3回に、2打席連続で本塁打を放ち、チームを5-2の勝利へと導いた。
◆試合結果
ドジャース |1 0 2 1 0 0 0 0 1|5
オリオールズ|0 0 0 0 0 2 0 0 0|2
現地局『ESPN』は試合後、「ショウヘイ・オオタニが2ホーマーで苦しむドジャースの雰囲気を変える」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「痛恨の敗北により5連敗を喫したことから、ロサンゼルス・ドジャースは、散々な東海岸遠征の最終戦で、是が非でも活力を必要としていた」と前置き。
そして、「ショウヘイ・オオタニは、オリオールズとの日曜の試合の2球目を右翼スタンドへと運び、すぐさまその活力をもたらした。ドジャースの傑出したリードオフヒッターは、3回にも今季48号のソロ弾を放ち、ロサンゼルスが切望していた5-2の勝利の立役者となった」と伝えた。
記事によると、試合後にデーブ・ロバーツ監督は、「言うまでもなく、ショウヘイがホームランで試合の幕を開けたのは、かなり大きかった。ダグアウトの活力が見てとれた」と述べたとのこと。
また、この試合に先発登板し、6回途中2失点の好投で勝利投手となったクレイトン・カーショーは、大谷の先頭打者弾について、「いつであれ、序盤に得点できれば、かなり大きい。僕らにとっては、あっという間に1-0とリードできて、昨夜からの良いリセットにもなった。あれは良かったね」と述べている。
一方、『MLB.com』は大谷がこの日のリードオフ弾により、今季の先頭打者本塁打を12本とし、2年前にムーキー・ベッツが達成した球団記録に並んだことに注目しており、試合のレポート記事の中で、「この(2本塁打を放った)過程で、彼はMLB記録の追求を継続させた」とした。
そして、「オオタニは8月10日以来となったこの一発により、MLB歴代のシーズン先頭打者本塁打記録で、6人が並ぶ3位タイに浮上し、昨年カイル・シュワーバーが記録した歴代最多の15本まで3本差とした。2位は2003年のアルフォンソ・ソリアーノが達成した13本だ」と伝えている。
二刀流スターが、新たなMLB記録へ向け邁進している。
J SPORTS 編集部
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